過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

香菜が見つからない夜にも!香り炒麺(チャオメン)

2016-05-31 16:08:00 | 美味しい食
香菜、シャンツァイ、パクチー…どんな呼び方をしても、アジアごはんの大好きな香りです(ニッコリ)。はらりっと乗っけるだけで、一気にホンモノにしてくれる強い味方です(笑)。
されど夜遅くのスーパーでは、生のハーブはまず見当たらず…。今年も我が家は蒔きましたが、食するまでの道は遠し(笑)。
だからこそ、ドライ・ハーブに寄せる期待は常にあります(ニッコリ)。豊かに香る麺を調えてみました。



■香菜が見つからない夜にも!香り炒麺(チャオメン)

[材料]二人分として
生・中華麺 2たま
舞茸 1パック →石附を除き、あらくほぐす
韮 大きめ1わ →根元は1cm長、葉は3cm長に刻む
ハム・ステーキ 4枚

胡麻油 大さじ2
鷹の爪 1本 →半分に折り、種を除く
日本酒 大さじ1
湯 大さじ2
△ナンプラー 大さじ2~
△GABANパクチー 4ふり~
△GABAN花椒塩 3ふり~
白胡椒 適量

[作る]
1)生・中華麺は熱湯で茹でる。しっかり湯切りして、ほぐし、胡麻油(分量外)を軽くまぶしておく。

★ここから後は一気に!

2)厚手の鍋に、胡麻油を温め、鷹の爪を入れ、香りを移す。ハム・ステーキをこんがり焼き、取り出しておく。
3)麺(1)をほぐしながら、舞茸と共に加え、さっくり炒める。日本酒、湯を加え、蓋をして、火を強めて、短時間、蒸し焼きにする。
4)パチパチ…とはぜる音がしたら、蓋をとり、△で調味、韮を加えて、ほぐし炒める。
5)最後に風味を強くたてるために、胡麻油を少量(分量外)まわしかけ、白胡椒をふる。
盛り付けて、ハム・ステーキを添える。


韮の青い香りとキュッとした食感、パクチー独特な存在感と清涼感、花椒塩の華やかな辛味、胡麻油の丸さ、アジア的なハム・ステーキの脂甘さ(笑)。
蒸し焼きにする時に、チキンスープを足して重くせずに、旨味は舞茸で与えて、全体の香りを活かしました(ニッコリ)。

韮や舞茸、ハム・ステーキ等は、夜遅いスーパーでも定番です(笑)。ドライ・ハーブを上手く使うことで、街角のアジアを彷彿させる香りを、夜遅くに手にいれることができました(ニッコリ)。

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天国の小籠包 4:酸っぱ甘く締め括る

2016-05-31 05:45:00 | 外食でリフレッシュ!


■ミニデザート:レモン・ジュレップ。ひんやり&とろとろ。
アジアの街角によくある、酸っぱ甘い味は、汗ばんだ身体に気持ちよくひろがりました。



陽射しのある店内をみまわすと、シェフの紹介が、お勧め料理とともに、黒板にありました。ちょっとマーライオンが目立ち過ぎ(笑)。
くすくす。一階は気楽で美味しいイメージが出来ました。銀座というより、有楽町寄りだからと思うと頷ける形。地下のメインフロアは、夜、どんな顔をみせるのか、楽しみになりました。



こうして切り取れば、オーチャード・ストリート(シンガポールの繁華街)に立つように見えなくもない?!(笑)
今度は宵闇せまる頃、違う顔をみせてもらいにきたいと思います。
■Paradise Dynasty Ginza


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天国の小籠包 3:メインは二種類の指向性

2016-05-31 05:42:00 | 外食でリフレッシュ!
炒め物がメインとして、ジャスミンライスをお供にやってきます。
二種類から選べました、週替わりの模様です。



■豚トロとキャベツのサテ・ソース炒め
こっくり甘く、その奥からピリッと辛味が現れる、茶色いソースをまぶされた、豚トロとキャベツの炒め物でした。
味見に一口(笑)。甜麺醤(甘くコク深い)、サテ醤(レモングラス、唐辛子等を含む香り豊かな辛味)を使っているよう。
ライスを片手に、いや、ライスに乗っけ盛りして、わしわし食べたいお味です(ニッコリ)。
豚トロはムチュン、キャベツはザクザクっ。食感の楽しい組みたてでした。



