過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

緊急事態宣言中に 滑り込んだ アベノマスク

2020-05-24 12:00:00 | 曇り空に旗をたてる
★時代に関わるコラムです。
★料理の話ではありません。

5月24日。久しぶりに、朝から明るい陽射しに恵まれた東京です。
寒い雨の日が続いて。
東京は宣言解除にいたらないから、クライアントの、明け次第の予約を、一週間、先送りする連絡をして。

ぐっと下がった、新規陽性確定者の数字に、ニッコリして。庭木を見るついでに、ポストを……。
「わっ、デタァ!」



職業的自制心が、抜けました(笑)。
メディアでみるだけの、虚像のアベノマスク!

私の時ならぬ声に、驚いた、お向かいの旦那さんが、庭鋏をもったまま、来てくれました(苦笑)。
「うちは、まだ、きていないなぁ。道ごとじゃないのかなぁ?」との、お話に、再び、びっくり。まだ、配布は進行中か?

部屋に戻り、比べてみました(笑)。
私の毎日の、サージカル・プリーツSより、確かに小さい。
小学校の頃の、給食当番の配膳マスクを、ふと、思い出しました。あれは何十年前だ?(笑)



怒りと、淋しさが、込み上げてきました。
色々な方が、贈ってくださる、布製の手造りマスクに比べて、なんて、配慮の足りない品だろうか?と。

これを選んで、国民の皆に、安心してもらいたい……そう言う配慮や願いは、ここに感じられません。
……いいじゃん、洗えるし。無いよりマシダヨ。買っとけよ、俺の金じゃないし。……そんな気持ちが、聞こえてくるようです(悲)。

真剣に怖れて、何とかしたいと、毎日、頑張る、普通の人々の気持ちを、何だと思っているのか?
明日には、宣言が解除されるかも知れないと、騒ぐメディアを横目に、今日、受け取ったアベノマスク。
宣言下にあるのに、まだ東京でも届かなかった、アベノマスク。


この品は、イレギュラーな購入形式で納められた、国庫納入品です。
税金によって、未来への借金の一つで、送りつけられた品であること。
皆さん、次の選挙まで、忘れないでください。

見ているだけで腹立たしいが…。
感染症の第二波が来たときに、必要な人に渡せるように、清潔に保って。
自分の教訓のために、とりおきます。


私達の国は、誰を、何を向いているのか?
国民の命と、暮らしではないのか?

考えながら、見上げる空は青く、ふっかりと白い雲が浮かぶ。ひばりが鳴く。明日も良い天気になるって。
明日は、解除になるか。喜ぶ人の笑顔は見られるのか。
残念にも、そう、ならなくても、人は生きていかねばならないのだけど。

過労死予備群、20200524
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合羽橋 、頑張れ! リアル店舗を応援したい!

2020-05-14 04:44:00 | 曇り空に旗をたてる
★時代に対するコラムです
★お料理の話ではありません
★答のない課題に触れています


数日前、無念な電話を受けとりました。長くお付き合いのある、合羽橋の器屋さんから、閉店が決まった、知らせでした。
職業的自制心がある私ですら、思わず悲鳴をあげました……。

この感染症の毎日で、夜討ち朝駆けに拍車がかかる毎日でも、食卓にだす度に、自分の生活を励ましてくれる、想いのある、私の器達。
合羽橋商店街を歩き、器の話、飲食店の流行りの動向、人の好みの変化を、リアル店舗で聴かせてもらうのは、学びの時でした。


ああ、そうか!気づかなかった!
飲食店の営業中止が続いたら、季節の器は、動かない!
合羽橋のお得意さんは、いま、生き残りに必死で、ここには助けがない……。

台所廻りに特化している街。世界中の料理好きに知られている合羽橋は、観光客の溢れている商店街だから…… 自粛を強要されるターゲットになってしまう!

