初めて梅小路蒸気機関車館を訪ねました。

平成16年度に国の重要文化財に指定されました。
扇形をした機関庫、引き込み線を含めて指定されています。
1から20までの番号が付けられた機関庫に、かつて日本の陸上交通を支えたSLが、
ゆったりと体を休めています。

機関車庫に憩うSLを見ながら、不謹慎ながら、
お馬を連想してしまいました。
かつて、煙や蒸気を吹き上げて牽引していた力強い姿から、
厩舎で憩うサラブレッドを思い浮かべました。しかし、よく考えると、
ソリを引いて走る「ばんえい競馬」の「ばんば」のイメージかもしれません!
蒸気機関車の形式は、昭和3(1928)年に規定された車両称号規定によっているそうで、
動輪の軸の数をアルファベットで表したものと、数字を組み合わせています。
Aは1軸、Bは2軸、Cは3軸、Dは4軸のものを表しています。
アルファベットの次の数字の、10-49はタンク機関車(炭水車がついていない機関車)を表し、
50~99は、テンダ機関車(炭水車がついている機関車)を表しています。
その次の数字は、機関車の製造順に付けられています。
蒸気機関車の魅力は、何と言っても煙をはいて走る姿です。
いつでも走れるのが動態保存のSLです。
ここには動態保存されているSLが7両ありました。

まず、この日「スチーム号」を牽引していたC612号機。
昭和23(1948)年、三菱重工製。宮崎機関区から移ってきました。
D51のボイラーに、C57の足回りを組み合わせてつくったといわれています。
C61形は、昭和22(1947)年から昭和24(1949)年にかけて、
急行列車用に33両が製造されたそうです。

二つ目は、C622号機。
この日は11番機関庫におりました。
昭和23(1948)年日立製作所製、小樽築港機関区から移って来ました。

デフレクターにつばめのマークがついています。
かつて、特急つばめや急行ニセコを牽引していました。
C62形(愛称シロクニ)は、昭和23(1948)年から昭和24(1949)年に、
49両が製造されたようです。
長さ21.675mという日本最大で最強の旅客用機関車で、
最も人気のある蒸気機関車でした。

三つ目は、D51200号機。
昭和13(1938)年、鉄道省浜松工場製。中津川機関区から移ってきました。
この日は、3番の機関庫にいました。
3番の機関庫付近は、ススでかなり汚れていました。
住まいというより、整備工場として機能しているところです。
D51200は、スチーム号の牽引の仕事をしているときもあるそうです。
D51形(愛称デゴイチ)は、戦時中の貨物輸送のため、
昭和11(1935)年から昭和25(1950)年までに1,184両が製造されたSLの雄。
愛称「デゴイチ」はSLの代名詞になっています。
われわれ岡山県人は、かつて、
伯備線で貨物列車を3重連で牽引していた雄姿をすぐ思い出すことができます。

これは、D511号機。D51形の1号機です。これは動態保存ではありません。
初期に製造された95両には、機関車のボイラー部分の上におおいがついており、
「ナメクジ形」と呼ばれています。

四つ目は、8630号機(8620形)
愛称「ハチロク」
大正3(1914年)汽車製造製。弘前機関区からやってきました。
この日は、6番機関庫に頭から奥に入っていましたが、
スチーム号の牽引の仕事もやっているそうです。
8620形は、昭和3(1928)年の車両称号規定以前の製造のため、
以前のままの形式で表されています。
日本発の国産旅客用テンダー蒸気機関車として、鉄道院(鉄道省の前身)が設計したそうです。
大正3(1914)年から大正12(1923)年まで、732両が製造されました。
台湾や樺太で活躍した仲間もいました。

五つ目は、B2010号機(B20形)
昭和21(1946)年、立山重工業製。鹿児島機関区からやってきました。
動輪2軸のSL。全体の形と大きさから、大正時代製だと思いましたが、
実は戦後に製造された機関車でした。
10号機は、姫路や鹿児島で活躍したそうです。
10番機関庫の住人で、後ろにいた1080号機と同居していました。
B20形は15両がつくられ、主に構内での入れ替え輸送に使われたたそうです。
動態保存のSL7両のうち、現在、2両が出張中でした。

C571号機(C57形)です。愛称「シゴナナ」または「貴婦人」。
山口県で、土・日曜日と祭日に、JR山口線の「SLやまぐち号」を牽引しています。
昭和12(1937)年川崎車両で製造され、
新津機関区から佐倉機関区を経てここにやってきました。
C57形は、昭和12(1937)年から昭和28(1953)年までに215両が製造されました。
「貴婦人」と呼ばれるように美しい機関車です。
もう1両は、C56160号機です。
昭和14(1939)年川崎車両製。上諏訪機関区からやってきた機関車です。
SL北びわこ号として、また、JR山口線のイベント列車の牽引機として、
今も現役機関車として活躍しています。
C56形は、昭和10(1935)年から昭和14(1939)年にかけて、
160両が製造されたそうです。
C56160号機は、その1番最後に製造された最も新しい機関車です。
愛称は「シゴロク」または「ポニー」。
残念ながら写真がありません。
次に、各地での仕事が終わって帰って来たら、
梅小路蒸気機関車館を訪ねて会いたいと思っています。