■海老のフリッタ、オリエンタル・マヨネーズ和え
フリッタは軽くふくふくっと揚がり、中に海老だんご。ソースはレモンのさっぱり、ちょい甘酸っぱい、金茶色で透明感がありました。スイート・チリソース、レモン、ヨーグルトて延ばしたマヨネーズ等を連想しました。
紫玉葱、黄パプリカ、玉葱を薄切りしたものをトップ、パクチーもひらり(笑)。
こちらは、ライスわしわし(笑)、よりは、コースのメインに近い雰囲気でした。

どちらの料理も、みんなの真ん中におこうとする(ニッコリ)。それから改めて、コースにあわせておき直す。
ライス・ボウルを片手に、真ん中にあるお皿にむかって、お箸でおかずを取り分け、ライスに乗っける…そんなアジアの食の形を、一時思った時間でした。昭和の日本にも同じ姿があったと思います(ニッコリ)。


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天国の小籠包(笑) 2:驚き笑う愉しみ

2016-05-30 18:24:00 | 外食でリフレッシュ!


■八色小籠包:Signature Dynasty Xiao Long Bao (8 flavours)

さっきのカラフルな物体は、熱々の小籠包になりました!
この彩りの華やかさ!
まさか甘い?(笑) いいえ、彩りに目を奪われがちですが、八つの風味豊かな小籠包なのです(ニッコリ)。



ちゃんと、フレーバーの説明もついてきます(笑)。

皆で笑顔がこぼれます。さぁ、熱々をいただきます。もちろん何もつけません。ころんっと蓮華に移し上げ、唇を近づけ、軽く歯をたてカプリッ。ジュワッと吹き出すスープを味わいます。



センター・ピースの「白」からいきます。こちらは「オリジナル、Steamed original Xiao long Bao」です。
うん、ディンタイフォンのより、こっくりと濃厚な味わいです。マレー料理の影響を濃く宿すシンガポーリアン・チャイニーズらしい味です。

ニコニコしながら、目移りします。皆で同じものを当てっこしながら、食べていくことになりました(笑)。

じゃあ、次は「翡翠色」にしましょう。ほうれん草? 枝豆? パクチーだったりして?(笑)
騒いでからカプリッ…うわぁお、漢方薬……高麗人参?!
当たり、Ginsengです。苦さと奥深さの向こうから、お肉の甘さが走ってきます。

これは面白い!取説がなくても、迷うことなき味がわかります。

ちょっとビビったらしく(笑)、次は「薄茶色にします」と声が上がりました。筍かお魚では?の声に対して、カプリッ…あはっ、濃厚な重い丸さ!
「フォアグラ、Foie Gras」でした。

華やかな「ピンク色」は甘いんじゃないの?の期待を、きれいに裏切り(笑)、吹き出す朱橙色のスープに、びっくりします。四川か!旨辛い!
答は「麻辣、Szechuan」です。涙目で蓮華を拭き取るもの、嘗めるものに分かれました。

その後もお楽しみは続きます。
黄色はチーズ、うん、これは普通(笑)。
オレンジはプチプチとした食感が、ねっとりした卵焼に包まれているように感じました。答は「蟹の卵、Crab roe」。あぁ、これはBarcelonaのタパスと同じ!一皿のお料理を、一口にまとめた宇宙のような料理の形! ワクワクしました。
灰色は、かじった瞬間にパンチをくいます(笑)。ガーリックでした。
最後に選んだのは「黒」。かじった瞬間に立ち上がるのは香り!トリュフを想起します。「黒トリュフ、black truffle」でした。

やるな! これ、よくできています。香りと食味で、小籠包の一口に世界をつくっている。
一回限りのジョークでなく、また食べてみたいと思わせる完成度がありました。
このレストランの看板料理であるのが頷ける出来でした。

さらに言うなら、まだ人見知りの時期でも、これを囲んではしゃいだら、打ち解けるの必至です(笑)。デートにどうぞ(笑)。


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天国の小籠包(笑) 1

2016-05-30 17:05:00 | 外食でリフレッシュ!
あっというまに(笑)5月の最終週になりました。蒸し暑さと肌寒い雨模様が交互にきています。元気に食して、走り抜けなくちゃ(ニッコリ)。
元気に食すには、ワクワクも大事(笑)。日曜日、会議準備をすませて、新幹線にのる前に、労い(ねぎらい)ランチをとりました。
店を選んだのは、小籠包に目のないワタクシ(笑)。常は広東料理の小籠包を楽しんでいますが、この昼は、シンガポーリアン・チャイニーズの店で、ランチに摂れるワクワク小籠包をめざしました。

■Paradise Dynasty Ginza (紹介記事ではパラダイス・ダイナシティ銀座と表記されています)

楽しもうと思う(笑)私が訳せば、やっぱり「天国皇朝」になりますぅ(笑)。(皇帝が納めた時代の中華は、王朝ではなく、皇朝です)
店名に銀座がつきますが、最寄りは有楽町駅、交通会館とプランタン銀座が、ご近所です。



一階は茶房を思わせる空間です。(地下がメインフロアです。)
店内に入って直ぐのガラス張りのキッチンでは、麺点師とおぼしきクックさんが、手際よく包み込んでいきます。
ガラスに近い場所に、きれいに積まれているものが、この日のお目当てです(ニッコリ)。



彩り豊か!
ガナッシュ・チョコレートか、マシュマロか?
2cm余りの多角形の物体(笑)が、やがて、本日のお目当てになるのです(ニッコリ)。

小籠包をえらび、炒め物を選びメインにし、ジャスミンライスとスープ、ミニデザートで構成される、パラダイス・ランチを注文しました。



■ランチ・タイムのスープ
最初にスープがでてくるのは、飲茶のスタイルを踏襲しています。
豆腐、香菜、木耳、かき玉のスープです。広東より、重さがあるのが、シンガポーリアン好みと、ニッコリしました。

さぁ、次はお待ち兼ねが、やってくるはずです(笑)。

■Paradise Dynasty Ginza (楽天皇朝、楽は古い漢字体でした)


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牛舌と玉葱のクミン風味ホットサラダ:カレーを重ねるアジア

2016-05-28 19:30:00 | 美味しい食
カレーの主スパイスの一つであるクミン。ふわっと南の異国にとぶ力をさずけるもの(ニッコリ)。
アジアを旅すると、立体になったかのようなカレーを思い出す香りに包まれます。そんな気持ちを抱えて、調えました。



■牛舌と玉葱のクミン風味ホットサラダ

雨季のアジア。雨続きの肌寒い時期。汁だくで暖まる野菜料理は嬉しかろう…。輪切りにして、しゃくっと感を残して、クミンの香りいっぱいに煮た玉葱に、プチンッとしたホール・コーン、ざくっとした薄切り牛舌をあわせました。サラダのように、食感と香りを楽しむ、暖かい料理です。

[材料]2~3人分
生姜 皮つき薄切り3枚
玉葱2個 →皮を剥いて、1cm厚の輪切りにする
ホール・コーン缶 中サイズ (ドライ・バック)
サラダ用薄切り牛舌 拳大ほど
野菜ストック: 玉葱の高さの1/3分ほど
△GABANクミン 3ふり
△カイエンヌペパー 2ふり
△岩塩 二本指で一つまみ
引き立て黒胡椒

[作る]
1)厚手の鍋(我が家はストウブ)に、生姜、玉葱をいれ、その高さの1/3分ほどに野菜ストックをはる。
2)強火で温め、あくをひく。
3)あくをひききったら、火を弱め、△を加え、蓋をしてことこと10分煮る。
4)蓋をとり、玉葱がくったりみえたら、ホールコーンを加え、温める。
5)玉葱とコーンだけを盛り付けて、牛舌をトップし、熱いスープをまわしかける。お好みで黒胡椒をひきかける。
★写真ではパクチーの葉をトップ(笑)。




今月のモニター・スパイスたち。クミンを使いました。



アジアの街角のように。異なる傾向のカレーの香りを重ねた夜食にしました(ニッコリ)。
○パクチー香るカシミール・カレー・ヌードル
○牛舌と玉葱のクミン風味ホット・サラダ →作る★
○人参、胡瓜のピクルス
○炭酸水

パクチーをたっぷりトップしたのは、銀座デリー監修カシミールカレー・ヌードルです。7&iホールディングス、明星のカップヌードルです(笑)。
ひと手間の緑を盛り付けて、ホーカーズ(屋台)の一品を装う…。これも又、混沌としたアジアの街角(微笑)。

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moralという言葉の重さ、道の遠さに胸打たれる

2016-05-28 08:42:50 | 曇り空に旗をたてる
★注意:料理や食を楽しむ話ではありません★


2016年5月27日は、私にとって大きな一歩に気づかされた日になった。一人の人間によって発せられた言葉と願いが、いつか歴史を変える力になって欲しいと、切に願う。

現職のオバマ大統領が最初の原爆投下地で、「被爆者」に献花し、何を語るか。アメリカの大統領であるからには、regretではなく、futureを語らねばならないが、それを核廃絶とつなげて、どう話すだろうか。

