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海外の都市の紹介、 その92の7 『ヴェネツィア(ヴェニス)』

2011年05月02日 | 海外の都市の紹介
こうやってバランスをとりながら写真を撮るのは結構難しいものです。



ここから大運河の方へ向かいます。



市街を二分するようにカナル・グランデ(大運河)が、北西から南東にS字を描くように蛇行し、流れは約3キロにも及びます。



大運河に出ると、ヴェネツィアの街を見渡すことができます。



この運河が街の中心部を流れるところにヴェネツィアの代表的観光名所の一つである、有名なリアルト橋があります。



リアルト橋が見えてきました。
リアルト橋は、ヴェネツィアの大運河・カナル・グランデに架かる4つの橋の一つで、白い巨象と呼ばれています。



リアルト橋は、日本の年代記でいえば豊臣秀吉の天下統一の頃の1591年に完成しました。
さらに遡ると、1181年にすでに浮橋が完成していて、1255年には木製の橋が完成されていたそうです。
現在の石造の橋となったのが1591年です。
420年経った今日も昔と同じように、この大運河に存在し続けています。



工事は軟弱な地盤や技術上の問題から困難とされましたが、長さ48m、幅22m、水面からの高さ7.5mのそりの大きい太鼓橋が完成しました。



この橋の周辺は海抜が比較的高く洪水の被害も少ないため、ヴェネツィアでは最も早くこの周りに集落ができ商業の中心地となりました。
この橋のデザイン案にはミケランジェロも参加しましたが、採用されたのはアントニオ・ダ・ポンテの案でした。
ポンテの案は、橋の下を多くの船が通ることを考えた単一アーチで、そりの大きい太鼓橋です。
橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいる。ヨーロッパの橋としては珍しく、カナル・グランデを見晴らす欄干と花瓶型の手摺がついています。



続く...............................................................................................。