昔ながらの小さな店構え、古くからの店は、通路が狭く、お客様の安全を守るために、商店街を閉じてって、自粛も働いているでしょう。
もう、シャッター街となっていると、電話の声は、諦めと暗さに霞んでいました。


ああ、どうやって、応援できるだろうか?
オンライン・ショップで買い物しろと、政府が推奨したから、リアル店舗は、さらに、立つ瀬が無くなった。
言葉に配慮がない、政治に呆れた日があったけれど。
あの日から、恐れていた、リアル店舗が潰れる現象が、よりによって、私の大好きな街で、始まっていたなんて……。

リアル店舗だから!
掌に載せた器の重さを計って、食卓におく彩りを、光の加減を楽しむことができるのです。
合羽橋だから!たくさんの種類を見比べて、高価な二枚を、激戦して選ぶことができた!
合羽橋だから。お試しが家に合うと分かって、買い足すこともできた!
豊富な知識をもつ、専門家が、どのお店にも居て。器の扱いも、取り寄せにも応じてくれたし、器の修理にも連絡をつけてくださった。

リアル店舗だから! 人の温かさ、顔の見える、だけど、距離の取れたプロの仕事に出会えて。長いお付き合いが出来たのに。


どうやったら、リアル店舗を応援できるのでしょう?
個人専門店の多い街に、クラウド・ファンディングは見当たらない……。

合羽橋商店街をはじめ、リアル店舗を守るには、何をしたら良いのだろう?
無くなってしまったら、還らない文化を守るには、いま、何ができるのだろう?

皆さん、外出自粛の続く今、リアル店舗を守るために、消費者が出来ることは、何か? 一緒に考えてください。
お願いいたします。

過労死予備群、答を即答できない悩みの中で書く、2020/05/14






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いま、議論すべきは、感染症収束と補償であって、9月始まりではない。

2020-04-30 04:30:00 | 曇り空に旗をたてる
★時代に対するコラムです★
★料理に関する記事ではありません★
★辛口です★


まるで、苦しむ人がら、目を反らすために、課題提起しているかのようだ__。

△新学期開始を9月にしよう!
△学制を変えて、世界にあわせよう!
△まさに、コロナ・レガシィだ。

この提案を知事会の一部の、提案とするとの、ニュースに、口が空きました。


未曾有の医療的危機を抑えるために、苦しんでいる稼業の悲鳴が、聞こえないのか?
学校の再開ができないから、いっそ、9月まで丸投げしたいと、安易に考えたのが、丸見えです。

レガシィ legacy とは、伝説になり、未来を築く遺産となる人や事象を称える、美しい、尊い言葉です。
コロナ・レガシィと言える愚かさが、自分の頭で、考えていないことを、示しています。
東日本大震災レガシィと言われて、心穏やかで居られるのでしょうか。(悲)


この未曾有の感染症から学ぶべきは、人々の暮らしを支える、医療や経済に関する国の在りかたであって、さらに、人を注ぎ込む教育制度の改革では、ないと、私は思います。
法律を変えるために、準備をするために、沢山の人を集めて、三密を作り、仕事を増やさなくてはなりません。
いま、すべき、Stay at home とは、真逆です。

間に合わない仕事で、過労死する人を作りたいのですか?

それだけの犠牲を払うなら、いま、法律を変えてでもしなくては成らないことは、他にあると思います。

それは第一に、医療保障です。
国が責任をもって、医療に資材と人を送るための、強制力をもつ根拠です。
国が責任をもって、国民の健康を守るための、資財を提供することです。

夜討ち朝駆けの私の暮らしでは、私用のマスクは、2月以降、町で販売をみたことはありません。これが現実です。政治が、どんなに綺麗事をいっても、反映されていないのです。

第二に必要なことは、経済補償です。
(保障と、補償は意味が違います。有事だからこそ、言葉は正確でなくてはいけません。)
街に三密を避けるために、休業を強いるなら、足りないまでも補償することが、労働者を護る基本の考え方です。

