里山通信2010度、今年もよろしくお願いいたします
毎年楽しみにしている新年会を、
今年も「梅の花」で行ないました。
12月はいつも休みなので、2ヶ月ぶりの顔合わせは賑やかです。
お料理を頂きながら、おしゃべりをし、時々笑顔もつくって、
かなり忙しい食事会になります。
「猫とアヒルが力を合わせ・・・」
（どう力を合わせるのか不思議ですが）
と、コマーシャルも言っているので、
何とか折り合いをつけて、無事に終わりました。
部屋の名前が、「痴」と書かれアンケート用紙を
配られたので、ギョとしたのですが
「痴陶人」の器だったようです。
出来上がった竹垣
新しい年が明けたら、ざわざわと忙しい日が続きました。
お正月は駅伝三昧の、シアワセな日々だったのですが、
夫が風邪を引いて、私に移したのです。
それを悪化させる事件が起きました。
床暖房のボイラーの寿命がつき、その交換に手間が掛かった上
ガスの配管が連休中は出来ないといわれ、震え上がっていたのです。
そして、あばら家のようだった竹垣を作り直して欲しいと、
去年の夏から頼んでいた植木屋さんが来てくれ、
それが、やっと終わりました。
駅伝の祝勝会がもう一つあるし、サークルの新年会も楽しみだし
私の誕生日も来るし・・・・しっかりしなくちゃ～ね。
キャベツ畑が真っ白
昨日、少し風邪気味だったけど、朝の散歩をしました。
身支度をしっかりとして、玉川上水の遊歩道に出ると、
きゅんとした寒さに身体が引き締まり、結構気持ちのいいものです。
ビックリました、畑が真っ白、「霜？ 雪・・・かな」
いつも出遭う男性が、「初雪でしょう」という。
２０１０年１月９日、「初雪」となるのでしょうか。
明けましておめでとうございます。元旦
エッセイ・従姉妹のたあちゃん
亡くなった母は、大正三年寅年生まれで、よく「私はごおうの寅よ」と
いっていた、強い寅だと言いたかったのだろうか。
九人兄妹の末っ子で、姉達とは大分年が離れていたから、年の近い姪た
ちと親しくしていた。特に近くに住む姪のたあちゃんとは、一見、姉妹
のようだった。
「叔母さん居る？」と声がすると、「たあーか？」母はうれしそうに迎
え、何だか、いつも頭をくっつけて、笑って話をしていた。
たあちゃんは、母より一回り下の寅年で、忠子と言う。忠義の忠と言う
字に寅年で、何となく勇ましく感じるが、はきはきした気持ちのいい人
だ。
５人姉妹の「長女でしっかりもの」、「目から鼻に抜ける」「子供のと
きはずーと級長だった」と、母は、妹のように自慢していた。
同じ長女で、従姉妹同士の私に、聞かせていたような気がする。
母の法事で、仏様と参列者に振舞う団子を作る事があった。義妹が、前
の日から米の粉を用意していた。
「お姉さん作り方を知っている？」と言うので「簡単よ、米の粉にお湯
を使うの、水は駄目、それを丸めて蒸かすのよ」知ったかぶりをして、
長女の貫禄をみせた。
次の日、朝から張り切って、こね台の米の粉にお湯を入れ、団子に丸めよう
としたが、ざらざらと手にくっついて円くならない。義妹と、「何か変だね」と言いな
がら、いびつな団子を蒸かした。硬くてざらざらした、おかしな団子が出来上がっ
た。弟も台所を覘いて、「何だ？、これ」と薄笑いを受かべる。
こんな時は、たあちゃんに聞くしかない、電話で事情を話すと、直ぐに来るという。
バイクの音がして、「あら、リ子ちゃん久しぶり」と、大きな笑顔で台所に入ってく
る。
「お湯を入れてから、ちゃんとこねた？、力を入れて、何回もこねるのよ」
こねる、こねるって事を知らなかった。
もう一度、柔らかな、丸い団子を作った。
従姉妹のたあちゃんは、何でも知っている。
課題【明治・大正】から
