桜三里でまたまた見つけました。 コンクリートの斜面に生えているたくましい植物の群れ。
どうやらクサギらしいです。
クサギ=臭木
その名の通り、独特の臭いがあります。 青臭さを強烈にしたような、それに漢方薬を混ぜ込んだような・・・・ においを言葉にするのはむずかしいですね。
ボタンクサギとは同じ仲間らしいです。 そういえば花の形が似ています。 どちらかというとわたしはこちらの清楚な愛らしさが好き。 それなのにクサギとは。
植物の中には、どうも気の毒な名前の持ち主がいくつかあって、ヘクソカズラだのクサギだのは、その典型的なものでしょう。 花が愛らしいとかの長所もあるのに、(人間から見た)欠点をあげつらって名前を付けたようで、かわいそうになります。 まあ、長所を覆い隠すほどにおいが目立つということでしょうか。 慣れるとあまり気にならないものですが。 それに触らなければ全くにおいはわかりません。
それにしてもクサギの仲間はかなり生命力が強いと見えます。 今年のほとんど雨の降らない暑さの中で、コンクリートのわずかな隙間からはいだして花を咲かせるのですから。
よく見ると何匹ものチョウが飛んでいます。
アゲハチョウ? いや、羽の模様がアゲハチョウよりあっさりとしています。 なんというチョウでしょうか。
これがカラスアゲハですよね。多分。 クロアゲハより青みがかって模様も華やかです。
ちょっとじっとしてくれるといいんだけどー。
ボタンクサギは道から少し入った広場に咲いていましたが、ここは車がひっきりなしに通る国道ぶちです。 ちょうちょだって落ち着きませんよね。 わたしも、斜面にへばりつくようにしてトラックをよけながらの撮影です。 こわい・・・・。 そして車の人から見れば、道ばたで小さくなってカメラをかまえているわたしは、多分変な人。