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つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

エッセイ 汽笛を聞いた

2019-07-28 14:37:12 | 楽しい仲間

エッセイ 汽笛を聞いた   課題【声・音】 2010・5・14

連休、青空、予定が無い。
夫が「何処か行きたい」と言う。

何日か前のテレビで、港を出る船の汽笛を聞いた時、「あ—懐かしいね」と、話した事がヒントになって、「そうだ横浜に行こうよ」と、早い決断をする。

みなとみらい線の終点、元町中華街で降り、改札口前のエレベーターで昇る。
ドアが開いたら、もうそこは外人墓地の直ぐ傍だ。
去年の秋、市のサークルで神奈川文学館に行った時、あの急な坂道を登らなくても、山手に行けてしまう便利さに驚いたが、夫はまだその事を知らない。

ワクワクしながら、エレベータを降りた、ビルの屋上が公園出口になっている。
夫は、思ったとおり、「え‐、すげえ」と満面の笑みで表に出て、大きく腕を広げた。

バブルがそろそろ終わりかけた頃、夫の転勤で横浜の本牧に住んでいた。
休日になると、港が見える丘公園や外人墓地まで、よく散歩をした。
山手の外人墓地へ行くには、ワシン坂という急な坂道を、かなり登っていくので、今度の地下鉄の終点からのコースは本当に楽だ。

山手の深い緑と、真っ青な空が眩しい。
古い石畳をゆっくりと楽しみながら、外人墓地から港が見える丘公園に行く。
遠くにベイブリッチが見える。

目の下には、横浜港が広がり、幾つもの倉庫が並び、その間を縫うように、高速道路を、大型のトレーラーがひっきりなしに走っている。

立て込んだ港に、大きな白い船が見えた。
汽笛を聞いたような気がした。が、したのだろうか。
船を見ると条件反射で聞いた気がするのは不思議だ。

本牧に住んでいた頃、近くのお寺に、除夜の鐘を撞きにいった。
鐘の音が響いたその後、港から、沢山の汽笛とドラの音が聞こえてきた。
新年を祝う汽笛だと、近くに居た人が教えてくれた。

 

 

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庭の花 2019.7.15

2019-07-14 13:50:48 | お部屋のこと

つつじの植え込みの中から顔を出した
カサブランカ

植え込みの後ろにひっそりとギボシの花
南沢の紫陽花を見に行った時に買った小さな鉢植えが・・・。

玄関わきに咲くたくましいミニバラ。

皆様梅雨の時期、お元気ですか?

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エッセイ お姉ちゃん 

2019-07-13 16:49:46 | 楽しい仲間

エッセイ お姉ちゃん  課題【目を閉じる・見つめる】 2013/2/8

独身時代、勤めていた会社の営業課に、エミちゃんという友達がいた。
いつもヒールの高い靴を履いていて元気な人だった。
考え方は現実的で、タレントの話や、運勢占いの事などの話には乗ってこない。

お酒が強く、酔うと少々癖が悪い。
ある時「キスをさせて」と抱きついてくるので振りほどいたら、洗面所の床に大の字にひっくりかえり、元の席に座らせるのが大変だった。
そんな時は、私が送っていくのだが、タクシーの中ではおとなしくしているのに、玄関を入ると、急に大きな声を出す。

お姉ちゃんと呼んでいる家族と一緒に住んでいたが、出迎えたお姉ちゃんは、肩口をつかんで、押し殺したような声で怒る。
すると「何とか、かんとか~」と反撃をするので、姉妹のいない私は随分びっくりした。

エミちゃんは、何年かして、健康食品の会社に転職したが、成績を上げて、大きな営業所の所長から役員になった。

その頃、お姉ちゃんは離婚していて、エミちゃんの扶養家族のようだった。
「とっても威張っているの、急に社員を連れてきて、キチンと持て成せ」、などと言うのよと、大柄な体を縮めるようにこぼしていた。
こんな話ができるのは、お姉ちゃんも会社にアルバイトに来ていたことがあって、私はエミちゃんよりも、優しいお姉ちゃんと親しくしていたからだ。

エミちゃんの退職後、京都に引っ越してしまったが、五年ほど前、お姉ちゃんは友人の法事で上京し、私の家に四日ほど泊まった。
「あの人は相変わらずよ、台風みたいな生活をしている」と突き放したように言う。
毎日スニーカーで二時間のウオーキング、体によいというものしか食べない、日常生活の無駄は全部省いていると。
色々な不満があるようだったが、結局、長い間エミちゃんを見守っている。

今年もお姉ちゃんからだけ、年賀状が届いた。

 

 

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谷川岳の珈琲(3)

2019-07-04 12:25:09 | エッセイ

エッセイ 谷川岳の珈琲 (3) 【自由課題・季節】 2017/9/29

悪天候の中、谷川岳に登り始めたがすぐに断念し、途中で安藤さんが入れてくれた「谷川岳の珈琲」を飲み、知り合いがいると言う水上に行くことになった。

「少し変わった人だけど、とってもいい人」安藤さんのてきぱきした言葉に、よく事情が呑み込めないまま、ついて行くことにした。

雨が本降りになり、人影のない駅で長い時間を待ち、やっと来た電車に乗って水上駅に降りた。
安藤さんはホームで人を探していたが、「行こう」と言って駅の裏通りにあるアパートに行き、慣れた手つきで鍵を探し、自分の家のように入った。
古い部屋の中は、安手の座卓と座布団が何枚も積んであった。

「ここは皆のたまり場なの」、皆とは山岳会のことらしかった。
部屋の持ち主はちゃんと居るが、登山の途中、天気の急変などがあった時は、何日でも泊まる人がいるのだと言う。

 温泉の観光客で賑う駅は、駅弁を売る人が大勢いてその一人が部屋の持ち主だと言う。
しばらくして、その人が帰ってきた。
若い人かと思ったら年配の男性で、安藤さんの紹介を笑顔で受けてくれた。

その人は、水上温泉の大きなホテルの仕出し駅弁を売っているので、いつもお客さんが使った後の温泉に入るとか。
「夜、遅くなったら温泉に連れて行くから、ひと眠りして待ってて」と言い、「商売、商売」と言いながら出かけて行った。

遠い日のことなので、あの晩のことや、次の日はどうしたのかが思い出せない。
後日、その人と、東京で飲みましょうと約束をしていたので、新宿の居酒屋に四人で集まった。

「ここに来る前、山岳会の若い衆が、パンツをプレゼントしてくれたよ」と言って、紙包みを広げ、色とりどりのパンツを見せてくれた。

 

 

 

 

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北側の窓辺

2019-07-01 16:06:44 | お部屋のこと

梅雨空の毎日、表に出かけられないから
気の向くままに小さな家事をこなしています。

暑い夏を乗り越すための保存食? 

ラッキョウの甘酢漬け
梅ジュース
残った蜂蜜にぼんやりしたリンゴを刻みました。

明日からのカスピ海ヨーグルトも参加。

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