法的根拠がないなら、法律を作るべきです。私権を制限するのだから、ギリギリの知恵を傾けて、制限を限定にするようにして。
自粛、という民度に依存した、綺麗事ではなく、ちゃんと強制力をもつためには、補償が必要です。

仕事をして、お金を受けとり、税金を納めて、自分の暮らしを立てていく。
それは、どの稼業であっても、社会の仕事であるなら、同じです。

経済補償には、さらに、過重労働と成らざるを得ない方への配慮も、欲しいところです。
学童保育、介護、物流、販売、ごみ回収に、職種としての、負担が集まっています。
いうならば、家庭の主婦にあたる役割りの方にも、負担は重くなっていると、私は思います。


教育改革に割く時間があるならば、先に、二つの困難な課題を解決して欲しい!
人的資源には限りがあります。
終わってしまってからでは、取り返せないことを、先にやって欲しいと、切に願います。

過労死予備群 謹書、2020/04/30
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緊急事態宣言、発令、秒読みの未明に

2020-04-07 03:33:00 | 曇り空に旗をたてる
★食の記事ではありません★

2020年4月6日の夜の、叫びたてる報道と、消え去ったトイレットペーパーの棚と。親族の、小学校入学の写真の笑顔と、自分の仕事場の風景を、忘れないで、覚えていよう。

新型インフルエンザ特別措置法に基づく、緊急事態宣言を翌日に控えて。
国家と行政府による抑制がかけられる、初めての事態に、自分の人生が出会うことの驚きを、私は見つめている。

疾病の蔓延を食い止めるために。ここまで来てしまったことを、残念に思う。
自分は大丈夫、他人は知らないって思いが、ここに至ったことを、悲しく思う。

せめて!
8割の人の接触が防げれば、感染拡大のピークを迎えて二週間後には、感染拡大は終息にむかう、というシミュレーションが実現することを、体験できると、願って、行動しよう。社会実験の成功をみる希望の時だと。


皆さん。緊急事態宣言がでても、生きるために必須な行動は、制限されることはないはずです。
ライフライン、食料、医療は、そのまま、保持されるはずです。

ただし、人の動きに、緩やかに制約がかかるから、物流の滞りは生じるだろうとは、私は思います。
感染症に対する恐怖、孤独感にさいなまれて、心の負担は増すだろうとも、私は思います。
皆が同じように、閉塞感の中にある。
それを意識して、自分が動揺しないよう気を付けて。淡々と生活することが大事です。


天に情けがあるならば……この期間に、災害が無きことを、切望します。いま体育館に避難することは出来ないのだから…。



街路樹のけやきが、豊かに芽吹いて。
美しい春は、初夏に向かおうとしている。
生き物が躍動したいと欲する時期の、行動制限は、とても難しい課題と思います。ですが、皆で分かち合って、我慢の時です。
この我慢を支えるのは、政治による所得補償と、皆の公徳心の発露と、思っています。私達の社会は、どれだけの民度があるか? 試される時です。
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皆で生きるために:保菌者であったら? と思って調える

2020-04-01 04:44:00 | 曇り空に旗をたてる
★注意喚起のために書きます。
★お料理や食記事ではありません。

志村けんさんの訃報に、お悔やみ申し上げます。
皆様に笑顔を届けてくださった方は、最後に、皆様に大事なメッセージを贈ってくださった、と感謝します。

今まで、一般には伝えられていない悲しい事実があります。
感染源である方の看取りも、お見送りもできません。
最期の清拭を、ご家族がすることも、納棺もできません。
亡骸は、感染源として、空気遮断、密閉し、焼却されます。

あえて、厳しく書きました。心に突き刺さる言葉を……ごめんなさい。
でも、気づいて欲しいから! あえて書きます。


大事な方の、最期を送ってあげることもできない……。家族の哀しみも、尽きることがないのです。


皆さん。
私はこのblogで、インフルエンザとノロ・ウイルスに対する予防を、しっかりすることを、折に触れて、お伝えしてきました。

これからは、自分の予防に加えて、他者に感染を拡げない工夫が、より必要になることを、お伝えしたいと思い、この記事を書きます。

★大事なこと。注意しているのに、感染することは、罪ではありません。間違えないで欲しい。それは事故です。

★他人に配慮しない保菌者は、無責任な人殺し、犯罪者と近しい存在です。

Covid19は、解らないことが沢山あります。しかし、★発症していない保菌者が、感染源となる★ことは、確かとされてきています。

インフルエンザ等は、発症してから排菌するので、周囲は、予防するのが容易となります。目に見えるから、対策できるのです。
Covid19は、これが出来ない! だから、感染拡大を止め難いのです。

でも! 皆さんに出来る対策があるのです。
★★自分が既に、保菌者かもしれないって思って、対策することです。あるいは、家族が感染したかもしれない?と、思ったら、どうするか?と考えて、行動してください。★★

○あなた自身の予防策である、手洗い、うがいを徹底する。

その上に、
○アルコール消毒は、60-70%を確認する。
○自分がウイルスを吐いても、人にとどけないよう、マスクをする。
○マスクをはずして、飲食する時には、人と距離をとり、大声で叫ばない。
○鼻や口、目を拭った物は、速やかに密閉空間に片付け、ごみを溜めておかずに、処分する。
○鼻や口、目を拭ったハンカチやタオルは、洗濯する。洗濯することで除菌はできる。
○エコでなくても、紙タオルを使い、手を拭くものを、共有しない。

○自分が保菌者ならは? 人に2m以上、近づく、声が交わせる場所にはいかない。
○発症してから、注意しても遅い!
保菌者だったら、と思って、配慮してください。

皆さん。どうか、自らを大事にして。あなたの隣にいる誰かも、大事にしてください。
自分だけ無事ならよいのではなく! 社会の安全を護ってください。

★これはエイプリルフールではありません。いつ、やるの? 今でしょ。
2020/04/01 過労死予備群 謹書




柵の向こうに咲く花。誰も近寄れなくても、花は開く。皆で、頑張って、社会を守っていきましょう。






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延期は敗けではない、命を愛しみ、心を繋ごう

2020-03-23 23:55:00 | 曇り空に旗をたてる


日曜日、用務先へ向かう間に、上野恩賜公園を通り抜けました。
五分から七分の桜が、静かに開いて。
花は変わらず、そこに在りました。

シートをひいて、自分達だけ楽しむ場所を分取る姿が禁止された路は、実は誰にでも、花が近い。皮肉にも、美しい桜を、ありのまま、楽しませてもらいました。


今日も、世界中で、看取られることなく、断ち切られる命が、たくさん在って。悪意もないのに、誰かの命を奪ってしまう、保菌者になる可能性がある中で。

人間が手を取り合い、肩をくみ、ほほを寄せて話すことを、止めろと言われる状況が起きていて。

そんな中で、世界から人を招くのは、勧められない。
震災から九年目の、東日本復興のトーチであるならば、世界中の人に見える場所に掲げて欲しい!

延期は決して敗けではない!
命を護ること、手を取り合う生活の自由を護ることは、人間の暮らしを護る選択肢と思います。

医療が保障されているゾーンに留めて、うつ手を見つけなければ、弱い人が亡くなっていってしまう危険に、いま、世界は直面していると思います。

無駄に恐れるのではなく、個人は生活して。オリンピック・パラリンピックは延期して。
人が死んでいく時に、掲げるべきはトーチではない。国境を超えた、知恵と協力の輪と思うのです。

2020/03/23 過労死予備群 謹書

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一人一人ができること!

