つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

2014年7月 里山通信

2014-07-30 11:19:49 | 里山通信

もう学校は夏休み、暑い夏が始まった。
今月の里山歩き、地元で遊ぶ。

東大和市駅の前、都立薬用植物園の雑木林散策。
植物博士のYさん、Sさん解説に普段気にしていない
植物を沢山教えていただきました。

午後は東大和市郷土博物館のプラネタリウム見学。

今回は夏休み企画「キロボとミラタ」
今宇宙に行っているキロボ、あの広い宇宙で
何を見ているのだろうか。

今迄の紫の投影機に変って、
3月から
左の写真の新しい投影機に代わり、星の数も多く、
クリアに見えるようになったそうです。

 

 

 

 

 

 

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エッセイ  店頭風景(2)

2014-07-13 10:35:46 | エッセイ

証券会社で店頭業務をしていた時、カウンターに座って常に正面を見ていた。
正面と横に2つの出入口があったが、正面から入ってくる人は、用事があって来るので真っ直ぐに歩いてくる。
にこやかに入ってくる人は、担当者と話がまとまってその決済に、厳しい顔の人は、腑に落ちない、納得がいかないことを確かめに、緊張してこられる人は銘柄等の迷いを抱えている。

年に何度か「ギョ」とする人が入ってくる。
いかつい外国人が「何とかマネー、マネー」と早口で言いながら入ってくると一瞬ドキッとする。
通貨の両替の為なのだが、その説明には総務の男性が当たる。

フロアの壁はボードが点滅し、常に株価を知らせている。
その画面を見るために横の出入り口だけを利用する人も大勢いる。
当時バブル期が終わり、持っていた株式がどんどん値下がりが続いていた時期だったので、
面も青一色の日が多かった。
もしかしたら株式などしないような人も、バブルの時に土地や株式などに投資したから一喜一憂する。
赤い文字の多い日は、知らない人同士でも笑顔を交わしていた。

店頭には出していない業界新聞を、「新聞を頂戴」と言って、口座の無い人が何人か来る。
その時は新聞を探しに営業課に行く。
社員は読み終わっても、情報を確かめたり担当するお客様との説明に使ったりするのでいい顔はしない、電話中の社員の間をうろうろした。

やり手の営業課長がいた。
小柄なのに大きな社員を見上げながら、いつも厳しい言葉をかけている。
目が合うと「いいすっよ」とさっと出してくれるので時々甘える。

ある時、課長にお客様が訪ねてきた。
「お名前を」と尋ねると「かもです」という。
取り次ぐと怪訝そうに顔を出した。
「私はカモでしょ」
「よく言いますよ、葱の束はあるの」
珍しく冗談を言ってる課長を見た。


十五夜さんのイラストから

 

    課題【 入る・出る・留まる 】  

            先生の講評
                 私の仕事百選、その2の観。
                 
もっともっと書けるのではないかと思わせる体験と
                 人
間観察がある。
                 
課長の表現、セリフとも生き生きしている。
                 人間観察のたまもの。
                 

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