ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

妖姫ダルシベラ グウィノール年代記2 縞田理理著 中央公論新社

2011-06-17 10:31:43 | ファンタジー

段落毎に主人公が入れ替わり主人公視点で物語が進行するのですが、頻繁に第三者視点の書き込みが入ります。

イメージ描きながらの読書は、はっきりいってきついです。主人公=自分視点のイメージに、しょっちゅうナレーションあるいはト書きがかぶさってくる感じといえばいいでしょうか。で、段落毎に、誰の視点に移るかってのがあるしで、一気読みは無理でした。

さらにきつかったのが、タイトルにもあるダルシベラなのですが、結婚するほどの年齢なのに幼女言葉・・・・それも徹底しきれていません。これを、自分視点でイメージさせられるのは、きつすぎます!

こんな幼女言葉を話す日本人も、そんなにはいないだろうし、大人と話すようになれば、すぐ使わなくなるはずですから。で、このお話では、親は貴族ですよ?性格・精神異常を強調したかったのでしょうが、やりすぎじゃないでしょうか?

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衝撃のオーパーツ!恐竜ミステリー 南山宏著 双葉社

2011-06-16 07:09:43 | 本と雑誌

よくぞ、これだけ集めましたっていう珍説奇説集です。

ただただ、おもしろければいいやというしろものに成り下がっています。

都合のいい言い分だけを並べて、証明とか言われても・・・・

内容全部に私でもつっこみいれられそうなそうなとこが、ある意味すごいです。

例として最初の2つ:

その1:カブレラストーン

 石の年代が12000年以上前ということらしいんですが、丸い石だから、素材の年代を測定したんでしょう。素材の年代=石の成立=丸い石に変化=刻み込みを全部同じ時代としているのがそもそも無茶苦茶。素材が石になるのは、上からの圧力でなるらしいのですが、それが丸い石になるためには、海か川で表土を失ってから、水の力で割れてあちこち転がらされて丸くなるしかないでしょう。ここまで何年かかるんでしょうかね。

 次に線刻画というらしいんですが、写真で見ると、きれいな細い線で削られています。太さは、どれも同じに見えます。この加工ができるのは、何でしょうか?石じゃないでしょう。鉄を使ったとみるのが妥当でしょう。南米には、ヨーロッパ人が渡るまで鉄を使うことが知られていなかったようです。鉄が伝わったあと、誰かがいたずらで作ったものに意外な用途と人気があったので、みんなが、こぞって作ったと考えるのが妥当です。

その2:北米の恐竜岩絵

 北米は恐竜の化石がいっぱいあるようです。うらやましいですね~ さて、骨に見えるそれらが普通にころがっているのを見つけた人は、どう考えるでしょうか。生きている姿を見ていなくても生きている姿は想像するでしょうし、なぜ今いないのかという理由こそ考えるでしょう。それらが、岩絵であり、伝説でしょう。同じことは、地球のどこでも一緒でしょう。なお、まともな化石が残っていなそうな日本では、その手の話は、中国あたりからしか伝わっていないようで残念です。

岩絵に縮尺の違いがどうのこうのってありますが、たまたま見つかった骨が、そのくらいの大きさだったからというだけでしょうね。~でかすぎる骨では、何がなんだかわからないだろうし、そもそも掘り出せないでしょうね。

追記:アカンバロ恐竜土偶の項で、土偶と一緒にいまっているはずのものは、一切調べずに(調べたらまずい結果が出たので隠したのかも)、土偶そのものの年代を調べたとあります。つまり、素材の土の年代を調べたわけですね。現代の陶磁器を同じようにしらべたら、紀元前って出るでしょうね~下手したら数万年数十万年前・・・

いやー調べるまでもなく戯言ばっかりと突っ込めるのは、結構おもしろいです。値段も税込み600円ですし。これで、1000円以上だったら、怒りますね。

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そちら、こちらの話

2011-06-09 09:43:21 | 日記・エッセイ・コラム

ある用語辞典を読んでいて、気になった点をひとつ。

ある用語の説明で

~でございます。何々という役もございまして、こちらは云々。

として、云々で「何々という役」を説明しています。

日本語では、「こちらは」のところは、「そちらは」とするのが正しいのでは?

英語に引きずられているいるような気がします。「後者は」とすれば、間違いはないんですが、趣がないwww

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夢の上3 多崎礼著 中央公論社

2011-06-09 00:52:35 | ファンタジー

夢の上最終巻なんですが・・・・

おもしろいのは確かなんですが・・・・

同じ場面を2人の視点+そのうちの一人の回想?で都合3回かなりのページを読まされますw まあ、全体では、同時代の登場人物の回想?がかさなるため、場面によっては、もっと多い回数のダブリがあるんですが・・・・ なんか、場面の矛盾は無いよねって確認をさせられている気がします・・・・ (ここまで視点を重複させて、同じ場面を何度も書いて矛盾出したら、作者がアホなんですけどw)

で、輝晶を利いている人物は、実は、輝晶を残した本人だったって・・・ 死んだ人が残すんでなかったのか?物語上で都合のいいタイミングで1個ずつ2つ残すってのは、まあ、作者が神だからってことでもいいんですが・・・

ツェドカの付き人そのものが、ツェドカの影だったってのも、おもしろいけど、いいのか?常時発動していたってことで、まあ、短命で終わっているから矛盾はなさそうだけど、影に人型って前例があったか?

襲っってきた影に傷付けられると影に侵されるって件は、まあ、いんだが、これって影はいくらでも増殖するってことに・・・原理は??? (ファンタジーに原理求めても無駄!)

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罪を憎んで人を憎まず

2011-06-08 00:30:30 | ファンタジー

コミックや映画などで多いんですが、「罪を憎んで人を憎まず」ってのの実践が・・・

映画やドラマの一例をあげるなら、ハリポタのマルフォイ親子の扱い、HEROSの、サイラーの扱いに、現れています。どちらも、私としては絶対納得できない扱いです。

改心?したら、以前にやったことすべて(大量殺人を含めて)水に流すってのは、神道・仏教ベースでは理解しがたいかもです。

仏教ベースなら、生涯悔改めよってのが付くんですが、キリスト教系なら、懺悔したその場で罪は消滅かな?で、安直すぎてはびこった・・・・

ついでを言うなら、仏教は殺人を容認していないんですが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、その起源のユダヤ教そのものに殺人を許容するかのようなとこがあるんですね・・・・

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