つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

巳斐の人たち(夜の街)

2018-02-24 10:39:57 | エッセイ

エッセイ 巳斐の人たち(夜の街)  課題【待つ・帰る】  2018.1.26

長男が入っていた町内のソフトボールチームのお母さんたちとよくおしゃべりをした。
その中でも監督の奥さん、宣ちゃんのお母さんとMさんには親しくしてもらった。
奥さんはパートで働きながらママさんバレーもして溌剌としていた。
馴れ初めを聞くと成人式の後に、監督を紹介をしてもらったとか。
それから一年後に結婚をして宣ちゃんが生まれた。
出会った時は三十代前半だった。
もう一人の友人Mさんは、奥さんが親しくしている人だった。その頃はみんな若かった。

夫も応援や打ち上げに参加して、町内の人たちと知り合い「今度は夜の街に行きましょうや」と何度か誘われた。
秋になりソフトボールの練習も少なくなった。
監督の兄貴分みたいな、少し強面のYさんから私も再三誘われ、私に行こうと言う。
子供達はどうするのかと言うと、「留守番させても大丈夫だよ」と強く言う。
子供が生まれてからは、夜の街に遊びに行くなどとは考えたことがなかった。

監督の奥さんに話すと行って見たいと言う。
Mさん夫婦も一緒に、広島の繁華街ナガレの少し妖しいバーに行った。
キラキラしたライトの向こうに、小雪さんと言ったような名前の、和服を艶めかしく着た女装の男性と、大きなイヤリングをつけたマスターがいた。
ひとしきりお酒がまわると、小雪さんはカウンターの中から、男性陣にきわどい突っ込みを入れて笑い、マスターは女性陣に話しかけながら姿を消した。
そして、突然黒いカーテンの向こうから、裸のマスターがお盆を持って現れ、ヌードショーが始まった。
あまりの事で驚いたが、踊りながら何かを言い盛り上げる。
只々笑った。

その時、小学校六年と一年生の息子に、どんな風に留守番をさせていたのだろうか。
夜の街に遊びに行く後ろめたさで、普段は時間をやかましく言っていたファミコンゲームをしていいよ、おやつも用意しておくからなどと言ったかもしれない。

二人は私達をどんな気持ちで待っていたのだろう。

  先生の講評・・・子育てとゲイバーの対比が面白い。
            工夫、計算がある。

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スカイツリー

2018-02-13 17:05:32 | 夫と・・・・。

 

初体験、スカイツリーに行ってきました。 
当日券を買うのに40分並び、エレベーターに乗るのに並び・・・

密室状態が嫌いな私、一番苦手なところでした。
高いところはそんなに怖くありませんでしたよ、念のため。

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エッセイ 巳斐の人たち(打ち上げ)

2018-02-06 16:04:21 | エッセイ

エッセイ 巳斐の人たち(打ち上げ)  課題 【冬・自由課題】  2018.1.12

町内にあるソフトボールチームの監督は、長男と同級生の宣ちゃんのお父さんだった。
三十代半ばの身体が大きく、いつもサングラスをかけ野太い声を出すので、やんちゃな子供達も言うことを聞く。

夕方、練習は六年生のキャプテンが声を出して始めるが、皆はふざけて言うことを聞かない。
そこに仕事を終えた監督の姿が見えると、途端にシャキッと持ち場に入り今までとは違った姿勢で練習が始まる。
それを下級生がじっと見ている。

試合に勝つと打ち上げがある。
監督が自宅を開放してくれることが多かった。
町内会や応援の人から差し入れがあり、母親たちも自分の家から漬物や煮物などを持ってくる。
大きなお勝手で料理をするが、特別立派なものではなく、ウインナーを炒め、空揚げとサラダを沢山つくり、派手な色のかまぼこを大皿に盛りつける。
こういう時の為に折り畳みの机を用意したと奥さんは言った。

ある時、流しで洗い物をしていたら、足元で何かを混ぜていたお母さんが、私を見上げて「ヘシタ?」と聞いた。
えっと思った。
おならをしたか?と聞いたのだと思った。
首を振ったが「ヘシタ?」とまた言う。
それを見ていた人が方言よと笑った。

方言はおもしろい、パン屋さんでいつも買う物を探していると「今日はミテルんよ」と言った。
満ちているのではなく、もう無いの意味だとか。

奥さんが子供達に「ハイ座りんさい」とテーブルに着かせ食事会が始まる。
たらふく食べた子供達は食後のおやつを貰い、応援に来た大人達と交代する。
その時、誰の子にと言う事もなく町内のおっちゃん、おばちゃんが声をかける。

「〇〇、よう投げおったな」
「駄目かも知れんと思ったんよ」
「あれで点を取られなかった」
「よく飛びついたな」
けん制が巧く行ったと、試合の話に盛り上がる。

子供達は試合もだが、大人に交じって話が出来るその興奮から、皆大きな声を張り上げる。

 先生の講評・・・下線の部分、笑いでむせた。
           でもどんな意味の方言なのか、説明がほしい。
           巧まざるユーモアのセンス、光る。

 つつじのつぶやき・・・「ヘシタ」は減らしたか?の意味です。
               教室の発表の時も、又先生は笑いまいました。

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また、雪!

2018-02-02 10:04:55 | つぶやき・・

 東京は、また雪です

雪が降ると、ベランダにヒヨドリが来ます。
この時だけ、リンゴの皮を少しあげます。

1月22日の雪が、まだとけきっていない道路の上に積もっています。
でも静かな雪です。
午後には止むとのこと、柔らかなうちに雪かきをします。
いい方法を見つけました。
しゃがんで、塵取りを使い道路の端にポンポンと投げていきます。
シャベルは持ち上げるのが大変なので、最近はこの方法にしています。

止んだらすぐに行動です。

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