つつじのつぶやき・・・東京は、「あっ」という間に梅雨明けしたのですね。
暑い、熱い、あつい毎日が・・・。
エッセイ 梅雨空 2019/7/26
生協で配達された、泥付きのラッキョウが、ビニール袋の中で汗をかいている。
袋から出し手に取ってみると、ぷくんと張りのあるいい出来だ。
水を張ったボールで、泥だらけのラッキョウを洗う。
かなりの泥が出た。
外の流しで洗えばよかったかなと、反省する。
三回程洗った後、根と軸を包丁で切り取り皮を剥く。
この皮を剥くのに、意外に手間が掛かり途中で投げ出したくなる。
お天気のせいだ。
皮を剥いた後、たっぷりの塩をまぶして一日置く。
台所が、すっかりラッキョウ臭くなった。
昨日八百屋さんで、梅を買ってきた。
走りの頃に一度梅ジュースを作ったが、すぐに無くなった。
今年二度目だ。
青梅を洗い、良く水気を拭く。
皮の部分を、フォークで刺して養分を出しやすくする。
二日程、冷凍庫で寝かせる。
凍った梅と氷砂糖を交互に入れ、最後にお酢をスプーン一杯入れて、時々混ぜる。
梅と氷砂糖が良く混じるように、時々瓶を揺する。
一週間程で、氷砂糖が解け、ジュースになる。
このレシピは、テレビで知った。
二回作ってその手順で上手くいった、来年も作りそうな気がする。
揺するのを忘れないように、カウンターに出して置いた。
不思議な事に、それが段々少なくなった。
ジュースが少し残っているグラスを見つけた。
「結構美味いよ」、夫の仕業だった。
すっきりしない日が多いが、北の窓辺に、ラッキョウと梅ジュースの瓶が並んだ、少し幸せかな。