あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

瓶ヶ森フラワーウォッチング2 小さな花々

2023-05-28 00:03:00 | 山登り・里山歩き
 フラワーウォッチングでは、山に踏み込むことはせず、道端の植物を観察します。

 フキのとう。花から綿毛へとなるのは見た事がなかったです。あんなに身近な植物なのに。


 コガネネコノメソウ


 周囲まで光り輝くような鮮やかな黄色。


 花はありませんが、シコクブシ。石鎚山系も他所と同じように、鹿の食害がひどく、貴重な植物がへっているそうですか、これは鹿も食べないので相対的に増えてきているそうです。※シコクブシはトリカブトの一種






 道路脇に鹿の糞がありました。





 意外な場所にあったカエルの卵。


 無事にカエルになれるのか心配です。少なくともオタマジャクシのあいだは水が必要ですが、ここは水たまり。干上がったらどうしましょう。

 今は岩山ですが夏になるとそれこそ花で
いっぱいになるんだそうです。


 石鎚山系は、温帯から亜寒帯までの植物が垂直分布している貴重な場所なんだそうです。日本列島で言うと、青森県あたりまでの植物が、山を登ることで見られるのです。

 その証拠に5月になっても氷の塊が残っていました。





 そしてダケカンバ。昔北海道で見たダケカンバの森はすごかった。




 ワチガイソウ





 シコクハタザオ
 




 エンゴサクですよね。名前を聞きのがしました。


 すみれは色々。違いが分かりませんが一つだけ覚えました。
 シハイスミレ。ピンクがかったスミレです。







葉の裏が紫なので紫背菫。先生の説明によると、山の植物には熾烈な紫外線獲得争いがあって、背の高い木はたっぷりと紫外線を浴びることができます。背の低い植物はそのおこぼれを浴びて生きています。もっとも低い、地を這うように生きている植物は、地面に落ちた紫外線の照り返しを葉裏で受けて生きているんだそうです。それを聞くと小さなスミレが愛おしくなりました。

 こちらはいっぱいあったスミレ。名前を忘れてました。



白いスミレもあったのですが、





その中に咲いていたこちらが気になって…



  タチイヌフグリ。残念、外来種でした。

 外来種といえば、西洋タンポポがいっぱい咲いているんですよ。これは、林道工事の重機にくっついてきた物だそうです。そのタンポポとしのぎを削っている花。



 これがねえ、専門家二人の意見が分かれましてー
 もしかしたら絶滅危惧種。






 小さなかわいい花です。その辺一帯、ぱあっと明るかったです。
 
 たまたま出会った、保護活動に取り組んでいる男性が、減りつつある貴重種の植物を教えてくれました。山の植物の中には、盗掘の心配のあるのもあります。や悲しいことです。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする