季節外れに咲く花ー
昔は狂い咲きって言っていましたね。でも、こう言ってはあまりにもかわいそう、というより、人間の誤解かな? 花はただ季節を勘違いしただけと思います。
散歩の時にぱっと目に飛び込んできた赤。
これってヒガンバナよね。葉っぱをつけて咲くのを初めて見ました。鮮やかできれい。こんなふうに咲いたら、ヒガンバナの印象もずっとちがったでしょうに。
桜は、秋に咲いてしまううっかりやさんがよくいますね。どこかでソメイヨシノが咲いたと、ニュースで言っていましたが、ここにもいました。
八重桜
桜は多分温度差に敏感なのだと思います。
こちらは梨
けれど今年は滅多に間違えることのない花も勘違いしているようなのです。
アケビ
11月のホタルブクロ
極めつけは
つつじです。こんなにたくさん。花だけでなく、木その物が勘違いしています。その隣には真っ赤に色着いたニシキギの葉がすでに葉を落としていました。11月3日文化の日、四国霊場岩屋寺にて
こうやって特集が組めるほどたくさんの勘違い花。山道を一緒に歩いていたトラオはホタルブクロに気づきませんでした。子どもたちが中にホタルを入れて遊ぶのだと言うことももちろん知りません。こうして孫に伝える機会ができてよかったとは思うけど、季節感が薄れているのは人間も同じような気がして・・・ばあちゃんはちょっぴり次の世代に責任も感じたわけです。