仕事の道楽化

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箸よく盤水を回す

2010年04月04日 | 教師修業
3月まで6年間勤務した学校では、全校児童でいろいろな実践をしている。

例えば、全校百人一首大会、朝の柔軟体操、入れ替えかけっこ、長縄大会、基礎の時間、午前5時間制、4つの躾(朝の挨拶、返事、履き物揃え、立腰)、・・・等々である。

自分が勤務校にいる6年間で、たくさんの実践ができ、学校全体で行い、定着してきた。6年前には想像できなかったことである。上記の実践は、自分のやりたいことではあったが、学校全体でできるようになるとは初めは思わなかった。子ども達、保護者、そして教員仲間のおかげである。

 本当に自分は、周りの方々に恵まれている。子どもにとって価値ある実践は前向きに取り組もうとする方々ばかりだった。また、自分が提案したことに対して、もっと子ども達の実態にあった手だてを示していただくことも多かった。

 おかげで6年前には構想でしかなかったことが、今はどの学級でもできている。他の学校にまで広がっている実践まである。

 その事実を見ると、「箸(はし)よく盤水(ばんすい)を回す」という言葉を連想した。これは、鍵山秀三郎氏の日めくりカレンダーにある言葉である。

 カレンダーには、次のような解説が書いてある。

「盤水」とは盤(丸い皿、たらい)の中の水のことです。箸一本で回しても、最初は箸しか回りません。ところが、根気よく回し続けておりますと、水全部が大きな渦になって回るようになります。

 自分の構想でしかなかったイメージが、周りの人たちの協力で、学校全体を巻き込む渦になっている。1年目、2年目、3年目・・・と、だんだん大きな渦になった。

「思い(念)は現実化する」と、確信している。

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