TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

海外の都市の紹介、 その92の9 『ヴェネツィア(ヴェニス)』

2011年05月04日 | 海外の都市の紹介
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂側からサン・マルコ広場方面の景観です。



こちらにもサントスピリト教会があるので、寄ってみることにします。



サントスピリト教会です。



教会の近くで軽食をとることにしました。
喉が渇いていたので、冷えたビールが美味かったです。

ヴェネツィアは紀元5~6世紀に、異民族の侵略から逃れてきた人々によりラグ-ナの上に建設された、大小118の島の海上都市です。
18世紀にナポレオン軍に破れ、オーストリアに併合されるまで、1000年の栄華を誇り「アドリア海の女王」と呼ばれました。
陸地は海底の粘土質の土地に木や石をを埋め、その上に石灰岩や大理石を乗せました。
木は粘土質の土壌の中で空気に触れず化石化し頑強な土台となりました。



定番の生ハムとメロンを注文したら、一人前これだけの量です。
生ハムの軽い塩分とメロンの甘さがとても調和して、おいしくいただきました。

その後ヴェネツィアは海運業が発達し、何世紀にもわたり、大陸を背後に控えた自然の港として、東地中海諸国などとの貿易に名を馳せました。
15世紀と16世紀は華麗な文化が花開き始め、大運河の沿岸には、建築学的にも最も重要な多くの貴族邸宅が建築され,400もの橋と170以上の小運河(リオ)、アドリア海へと通じる華やかな大運河(カナル・グランテ)が出来上がります

水上バスやゴンドラ、水上タクシーが行き交い、海の上には信号機もありますが、現在も中世の雰囲気を残す、エキゾチックな街です。



大運河の航行には許可制がとられているようで、ときおりパトロール船が見回って取り締まりをしていました。



また、リアルト橋に来たので、ちょっと下船してみました。
リアルト橋のすぐそばには、活気にあふれる魚市場があり、世界的な観光地ベネツィアに住む庶民の生活の一端をのぞき見ることができます。



橋から眺める運河も楽しい光景です。



16世紀に造られたもので、以前は運河に架かる橋としては唯一のものでした。
橋の階段はみやげもの店などが連なるアーケードになっていて、買い物客などが多く、にぎわいを見せています。



アッカデミア橋です。
アッカデミア橋は木造の趣きのある太鼓橋で、アッカデミア橋を渡ると、そこにアッカデミア美術館があります。



最初は鉄製の橋として1854年開通しましたが老朽して木製橋として1933年に再建されたものです。



まだ、紹介すべきところはたくさんありますが、長くなりますのでこの辺でヴェネツィアよりお別れです。

海外の都市の紹介、 その92の8 『ヴェネツィア(ヴェニス)』

2011年05月03日 | 海外の都市の紹介
サン・マルコ広場から観たサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。
この教会の鐘楼がヴェネツィアの街を見渡すポイントとなっています。



今度は水上バスにて対岸の島々に移動することにします。
大運河や周囲の島々を巡る水上バスで、大運河のほとんどの乗り場に停まります。



大運河の景色は、何処も絵になります。



大運河を移動するゴンドラです。
ちょっとお気に入りの写真になりました。



サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会はパッラーディオ設計による1610年建造で真っ直ぐ上に伸びる鐘楼が印象的です。



教会の本堂にはヴェネツィア派の画家ティントレット晩年期の傑作、『最後の晩餐』が飾られています。
主題の絵画は幾多の画家が描かれてきました。
キリストが十二弟子と共におこなった最後の食事の場面を描く『最後の晩餐』は真正面から描かれることが通例であったこの場面を、ティントレットは斜め上方向から描くことによって、場面全体の緊迫した臨場感を表現しています。



サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂へ向かいます。



『サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂』(和名:救済の聖母マリア聖堂)は、一般にサルーテと縮めて呼ばれます。
水上からサン・マルコ広場へ上がる玄関口の目印となっていて、イタリアで最も写真に納められる場所です。



トッポパパの記念撮影ですが、これ以上下がって写真を撮ってもらうと海に落ちるので、フレームの中に入りませんでした。



続く...............................................................................................。

海外の都市の紹介、 その92の7 『ヴェネツィア(ヴェニス)』

2011年05月02日 | 海外の都市の紹介
こうやってバランスをとりながら写真を撮るのは結構難しいものです。



ここから大運河の方へ向かいます。



市街を二分するようにカナル・グランデ(大運河)が、北西から南東にS字を描くように蛇行し、流れは約3キロにも及びます。



大運河に出ると、ヴェネツィアの街を見渡すことができます。



この運河が街の中心部を流れるところにヴェネツィアの代表的観光名所の一つである、有名なリアルト橋があります。



リアルト橋が見えてきました。
リアルト橋は、ヴェネツィアの大運河・カナル・グランデに架かる4つの橋の一つで、白い巨象と呼ばれています。



リアルト橋は、日本の年代記でいえば豊臣秀吉の天下統一の頃の1591年に完成しました。
さらに遡ると、1181年にすでに浮橋が完成していて、1255年には木製の橋が完成されていたそうです。
現在の石造の橋となったのが1591年です。
420年経った今日も昔と同じように、この大運河に存在し続けています。



工事は軟弱な地盤や技術上の問題から困難とされましたが、長さ48m、幅22m、水面からの高さ7.5mのそりの大きい太鼓橋が完成しました。



この橋の周辺は海抜が比較的高く洪水の被害も少ないため、ヴェネツィアでは最も早くこの周りに集落ができ商業の中心地となりました。
この橋のデザイン案にはミケランジェロも参加しましたが、採用されたのはアントニオ・ダ・ポンテの案でした。
ポンテの案は、橋の下を多くの船が通ることを考えた単一アーチで、そりの大きい太鼓橋です。
橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいる。ヨーロッパの橋としては珍しく、カナル・グランデを見晴らす欄干と花瓶型の手摺がついています。



続く...............................................................................................。