あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小さな梨の実

2008-08-15 00:40:22 | 植物

 我が家に植わっている果物・・・・・さくらんぼから始まって(今年は大して採れなかったけど) 桑の実、びわ、すもも、桃ととぎれることなく実ってわたしの舌を楽しませてくれましたが、桃が落ちてしまってからは、後に続く果物がありません。 いえ、あるにはあるのですがー
  ブラックベリーはこの暑さでひからびています。 いちじくは去年の秋植えたので実がなるのはまだまだ先のようです。 もう少ししたらナツメが食べ頃かな。 でも、ナツメはちょっとかじってはみるもののあまりー。 夏だいだいがあるけれどすっぱくて食べたことありません。 ミラクルフルーツといっしょなら食べられるかしらん。 そうそう、ブルーベリーが熟れかけています。でも量がしれてます。



 でももう少ししたらー


 


 栗です。 初めて実をつけました。 桃栗三年柿八年というけれど、本当にぶじおくんが植えて3,4年目です。 楽しみ。


 それで、ちょうど今頃食べられる果物がないのです。 今頃食べられると言えば・・・・・・


 梨! 梨がいいなあ。 わたし、果物の中でも特に桃と梨が好き。 食事代わりに梨でもいいくらいです。



 子どもたちが小学生の頃はうちにも立派な梨の木がありました。 鑑賞にもなるからといって知り合いの人からもらってきたのですが、 鑑賞にというくらいですから、実にはまったく期待していませんでした。ところが、その梨の木は、小さな実を鈴なりにつけました。 そして、ちょうど手頃なところから枝分かれしたその木は、子どもたちの格好の遊び場になりました。 お友だちをつれてきては木登りをし、おやつ代わりに梨を食べ、おみやげに袋いっぱい詰めてあげていたそうなんです。 (わたしは仕事から帰ってそんな話を聞くだけでしたが)
 その梨の実は、大きさはひめリンゴを少々大きくしたくらい。 一口か二口で食べられる小さな梨でした。 でも味は絶品で、よく手入れされた梨でもここまでおいしくはないだろうと思えるほどでした。 大人たちは、見かけの悪さから梨をみくびって食べようとはしませんでしたが、 それが見かけによらないことを教えてくれたのはぶじこです。


 そして、おみやげにまずそうな梨をいっぱい持って帰った子のおうちでもー


 「どしたん、こんなにようけ(たくさん)もろて(貰って)きて。こんなもん、もろてこられんがね。」 じゃまくさいという気持ちがありあり。
 「お母さん、これおいしいんよ、食べてみ。」
 「あら、ほんと!! こんなにようけ、気の毒に。 お礼言うとかにゃ。」
 こんなやりとりがあったと、お礼の電話で教えてくれました。


 でもある年、突然に梨の木は枯れてしまいました。 我が家に笑顔をもたらしてくれた梨でしたのに。


 ところが、このあいだ


 
 見つけました。 小さな梨の実。


    


 家の前の荒れ地にです。 ここは都会に出てしまった親戚の土地です。 数年前から細々と梨の花が咲いているのは気づいていましたが、まさか実がなっているとは。



 まだ細い小さい木です。 もともとあったのかなあ。 それとも鳥が種を落としていったのでしょうか。 セイタカアワダチソウに埋もれながらがんばって生きています。
 持ち主があって、ないような梨の木ですから1個ちょうだいしてもいいかな? 食べてみましたら、放置されているにもかかわらず美味。 昔の小さな梨の実の味を思い出しました。


 梨の木、また植えたいですねぇ。 でももう植える場所がねぇ。


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