2020-02-28 09:32:50 | 曇り空に旗をたてる
おはようございます。
児童、生徒の突然の休校の知らせに、社会の混乱を案じます。働く家庭、支える周辺、社会に包容力が求められています。
政治には、決めるだけでなく、しっかり支援を求めます。オリンピックを遣りたいから、の対策ではなく、国民の生活と生命を護る施策をとってほしいのです。

皆さん。
検査を受けて、感染していても、軽度であれば(衰弱していない、重症化していなければ)、在宅静養になることを、しっかり理解してください。他者に感染を広げないための配慮です。
病院で今できることは、肺炎の治療と全身管理です。このウイルスそのものを治療できる薬剤は未だ、ありません。

無駄におそれず、肺炎になりかけの家族をみる。自分達が第一線にあること、を、我が事として、準備しましょう。
重症化しやすい方のために、医療の順番をあけてください。

アメリカ大統領のように、自分だけ!ではなく。小さな家庭から社会を思い、世界のお互いを心配しましょう。人は皆、誰かの家族、大事な人なんです。

今日も一人一人が、インフルエンザとノロのウイルス対策をしましょう。小さい人、ご年配の方に、解るまで伝えてあげてください。一人が出来ることは、たくさんあります。
オリンピックではなくて、安全な社会を護るために。今日も頑張りましょう。
2020/02/28 過労死予備群 謹書




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英国離脱の朝に、国家の始まりを想う

2020-01-31 04:45:00 | 曇り空に旗をたてる
おはようございます。一月が終わる。英国が離脱する……ついにEUが目指した夢の一角が崩れていきます。二つの強大国の駆け引きに世界が二分されないよう願った理想が崩れていきます。

自分達だけ幸せなら、他はどうでもいいっ! そう言っていいんだと、四年間で世界は変わってきていて。それは、普通に街にくらす人にも、徐々に及んできていると感じる怖さが、あるのです。


皆で一つづつ灯りを持ち寄って、世界を明るくして行こう。寒くないし、敵にも襲われにくくなる。弱い者も、老いた者も、灯りを持ってこれない者も、一緒に生きていこう。

これが、相互扶助、国家の始まりです。私達はそれを忘れてしまったのだろうか?
強い者が、自分だけもっと豊かになろうとしたら、貧しい者はさらに貧しくなる。経済は右肩上がりを続けられなくなる。

国家の始まりを、もう一度、思いだしてください。
持ち寄った灯りを、皆で分かち合って。誰もが寒くなくて、食べて眠って、安心して生きていけるように。学んで、自己実現を通して、世界に灯りを増やしていけるように。

過労死予備群、2020/01/31朝に記す

春の先駆け。昨日の我が家の臘梅です。

それでも、未来を信じている。分かち合う人間が絶えることはないことを。
今日もまた、ちゃんと生きようと思う、それぞれの暮らしが、灯りを増やしていることを。


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コラム・国家百年の大計のない国で、老いていくこと。

2019-06-09 14:41:00 | 曇り空に旗をたてる
数日前に衝撃を受けた方は、私以外にも、たくさんいらっしゃると思います。いわゆる「年金以外に二千万円」問題です。
これについて、考えを整理したいと思います。


★辛口です。お料理の話、楽しい話ではありません。★


65歳から年金を19万/月うけとる夫婦が、95まで三十年間生きていくには、二千万円の不足が生じる、と金融庁が報じた。
この試算は、現行の生活費統計に基づく。生活費が25万前後かかるとして、年金支給額との差額である5万円前後が赤字となる。三十年なら二千万円必要と、ざっくり掛け算したものらしい。

この積算を公表した裏に、何を読むか?
若いうちから、積立型、分散投資をして、金融機関に金をおけ。
退職せずに、安い額でも就労継続しろ。高齢者は心して生活して、親族の扶養か、生活保護か、あるいは彼方へ……。

そんなことまで、邪推したくなる思いがしました(微苦笑)。


家計の選択肢は、様々です。計画通りには行かない。
教育費、健康に費やすお金、就労をいつまでする、介護や相続、等。
それらの先に、自分達の終の棲家をどうする、退職後のやっとの自由な時間にやりたかったこと、1/2の確率での癌との共存生活、がくるのです。

