過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

思い出のフルーツサラダをもう一度!

2016-02-20 09:10:30 | 美味しい食
ちびの頃、誕生日やクリスマスの特別ごはん(笑)にだけ並ぶ、大好きだった食を、懐かしく思い出すことは、ありませんか?(微笑)
美味しくて、嬉しくて。「大好き!また作ってね!」って言うと、ニッコリ頷いてくれた時間。

作って貰うばっかりで、作り方を教わらなかった…。教えて貰えなくなってから、懐かしさが募る食。
思い出しては、年長者に聞いてみるも、「美味しかったねぇ」と覚えているのに、誰もが作り方をしらなくて。。。思い出のなかの幻の食(寂笑)。

「フルーツ・サラダ」
そう呼んでいました。
甘酸っぱい、黄色みを帯びたアイボリィのもったりした衣が、林檎やバナナに、しっかり絡んでいて。干し葡萄や、酸味の強い柑橘のオレンジ色がアクセント・カラーになっている。
甘い、というよりは、甘酸っぱい衣で、単独で嘗めるよりも(笑)、フルーツサラダになっていたほうが美味しかった…。林檎もバナナも変色していなかったし、フルーツの角が丸く見えた…。
年長者の記憶をたどれば、少なくとも40年前には存在していたレシピです。その時代にあった道具や方法、材料でなくてはなりません。

最後に食した、20年近く前の記憶に残る食を、取り戻してみようと思いました(微笑)。

怖かった…のも、ありました。(笑)
思い出のなかの味は輝いているのに!……作って食べてみて、再現できたっとおもった味を、今の私が、美味しいと思わなかったら、どうしよう…。思い出まで無くなってしまうのかなって(泣笑)。

でも、いま作らなければ、私以外に覚えている年長者に試してもらえなくなります…。
試行錯誤した、もう一工夫がいるレシピを、ここに示す理由は、あと一歩の助けを、教えて欲しいからです。
40年前のフルーツ・サラダを覚えておいでの方、どうかよろしくお願いいたします。


[たどった道筋]
記憶に残る色あい、40年前に一般家庭で出来たご馳走、と考えれば、カスタードクリームを思い付きます。
問題はそこにあったのです。
家で作られたシュークリームやケーキ、そこに重なる味がなかったのです。あれはボウルの残りを嘗めたい程でした(笑)。
ババロア、天火のプディング、キャラメル……おやつ達がもつ甘さや質感に、同じ記憶がなかったのです。

それ故に、可能な限り甘くない、緩やかに固まるようなカスタード・ソースを作って、やってみようとおもったのです。砂糖とスターチを控えれば、鍋・湯煎では固まりません(笑)。そこでレンジ加熱を試してみました。試行錯誤でした(笑)。




■思い出のフルーツ・サラダ
[材料]
○カスタード・ソース
牛乳 200ml、グラニュー糖 大さじ2、卵黄 2個、コーンスターチ 大さじ2
バニラ・エッセンス 10ふり~

林檎 ふじだったので半分
バナナ 1本
干し葡萄 5g
柑橘 今回はいよかん1個
レモン搾り汁

[作る]
○カスタード・ソースを作る
1)耐熱ボウルに泡立て器で、卵黄をほぐす。
2)砂糖を数回に分けて加えては、摩り混ぜる。
3)コーンスターチを数回に分けて加えては、しっかり摩り混ぜる。
4)牛乳を数回に分けて加えては、しっかり摩り混ぜる。
5)ふわりとラップし、500W 1分、取り出して、泡立て器で混ぜる。
これを繰り返す。
四分を越えた辺りから、縁がかたまりだすが、混ぜれば消える。合計6分で、混ぜた後のとろみ後が消えなくなる。

6)冷水のボウルと重ね合わせて、混ぜながら粗熱をとる。バニラ・エッセンスを混ぜる。
7)冷蔵庫にうつす。30分程でゆるりっと固まる。まぜれば、重みのある滑らかなクリームにもどる。

○フルーツサラダに仕上げる
1)林檎は八つ割りし、皮ごと5mm厚に刻む。バナナを5mm厚に切る。レモン果汁を入れたボウルで、しっかり和える。
2)同じボウルに、柑橘を剥きながら加える。干し葡萄を加える。フルーツの周りに果汁が見える程度になる。
3)フルーツのボウルに、カスタード・ソースを加え、さっくり混ぜる。最初はクリームと果汁が混ざらないが、ゆるっとラップして冷蔵庫にて冷やす。
4)15分以上おいて、混ぜると、果汁がわからなくなり、全体がワン・トーンにまとまる。




出来上がりました。
甘酸っぱさ、フルーツの食感は、かなり近い! そして、美味しい…(涙)…。


[食後に]
違いがあります。
衣がもっと、もったりして、しっかり絡んでいました。甘酸っぱさの最後に、こくのある甘味がちらっとしました。
年長者が口にして、ほろ泣きしてくれて、もっと、もったりしていたけど、味は近いっといってくれました。そして、柑橘は甘夏だったと、思い出してくれました。まる田の甘夏でなくちゃ、といっていた、と。

調べてみました(泣笑)。
丸に田のマーク、熊本県田浦町(たのうら)の甘夏かんは、名産地だったそうです。

そうか!果物の酸味!
40年前なら、林檎は紅玉だっかも?
砂糖は、カップ印の白砂糖かもしれない(笑)。精白が違うから、甘さの残り具合が違うかもしれません。

年長者が考えてくれたのは、「白みはどうしたろう?」でした。卵が高価だった時代に、白みを残したろうか?です。
蜂蜜は高価だったから、少量で甘いなら、コンデンスミルクが流行りだったかも?
砂糖を増やしたカスタードだったら、もっと、もったりするかもしれない?(笑)

[これから]
未だ、一工夫が必要です。(笑)
でも、思い出の味を取り戻して、次の世代に伝えることが出来そうです。
わんわん泣いたけど、暖かい涙だったと思います。やはり、食は時を越えるパスポートでした。

40年前のレシピ、お気づきの点がありましたら、よろしくお願いいたします。



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コメント (2)
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