平成16年度に国の重要文化財に指定されました。
扇形をした機関庫、引き込み線を含めて指定されています。
1から20までの番号が付けられた機関庫に、かつて日本の陸上交通を支えたSLが、
ゆったりと体を休めています。

機関車庫に憩うSLを見ながら、不謹慎ながら、
お馬を連想してしまいました。
かつて、煙や蒸気を吹き上げて牽引していた力強い姿から、
厩舎で憩うサラブレッドを思い浮かべました。しかし、よく考えると、
ソリを引いて走る「ばんえい競馬」の「ばんば」のイメージかもしれません!
蒸気機関車の形式は、昭和3(1928)年に規定された車両称号規定によっているそうで、
動輪の軸の数をアルファベットで表したものと、数字を組み合わせています。
Aは1軸、Bは2軸、Cは3軸、Dは4軸のものを表しています。
アルファベットの次の数字の、10-49はタンク機関車(炭水車がついていない機関車)を表し、
50~99は、テンダ機関車(炭水車がついている機関車)を表しています。
その次の数字は、機関車の製造順に付けられています。
蒸気機関車の魅力は、何と言っても煙をはいて走る姿です。
いつでも走れるのが動態保存のSLです。
ここには動態保存されているSLが7両ありました。

まず、この日「スチーム号」を牽引していたC612号機。
昭和23(1948)年、三菱重工製。宮崎機関区から移ってきました。
D51のボイラーに、C57の足回りを組み合わせてつくったといわれています。
C61形は、昭和22(1947)年から昭和24(1949)年にかけて、
急行列車用に33両が製造されたそうです。

二つ目は、C622号機。
この日は11番機関庫におりました。
昭和23(1948)年日立製作所製、小樽築港機関区から移って来ました。

デフレクターにつばめのマークがついています。
かつて、特急つばめや急行ニセコを牽引していました。
C62形(愛称シロクニ)は、昭和23(1948)年から昭和24(1949)年に、
49両が製造されたようです。
長さ21.675mという日本最大で最強の旅客用機関車で、
最も人気のある蒸気機関車でした。

三つ目は、D51200号機。
昭和13(1938)年、鉄道省浜松工場製。中津川機関区から移ってきました。
この日は、3番の機関庫にいました。
3番の機関庫付近は、ススでかなり汚れていました。
住まいというより、整備工場として機能しているところです。
D51200は、スチーム号の牽引の仕事をしているときもあるそうです。
D51形(愛称デゴイチ)は、戦時中の貨物輸送のため、
昭和11(1935)年から昭和25(1950)年までに1,184両が製造されたSLの雄。
愛称「デゴイチ」はSLの代名詞になっています。
われわれ岡山県人は、かつて、
伯備線で貨物列車を3重連で牽引していた雄姿をすぐ思い出すことができます。

これは、D511号機。D51形の1号機です。これは動態保存ではありません。
初期に製造された95両には、機関車のボイラー部分の上におおいがついており、
「ナメクジ形」と呼ばれています。

四つ目は、8630号機(8620形)
愛称「ハチロク」
大正3(1914年)汽車製造製。弘前機関区からやってきました。
この日は、6番機関庫に頭から奥に入っていましたが、
スチーム号の牽引の仕事もやっているそうです。
8620形は、昭和3(1928)年の車両称号規定以前の製造のため、
以前のままの形式で表されています。
日本発の国産旅客用テンダー蒸気機関車として、鉄道院(鉄道省の前身)が設計したそうです。
大正3(1914)年から大正12(1923)年まで、732両が製造されました。
台湾や樺太で活躍した仲間もいました。

五つ目は、B2010号機(B20形)
昭和21(1946)年、立山重工業製。鹿児島機関区からやってきました。
動輪2軸のSL。全体の形と大きさから、大正時代製だと思いましたが、
実は戦後に製造された機関車でした。
10号機は、姫路や鹿児島で活躍したそうです。
10番機関庫の住人で、後ろにいた1080号機と同居していました。
B20形は15両がつくられ、主に構内での入れ替え輸送に使われたたそうです。
動態保存のSL7両のうち、現在、2両が出張中でした。

C571号機(C57形)です。愛称「シゴナナ」または「貴婦人」。
山口県で、土・日曜日と祭日に、JR山口線の「SLやまぐち号」を牽引しています。
昭和12(1937)年川崎車両で製造され、
新津機関区から佐倉機関区を経てここにやってきました。
C57形は、昭和12(1937)年から昭和28(1953)年までに215両が製造されました。
「貴婦人」と呼ばれるように美しい機関車です。
もう1両は、C56160号機です。
昭和14(1939)年川崎車両製。上諏訪機関区からやってきた機関車です。
SL北びわこ号として、また、JR山口線のイベント列車の牽引機として、
今も現役機関車として活躍しています。
C56形は、昭和10(1935)年から昭和14(1939)年にかけて、
160両が製造されたそうです。
C56160号機は、その1番最後に製造された最も新しい機関車です。
愛称は「シゴロク」または「ポニー」。
残念ながら写真がありません。
次に、各地での仕事が終わって帰って来たら、
梅小路蒸気機関車館を訪ねて会いたいと思っています。
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