自分達の健康とお金、そして運不運の風向きに、願いをかけます(微笑)。

お金は、年金を生活に、わずかな蓄えを余剰資金に、じゃ、高齢者は暮らせないの? そう、祈りますよね。


たった15年前、2004年に自民党と公明党が鳴り物入りでブチアゲタ、「年金100年安心プラン」は、どうなったのでしょう!
多くの勤労者世帯、私達は、それを老後の安心に、少しでも、信じようとしていたはず、です。

だから、金額は減っていくとしても、年金はあるとして。じゃ、贈与税の軽減のために、高齢者は貯蓄を取り崩して、孫への教育費支援信託を組んだり、直系の子供の住宅取得費に当てたりしたはずです。2013年度以降、国の政策は、そうでした。

そうさせてから、二千万円いるよって、さらっとイッテのける。(笑)
国家による信用詐欺みたいに感じるのは、五十代以上だけでしょうか。(怒)


年金100年安心プラン、って、国民の安心のためだったんじゃないの?

いいえ、違うんです。

2011年2月に、公明党が自分達の業績を伝えるために書いた内容が、分かりやすいので、抜粋しました。
=====
○当時厚生労働相だった坂口力副代表が2004年に中心になり「持続可能な年金改革」を成し遂げた。

○100年先までの日本の人口構成の変化を出し、いつの時点でどれくらいの年金額が必要か計算。今は5年分ほどある年金積立金を100年先に1年分だけ残るようにし、残りを後世代のために取り崩せばやっていけることが判明した。

○「年金100年安心プラン」とは?
①保険料は18,3%を上限に2017年まで段階的に引き上げ、それ以上保険料が上らないようにした。

②もらえる年金はモデル世帯で現役世代の手取り収入の50%を確保。

○年金改革を実現するために、国庫負担を1/2に引き上げ、積立を活用して後世代の給付に充てる、負担の範囲内で給付水準を自動調整する仕組みも導入する。

○2009年の財政検証(年金財政の5年後との「定期健診」)でも、今後、100年にわたり、50%台を維持できると試算されています。
=====

最初から、現役世代の手取りの50%の年金がでたら、成功! それに不足するなら、積立を取り崩してOK、という「年金を続ける安心」だったのでした。


最初から、年金は、現役世代のモデル世帯の半分が上限。残りは、自助努力次第、だったのです。(寂)
年金は大丈夫、っていう、国をあげての宣伝は、こういうことでした。

ここ数年、後期高齢者の経済破綻が、増えていることは、既に報じられています。金融庁のワーキンググループは、さらっとでも、お金がいるんですよって言わなくてはならないと、思ったのではないかしらん……。


本当に恐ろしいことは、まだ隠されています。

▼2004年よりも、年金受給者グループは増えています。25年以上、納める条件は緩和されています。時間勤務、派遣労働に対しても、門戸は拡がっています。受けとる数が、想定より増えているのです。

▼現役世代の手取り年収は、増え続けていません。と、いうことは、50%の支給額は減ることも可能です。

▼5年ごとに見直す、ということは、恒久的な保障ではなく、制度は変わり得る、ということです。


結局、自助努力を続けるという、老後の不安感から、逃れることができない。いつまでも不安で、限りがない…。情けない…。


教育、国民皆保険、年金は、国の基本です。利益が生まれないからこそ、国が責任をもつ仕組みなのです。

だからこそ、政治のオモチャにするのではなく、国家百年の大計によって、護り続け、工夫を引きついでいかねばならぬのです。
約束を違えず、続けることで、国民は安心できて、信頼の上での自発創世、民業を延ばしていくことができるようになるのです。

私達の国に、いま、信じていける、国家百年の大計は、あるのか?
相互扶助による、皆の幸せを護る仕組みは、機能し続けていけるのか?
弱肉強食で、勝つ奴になれは、いいのだと、落魄れるのか?

国民は、なぜ、怒らないのか?
後だしじゃんけんされて、負けて、腹がたたないのか?

