よくぞ、これだけ集めましたっていう珍説奇説集です。
ただただ、おもしろければいいやというしろものに成り下がっています。
都合のいい言い分だけを並べて、証明とか言われても・・・・
内容全部に私でもつっこみいれられそうなそうなとこが、ある意味すごいです。
例として最初の2つ:
その1:カブレラストーン
石の年代が12000年以上前ということらしいんですが、丸い石だから、素材の年代を測定したんでしょう。素材の年代=石の成立=丸い石に変化=刻み込みを全部同じ時代としているのがそもそも無茶苦茶。素材が石になるのは、上からの圧力でなるらしいのですが、それが丸い石になるためには、海か川で表土を失ってから、水の力で割れてあちこち転がらされて丸くなるしかないでしょう。ここまで何年かかるんでしょうかね。
次に線刻画というらしいんですが、写真で見ると、きれいな細い線で削られています。太さは、どれも同じに見えます。この加工ができるのは、何でしょうか?石じゃないでしょう。鉄を使ったとみるのが妥当でしょう。南米には、ヨーロッパ人が渡るまで鉄を使うことが知られていなかったようです。鉄が伝わったあと、誰かがいたずらで作ったものに意外な用途と人気があったので、みんなが、こぞって作ったと考えるのが妥当です。
その2:北米の恐竜岩絵
北米は恐竜の化石がいっぱいあるようです。うらやましいですね~ さて、骨に見えるそれらが普通にころがっているのを見つけた人は、どう考えるでしょうか。生きている姿を見ていなくても生きている姿は想像するでしょうし、なぜ今いないのかという理由こそ考えるでしょう。それらが、岩絵であり、伝説でしょう。同じことは、地球のどこでも一緒でしょう。なお、まともな化石が残っていなそうな日本では、その手の話は、中国あたりからしか伝わっていないようで残念です。
岩絵に縮尺の違いがどうのこうのってありますが、たまたま見つかった骨が、そのくらいの大きさだったからというだけでしょうね。~でかすぎる骨では、何がなんだかわからないだろうし、そもそも掘り出せないでしょうね。
追記:アカンバロ恐竜土偶の項で、土偶と一緒にいまっているはずのものは、一切調べずに(調べたらまずい結果が出たので隠したのかも)、土偶そのものの年代を調べたとあります。つまり、素材の土の年代を調べたわけですね。現代の陶磁器を同じようにしらべたら、紀元前って出るでしょうね~下手したら数万年数十万年前・・・
いやー調べるまでもなく戯言ばっかりと突っ込めるのは、結構おもしろいです。値段も税込み600円ですし。これで、1000円以上だったら、怒りますね。