染色教室が終わった後、夜の道後温泉本館に行ってきました。
忘年会シーズンでもあり、けっこうにぎわっておりました。 左端っこの忍者みたいなお兄さんは、人力車の車夫です。 一生懸命呼びかけるも、一向にお客は来てくれませんでした。 人ごとながら気になる~。
正面玄関の角を回って、北側へ来ました。
これこれ、これが見たかったの。 オレンジ一色の光り輝くツリー。
数日前から点灯しているという、みかんツリーです。 以前、見学に行った県庁の前に飾られていたのは見ました。 それが道後温泉に飾られて光っているということを知ったのは、去年の点灯を終わるというその日。 見られなかったのです。
なんでも、イケメン連という若者たちが、愛媛県産のみかん500個を使って作ったそうです。
みかんを、ナイフを使って皮をむぎ、中身は観光客に食べてもらって、その皮を乾かして接着剤で貼りつけてみかんの形にしているんだそうです。 わずかに皮の切れ目が見えるのがありますね。
みかん王国の愛媛を愛する人たちの思いが光っています。
同じ時、三脚にカメラを構えた男性が写真を撮っていました。 夜の撮影になると手ぶれが大きいので、 わたしはその辺の石柱にカメラを乗せて撮影。
時を告げる大太鼓が収められている振鷺閣の赤いガラス、細かな格子と手すりのすかしがシルエットで浮かび、切り絵のような美しさ。 レトロな温泉に派手なクリスマスイルミネーションは似合わないけれど、みかんツリーの暖かな光だと違和感なく見られました。
こちらは本物のみかんツリー。 夕暮れ時に撮影して、明るさとコントラストをいじってみましたら、どっちがどうだか分からないくらい似ているでしょう?
帰り道、遠くから火事のように赤々と見える場所があるので行ってみました。 東温市にある「さくらの湯」でした。
同じ温泉でもこちらはたくさんの電球を使ってのイルミネーションでしたが、駐車場のライトと調和して、幻想的な雰囲気をかもしだしていました。