風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

光陰

2010年03月29日 | 雑感
昨日は花見をしました。
寒いかなと思っていましたが、ぞれまで強く吹いていた風もやみ、絶好の花見日和になりました。
近頃では花見にはバーべキューがつきものみたいで、肉を焼く煙や灰ににもめげずに楽しんできました。
俳句も皆で読みあいました。
俳句というより川柳みたいなのや交通標語みたいなのもありましたが、なかなか楽しいものです。

どうやって店に帰ってきたのか、それ以降記憶がありません。
夜には夜で「宇宙となかよし」の地元のFM番組に出たQちゃんもついでに店に遊びに来たみたいですが、何せ記憶がありません。
スタッフによればそれほど無礼なことはなく、楽しく飲んでいたということですので、一安心です。
それにしてもQちゃんと飲むときは、今のところ100パーセントの確立で記憶がなくなります。
会って話をしても、その内容を覚えていないのですから、なんのために話しているのやら。

記憶がなくなるということは、脳にアルコールが回り、神経回路が麻痺する状態なのでしょうから、気をつけなければなりません。
ただでさえ減り続ける脳細胞をアルコール漬けにして台無しにしてしまっては、あまりにももったいない話です。
ほどほどに飲んで、いつまでも楽しくありたいものです。

アルコールがかなり残っていましたが、今日は店の模様替えをしました。
こういうのは思い切ってするときにしたほうがいいです。
基本的には西洋アンティークの店ですが、一区画を和ものの骨董品のコーナーにしました。
仏像とか、古い陶器とか、そんな感じのものです。
千手観音様が店に来たので、それにつられて仏像が一気に集まったという感じです。
物が物を呼ぶのです。

ほんの狭い空間なのですが、なかなかいい感じになりました。
いつも線香をたいています。
「香樹林」という白檀の香りのする線香で、評判は悪くはありません。
それから、和ものも扱うようになったので、今までは一律にコーヒーを出していましたが、抹茶も出すようになりました。
やはり抹茶を出しますとお客さんもしゃんとした気分になるようで、なかなかいいものです。
抹茶はもともと薬であったくらいですから、身体にもいいですしね。

そうんなふうにして、今月もあとわずかになりました。
光陰矢のごとしですが、つべこべ愚痴を言わず、誰かの悪口を言わず、すべての瞬間を楽しむことができれば幸いです。
雪の日には雪を楽しみ、雨の日には雨を楽しみ、嵐の日には嵐を楽しむ。
貧乏を楽しみ、時には少しの贅沢を楽しみ、喜怒哀楽を楽しみ、人間模様を楽しみ、自分の我を張る滑稽さを楽しむ。
何でもかんでも楽しんで、何でもかんでもありがたいとしみじみ思えれば、この世は極楽です。
素面でそう思えれば、ぼくもなかなかたいしたものなのですが。