つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

里山通信 2015年9月

2015-09-30 14:45:33 | 里山通信

今月の散策は、西武線小手指駅からバスで誓詞橋下車、砂川遺跡へ行く。
春、福寿草が咲くと心が揺れる風景ですが
今、土の中で、春一番に咲こうとかくれんぼ。

途中、見事な大木に足を止める。
狭山茶を作っているお宅のヒバの木、近くで拝見しました。

ここに行ったら素通りできない「まっくろクロスケ」の家へ。
お座敷にトトロが待っていてくれました。
縁側に、「お月見」のしつらえが。

 

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カタクリの湯

2015-09-26 15:50:58 | 夫と・・・・。

やっと秋空が戻った日、夫とカタクリの湯に行きました。
旧青梅街道、バス停三ツ藤下車。
住宅地から、4つのトンネルをぬける。

 



 

 横田のトンネルを抜け、右手に歩く「とカタクリの湯」がある。
露天風呂でいい気持になって、お座敷で昼食をとる。
しばらく休憩室でごろんと横になった後、
持参のおやつを食べに、
野山北公園の池のほとりに。

いい空気を吸ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

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エッセイ ヒデ伯母さん

2015-09-19 09:48:41 | エッセイ

エッセイ ヒデ伯母さん

プランターで育てたと、ピーマンと小さなトマトをお隣から頂いた。
トマトは皮が固く、味の方はもう少しだった。

小さなトマトと言えば、昔、よく母が言っていた、ヒデ伯母さんの「ちっちゃなトマトを持って」の話を思い出した。

私が覚えている伯母さんは、背が高く、痩せて顔が白かった。
喘息で、時々むせるような咳をしていた。
農家には嫁がず、勤め人と結婚して町に住んでいた。

男の子二人と、末っ子が女の子いたが、十歳過ぎたころ病気で亡くなった。

伯母さんの家は、八幡様の横の突き当りだった。
その頃、伯父さんはいなかった。
前の戦争で戦死したとのだと思う。
母に連れられてその家に行くと小さな家で、八幡様の大木が茂って日当たりの悪い庭があった。
従弟のお兄ちゃん二人は、どこかの工場に勤めていたようで、昼間は伯母さんが一人だった。
小さな玄関の上がり框はピカピカ光っていた。
手前の座敷は壁から天井まで白い紙が貼ってあり、そこに、手作りの飛行機が沢山ぶら下がっていた。
「カンがいくつも作って、ほら」と、下のお兄ちゃんのことを嬉しそうに話し指をさした。

時々伯母さんは、随分離れた私の家に歩いて来た。
私が水遊びをして濡れたパンツを履いたままでいると、「病気になったらどうするの」と母は叱られとか。
女の子を亡くしていたから気になったのだろう。
又、母の掃除がずぼらだと、いつも怒られたと言っていた。

伯母さんは、「〇〇に」と、まだ赤くならない小さなトマトを、お土産に持ってきた。
帰る時、母は米や味噌を風呂敷に包んで渡したと言う。

早死にした伯母さんのことを、「戦後、食べるものが無くて大変だった、いつも怒っていたが、生活が楽じゃなかったからだ、いい時もあったから、せつなかっただろう」と。

 

課題 【七十年・記憶する】
         
  
先生の講評  
     
 人と時代が浮かび上がる。
      心に沁み込んでくる文。
      ヒデ伯母さんの哀惜が背後にあるからだろう。
                       
   

   じのつぶやき ・・・ 教室では、戦争の悲惨さなど、またそれについての
                  考え方などの作品が多かった。

 

    

 

 

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お出かけ

2015-09-04 11:43:14 | つぶやき・・

暑い、暑いと言っているうちに、今度はずーと雨続き。
ご無沙汰していた義姉を、何とかお天気が持ちそうだからと
立川に誘いました。
朝10:00の映画は、古い「メリーポピンズ」
終わって隣のデパートで食事の前に
「一竹辻が花展」を見ました。
二度目ですが、又改めてその美しさに見とれてきました。
30年ほど前に住んでいた家の近くに、
一竹さんの工房が有って、変わった家だなと思ったことがありました。

まだの方は是非ご覧になったら・・・おすすめです。

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エッセイ 祈り

2015-09-02 13:10:17 | エッセイ

エッセイ 祈り

家には仏壇がない。

いつの頃からか、リビングの隅に、夫と私の両親の写真、そして夫が大好きだった長姉の写真が飾ってある。
私は朝一番にいれたお茶を供える。
そして「お早うございます」、「よろしくおねがいします」などと言って手を合わせる。

夫は長い間ぶつぶつ言いながら手を合わせる。
時々「何をお祈りするの」と聞くと「家族一人一人、離れて暮らす息子たちのこと全部だよ」という。
前は飼い犬のこともお願いしていた。

子ども達にも、試験や部活の試合等、緊張しているなと感じた時は、「お祖父ちゃんにお願いしていきなさい」などとけしかけたせいか、たまに帰ってきた時なども恥ずかしがらず手を合わせる。
そんな姿を孫達も見ている。

夫と二人きりの生活になると、ぐっと会話が少なくなったので、私は秘密を教えた。
「髪の毛を、毎日は洗わない」と言った。
「えっ、そうなの、毎日洗うものでしょう」初めて聞いたと言うように大袈裟に驚いている。
夫はお風呂と出かける時に、一日二回洗う。

私は、夏以外、お風呂から上がると、すぐ布団に入る。
濡れた髪では都合悪いから、昼のうちに洗う。
その後の濡れた髪のブローが面倒になってきた。
だから、出かける時は洗うが、何もないと一日おきになる。

「私は猫になったの、可愛い仔猫ちゃん」
「何だよ、猫って」
「犬はペットサロンでシャンプーをしてもらうけど、猫はしないでしょ」
「猫か、化け猫だな、道理で、バターの減りが早いと思った」と、横着をみぬく。

夫は、最近髪の毛に関心があり、育毛剤を買った。
後頭部がかなり厳しいのを感じている。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん、「髪の毛」よろしくと、お祈りに加わっている筈だ。

 

課題 【夏・自由課題】
         
  
先生の講評  
     
 ほほえましい朝の一刻。日常を描いて
      
小さなヤマ場がある。                       
   

   じのつぶやき ・・・ 褒めていただきました         

 

 

 

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