皆さん、よく見て、よく考えてください。
貴方の未来、貴方の家族の未来の姿は、みんなで、手を取り合って、分かち合うものになっているために、まだ何か、出来ることがあるはずです。

(2019年6月 過労死予備群、記す)

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選択肢のある時代を目指して:国際福祉機器展

2018-10-11 04:04:39 | 曇り空に旗をたてる
2018年10月11日に日付けが変わる頃、豊洲市場は仕事をはじめています。
わずか四日で、次の場を開いていく。
生活を支える食の力の凄さを感じます。求める人の層が、厚く広いからこそ、出来るのです。(微笑)



同じ、ゆりかごめ沿線では、オリンピックの選手村や関連施設の建築や改築が進んでいます。
こちら、東京ビッグサイトは、中継放送の拠点になる予定です。

通常は、様々な見本市、展示会に使用されている、巨大スペースです。

10/10から10/12まで、超高齢社会を支える展示会が開かれています。



第45回国際福祉機器展、というサインがみえるでしょうか?
福祉機器、というのは、様々なニーズにこたえる道具の総称です。

車椅子? ベッド?
いいえ、それだけではありません。

指先の力が弱くなった人のための道具があれば、毎日の暮らしが楽になります。
意思表示がしにくくなった人の目の動きを拾って、気持ちを掴む道具があります。

正しい道具の使い方ができれば、人は宇宙でも、深海でも生きていくことができるのです。
その道具があることを知らなければ、チャンスは拡がらない。皆の苦労と工夫と、未来への選択肢の集積が、国際福祉機器展です。

始まりの頃、1970年代は、交通事故や労働災害による障害を負った人のための車椅子を、戦争負傷者を抱える国=アメリカ、福祉大国=北欧等から、輸入して見せる、小さな集まりだったと聞きます。
高価で買えるものではなかった、大きな車椅子をみて、日本でも使えるようにと、折りたたみ車椅子が工夫されはじまります。

80年代、だんだんと、在宅の寝かせたきり高齢者を、どうしたらよいのか、社会が問題としてとらえるようになり、様々な輸入品が展示されるようになります。

90年代、寝たきりの対応から、生活するための道具にも広がりが持たれていきます。

2000年代、車椅子を自家用車に積める道具が、見られるようになってきます。介護保険で使える道具が増えて、市場が形成されるようになりました。
選んで使うことが始まってきたのです。

2010年代、スポーツのための道具が展示され、病院で使われていた道具が家庭でも使えるように工夫されてきています。

そして今年は、Paralympicsを支える力として、アスリートたちの協力を得て、体験会も開かれるようになりました。
アジアを含む、福祉機器の市場の掘り起こしの基点となっています。


豊洲市場は四日で開けるけれど……。福祉機器を選んで使って、豊かに暮らすまでには、45年間の積み重ねが必要だったのです。
そして、尚、日本の中でさえも、選べる道具があることを、まだ知らない人や街があるのです。

知識に基づく選択肢を活かして、人は、自分の意思を、最後まで大事に暮らせる社会に、近づけていきたい……。それは家族の願い、ひいては、ご自分の未来です。
老いや病は、切ないことだけれど、それを補うものがあることを知ってほしいと思います。

もうひとつ、大事なことは、福祉機器は市場をもった、ということです。競争がうまれ、価値が作られれば、選択肢が増えるのです。
社会の一隅で、病気にも、老いにも諦めずに、選択肢を用意し続ける人達がいることを、知っていただきたいと、この記事をかきました。


会期は金曜日まで続きます。一般の方の入場も、記名の上、可能です。
道具だけではなく、どんなサービスを在宅で受けられるかを相談する場所もあります。バラスポーツの体験も可能です。
関西でも、時期を違えて、開かれます。福祉機器展をキーワードに、検索してください。

知識を得て、選択肢をもつ、超高齢社会に、消費者の一人として、ご参加ください。

2018/10/11 記。
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