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古い曲が気になる

ヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンの名演奏は、クインシー・ジョーンズのアレンジ

2009-03-11 | 日記・エッセイ・コラム
helen merrill helen merrill

 美しい満月だ。ときどき雲に隠れる。それがまたいい。月をみながら歩いていると、二時間をこえてしまった。部屋で月をみながら酒でも飲みたいところだが、わたしの部屋のまえには高いマンションが立ちはだかって、月を隠している。残念だ。

 

 北海道にいたころは、庭に椅子とテーブルをだして、ウイスキーを飲みながら月をながめたものだ。真冬でも思いっきり厚着をして、ディレクター・チェアーを外にだして、月をたのしんだ。ひとには、“キチガイ”といわれたが……

 

 十勝の空は、大気汚染の微粒子が少ない。湿度が低い乾燥した空気だ。大気中の水の粒子も少ない。地球外からの光線を乱反射する粒子が少ないのだ。だから、星と月は、鮮烈に美しくみえる。 

 

 ジャズの名演奏に、ヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンの「ユード・ビー・ソウ・ナイス You'd Be So Nice to Come Home To 」がある。このアレンジが、クインシー・ジョーンズだ。1954年の録音だから、クインシー・ジョーンズは、まだ21才ということになる。

 

  つまり、マイケル・ジャクソンのスリラーと、ヘレン・メリルのYou'd Be So Nice は、おなじ人のプロフェッショナルな仕事だったのだ。

 

 'ユード・ビー・ソウ・ナイス' のいい音源がYoutubeにないので、Don' Explain を貼るが、http://www.youtube.com/watch?v=t16xMI29TPk このアルバムのアレンジャーのクインシー・ジョーンズのセンスがわかるはずだ。トランペットのクリフォード・ブラウンは、このあと交通事故で亡くなる。25才だ。かれの死を悼んでベニー・ゴルソンが「アイ・リメンバー・クリフォード I Remember Clifford 」を作曲した。アート・ブレーキー&ジャズメッセンジャーズでのリー・モーガンの演奏が有名だ。朋友を失った悲しみが切々と伝わってくる名演だ。http://www.youtube.com/watch?v=VDbrxLz20JY

 

 クリフォード・ブラウンの演奏する「イエスタデーズ」「メモリー・オブ・ユー」 http://www.youtube.com/watch?v=IGPMew3Jv5E&feature=related