過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

甘餅の煎り焼きを試してみる

2016-02-26 17:02:00 | 美味しい食
早朝の風の冷たさに、昼の陽射しの明るさに、どぎまぎする、怒濤の金曜日です(笑)。数日前の料理噺をします。

さて、顧みる春節料理、締め括りの優しいお菓子「甘餅の煎り焼き」
懐かしい嬉しい味なので、かちかちのお餅を、分けてもらってきてトライアル(笑)。気に入るように、焼けなくて(笑)、再びチャレンジしました(笑)。



最初の2トライアルの問題点を、梁シェフに解説してもらい、三度目の挑戦です(笑)。
充分に蒸してから、全卵を溶いたものを、さっと通して、ごく薄くオイルをひいて焼きました。ちと焼きすぎ(笑)ですが、味は思ったとおりでした。
四度目の挑戦は、さらにしっかり蒸して、オイル無しで、さっと焼くことで、納得がいく焼き上がりになりました。が、写真を撮る前に「うまいっ」の声を残して、異空間に消えました(笑)。



プロが焼いたものです(笑)。一枚でも、蒸篭で5分は蒸す、と教わり、驚愕しました。



確かに。切り出す前の状態である、この塊は、かちかちでした(笑)。
しっかり蒸篭で蒸して、デンプンをアルファ化して甘味と柔らかさをひきだし、卵の皮膜を煎りつけることで、食感を整えることができるのでしょう。


より、学びを深めてみます(笑)。
この春節用の中華の餅には、二種類、あるそうです。

○年米羔、最後の一字は“こひつじ、こう”という漢字です。
ニイェンガオと発音します。
うるち米の粉から作ったお餅とのこと。薄切りにして、干し貝柱のスープに合わせて、湯年米羔と呼ぶ、新年のお雑煮のような役割をするそうです。

このつづりは、「年高、ニイェンガオ」と発音が同じになります。
年々長高、年々豊かに恵まれますように、との意味があります。
いわば語呂合せです(ニッコリ)。家族の幸せ、子供の成長を祝って食す、伝統料理となるわけです。

○甜年米羔
テン・ニイェンガオと発音し、甜点心、デザート版です(笑)。
うるち米の粉に、黒糖の甘さとココナッツミルクの深さを合わせたお餅と、紹介されていました。
こちらが、私の気に入りの分です。

第一トライアルが不成功の理由は、実はこの紹介リンクの記載にありました(笑)。
「薄くスライスして、フライパンでカリッと焼いて食す」とだけ記載されていたのです。できたてでは切れないはずなのですが、蒸す、という大事な過程が省略されていました。
ちゃんちゃん♪

まとめます。

隣国なんだ、同じような考え方をした文化背景があるのだと、この料理は伝えてくれます。
言葉に願いを込めて、新年を皆そろって、迎えよう。その食卓には、伝統のお料理を並べて、続きゆくことを願おう、と。
そのことを、覚えていようと、思います。

以上、異国の料理、甘餅顛末記でした(笑)。


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