あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

剣山登山1 リフトに乗って

2021-11-03 00:30:04 | 山登り・里山歩き

 石鎚登山の1週間後、徳島県の剣山に登ってきました。県外へ出るのは1年10ヶ月ぶり。本当は、今年の山はこちらが本命で石鎚山はたまたま娘たちに便乗しただけだったんです。 剣山へ行くのは生まれて初めて。同じ四国なのに。とても楽しみでした。

 剣山て、途中までリフトに乗って、そこから1時間くらいで山頂まで登れるらしいです。石鎚に比べると大夫登りやすい、と言うことでした。なのでよっぽどツアーに参加しようと思っていたくらいですが、トラオパパが案内してくれるというので、ありがたく連れて行ってもらいました。

 お断りしておきますが、これからたびたび石鎚登山と比較した表現をすると思います。けれど、どちらがいいとか悪いとかそういう順位付けではありません。両方の山の個性を際立たせるための比較と思ってください。結論を言えば、どちらの山も好き。

 登山を始めるまでにずいぶん時間がかかりました。高速で1時間以上、下りてから1時間、やっとリフト乗り場の駐車場に着いたと思ったら、満車でさらに1,5㎞離れた駐車場まで行かなくてはなりませんでした。

 途中、路上駐車の車がたくさん。これは石鎚どころではない、人が多そう。私はまた1.5㎞も登ってくるのがいやだったので、途中で下りて先にリフト乗り場まで歩いて行くことにしました。

 結構周りの景色も楽しくてあまり苦労もせずに乗り場近くまで来ました。

 途中こんなところがあったのでわざわざ階段を上って見てみたり

 
 大きな岩の下に割れ目があって・・・・何かな?

 
 ウメモドキかなあ。

 
 駐車場近くまで来て振り返りました。



 大剣神社の前を通りました。が、お参りをせず通り過ぎました。1.5㎞下まで下った孫たち、裏道を通って早くも駐車場で待っているというものですから。でも、ちゃんと調べて来るべきでした。この神社が登山口でした。皆さん神社にお参りして登り、下りてきてまたお参りするんですね。登山者としてやはり山の神様にはご挨拶しておかなければ。



 娘たちと合流してリフト乗り場へ。

 リフトは間を開けず次々と客が乗り込みます。やはり人が多かったです。地面すれすれを通りますから、高い割には怖くなかったです。

 



 ナナカマドが綺麗に色づいて写真に撮りたかったけど、なかなか難しい。

 

 15分ほどで中腹の西島駅に着きました。駅の標高1750mだそうです。と言うことは? 頂上が1955mだから標高差205m。

 なんとまあ綺麗な景色だこと。




 かなり高い所に道が走っているのが見えました。わたしたちがドライブしてきた道は、 下の方かな?

 遠くの山並みは伊豫の山並み。右端の方に石鎚山があるらしいですが、雲がかかって見えませんでした。山々の重なりがとてもきれいでした。




 しばらく景色を見た後、いよいよ山頂目指します。剣山の山頂へはいろいろなルートがあるそうですが、わたしたちは最短コースを上りました。とにかく私や娘はトラオパパに全部お任せで、ろくに下調べもしてません。登山者の姿勢としてはよくないですねえ。あとでいろいろ後悔しました。 

 登り始めから急な坂。前にも後ろにも人がいて、のんびりと歩くというわけにはいきません。おまけに道を譲ろうとしても、狭いです。なかなかつらい登りでした。

 ちょっと人が途切れたところで後ろを振り返りました。こんな坂がしばらく続くんです。

 考えてみたら、標高1700m以上高い所までリフトに乗ってきたのです。体が慣れないのは当たり前。けれど登りながら見える景色がすばらしく、要所要所で立ち止まっては休憩がてら写真を撮りました。そういう人が結構いたので、上に来てからは、追われながらのぼるという感じではありませんでした。

 
 山の中に盆栽を置いたような景色。

 
 有名な松らしいです。剣山にはいろいろないわれがあるようですが、何も調べずに来ましたのでさっぱり。

 
 すばらしくお天気のいい日でした。ここで一休みして景色を眺めました。
 







 
 ここは分かれ道になっていて


 右へ行くと大劔神社経由で山頂へ、左に行くと鎖のある行場へいくらしいです。小さな神社がいくつもあるようでした。神社好きのウマオは右へ行きたかったようですが、帰りに神社へ寄るからと説得されて、まっすぐ上を目指しました。

 

 さらに10分ほど登ると頭上から冷たい水が落ちてきました。

 このいい天気なのに雨? でもなさそう。不思議でしたが、なおも行くと

 





 氷がまだ残っていました。 あの冷たい水は、木の上の氷が溶けて落ちていたのです。

 木に巻き付けられたネットは鹿よけでしょうか。

 

 
 つららが1本

 
 ここに来るまでこうした苔むした岩や木は少なかったように思います。石鎚はうっそうとした木立の中を歩くことが多く、こんな道が多かったです。なんだか懐かしいような気持ちになりました。

 
 
 登山ルートがいくつもあるためか、道が分かれる場所にはわかりやすい地図がありました。
 私は公園に行っても地図を写して、それを見ながら歩きます。とりあえず写しておきました。わたしたちが登ったのは、まん中のまっすぐ上に延びる青い道です。だいたい3分の2くらい登ったのでしょうか。この山は、頂上までの距離を示す道しるべがあまりありません。

 
 クマザサが多くなり、視界が開けてきました。下りてくる人が、「もうすぐですよ。」と声をかけてくれました。 時刻は11時45分。登り始めて55分たっていました。地図ではもう少し先まで40分とありましたから、やはりわたしのペースはゆっくりでしたね。


 
 さらに5分ほど登ると建物のある賑やかなところに出て、お守りなどを売っていました。これも神社なのかどうか。何だかわからないまま通り過ぎて,山頂を目指しました。

 

  

   

コメント (2)
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