仕事の道楽化

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ボケないためには、「キョウヨウ」と「キョウイク」がなくちゃいけない?

2018年02月24日 | 本と雑誌
 面白くて、ためになる本を読んだ。プロローグには、次の話が紹介してある。


 ある集まりで、まもなく百歳を迎えるというのに、矍鑠として、特に頭の柔軟さは、一回りも二回りも若い私たちも敵わないという大先輩に、その秘訣を尋ねました。

 するとその大先輩は、
「やはりボケないためには、教養と教育がなくちゃいけない。」
と言います。この答えを聞いて、中には、「うんそうだそうだ。なんといっても頭脳活動のもとは教養と教育でしょうからね。その点、私など本が好きだし、しっかり大学にも通ったし・・・」などと、いかにも納得した様子を見せた人もいました。

 しかし私は、正直言って意外だったので、こう反論しました。
「でも先輩、お言葉を返すようですが、けっこういい大学を出て、本もたくさん読み、教養も教育も十分あったはずのの人が、ボケちゃったという話をよく聞きますよ。」

 するとその大先輩はこう言ったのです。
「ダメだなあ、キミたちは。そんなことだから早くボケるんだよ。あのね、キョウヨウっていうのはね、教養じゃなく、今日、用があること、キョウイクとは教育ではなく、今日、行くところがあるってことなんだよ。キミらもね、今日用がない、今日行くところがない、となったらもうボケるしかないんだよ。」

これには、居並ぶそうそうたるメンバーも、完全に一本とられ、その場は大爆笑に包まれました。




 こういう受け答えが出来る高齢者に憧れる。


 「教養と教育が大切」と言った方に、反論した方も面白い。常に自分の体験と照らし合わせながら人の話を聞いているのだろう。
この反論してさらに突っ込んだ聴き方をしたのが、筆者である多湖輝氏である。

本は、「100歳になっても脳を元気に動かす習慣術」 多湖輝 著 (日本新書)

 このエピソード以外にも、毎日の生活の中で、すぐにでも出来る頭の若返り法、老化防止法が書かれている。

 実は、4年くらい前にも、この本をブログで紹介していた。久しぶりにこの本を読んだけれども、やはり面白い。
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