オバマ大統領が2009年にプラハで行った、核廃絶にふれた演説と対になる、平和を希求する最後の演説になるだろうと、私は待った。

日本のメディアが切り取る、都合のよい単語の羅列ではなく、公式にホワイトハウスがながす、献花式全体の映像を再生して聞いた。これには安倍総理のスピーチの英訳が含まれている。
それを聞いてから、ニューヨークタイムズによって記録、書き起こされたテキスト全文を改めて読んだ。

聞くだけで解る、平明な言葉を選び、曖昧さに逃げることなく語った彼は、意思の人だった。

以下は私の覚書を含む。

※※※※

あの日にここで何が失われたか、彼は語り始める。日本人、韓国人、アメリカ人が亡くなっていることを悼む。
だが、悲惨な死は広島だけではなく、人類の始まりから続いていると転じる。世界大戦は世界中に、その悲惨な記録を残している、ことも。
豊かで進歩的な国々の間で、戦争は生じ、いまなお高い理念を語る宗教が、殺人の許可を与えている。
科学技術の進歩が効果的な殺人機械を作り出している。近代戦争はそれを教えている…広島はその証だ、と彼はいう。核の拡散膨張を導く科学の革新は、同じように、道義的な革新(moral revolution)を必要とする、とオバマ大統領はいう。

この時点で彼は日本におきたことに対して、「核」という言葉を使わない。
ここにきて、広島で、爆弾が落ちた瞬間を想像し、沈黙の叫びを聞く、と語る。今までも、そしてこれからも、無垢の民が殺されたことを、私達は覚えていて思い出す、と続ける。
誰が行為者であるかに係わらず、命に対する冒涜があったことを、彼は認めている。

いつか、被爆者の声を聞けなくなっても、1945年8月6日の朝の記憶は、決して消えることはない。この記憶が、私達の道義的な創造力(moral imagination)を満たし、私達が変わることを後押しすると、彼はいう。

ここで、彼の話は戦後社会に転じる。恐怖の日々を乗り越えて、希望を与える選択をしてきた、と。
日米は同盟であるとともに、友愛を育んだ。ヨーロッパは戦場を、経済的な結合と民主主義て塗り替えてきた。
未だに、テロや破壊の狂気に負けないための行動に、終わりはない。
人が悪魔がやるようなことをする能力を封じることはできないかもしれない。それは、国家間同盟は、自分達を守らなければならないからだ。しかし、我がアメリカを含む核保有国は、恐怖の論理(the logic iof fear)から解放される勇気を持たなくてはならない、と彼は話す。

ここで初めて、彼は「核」という言葉をつかう。
恐怖の論理とは、久しぶりにきいた…。米ソ冷戦の頃、核兵器をもち、相手に攻撃される前に、核兵器をつかうことで生き延びる、という脅し文句があった。日米同盟は核の傘にはいり、日本が生き延びる方法だと新聞に書かれた時代があった。
その愚かしさを積み重ねて、地球上には人類を何十回と殺し尽くせるだけの核兵器があり、はじめて、核をもっていても、全滅という終わりの日は来てしまうことに、人は気づいた。そして核不拡散条約がはじまる。
本当は、使えば終わり、なのだから、一斉に処分すればいいのに。世界はできないでいる。
相手が隠し持っていると思うから。持ってるぜって脅せば、相手が一歩ひいて、優位にたてると、知っているから。人間の自己偏愛と他者不信の証が核兵器だと、私は思う。

彼は、自分の生きてる間に、人類は恐怖の論理から逃れられないかもしれない、という。それが出来ないかもしれないけれど、未来へ続け、核不拡散につなげなくてはならないと、いう。

それでも、未だ十分ではなく、人類としての一人一人だという意識、関係性を作り出していかなくてはならない。これができたら、人間は特別な種となる。過去の過ちを繰り返す遺伝子から、解き放される。私達は、学び、選び、子供たちに違う未来を語ることができる。お互いを尊重する意識(人間性)を共有し、戦争をすることをよしとしない、狂気に容易に負けてしまわない未来を。

(そうなって欲しいと、私は願った。どうしたら、今の時代を切り離せるだろうか…。)

オバマ大統領は続ける。
被爆者に、それらを可能とする物語を教わると。
原爆を落とすための飛行機を操縦していたパイロットを、許した女性。自分が憎んでいるのは戦争そのものだからと、気づいたから。
ここで殺されたアメリカ人の家族を探してくれた男性。自分達が失ったものと、アメリカ人の家族が失ったものは、同じ、同じ大事なものだったと、信じていたから。

(そうだ、命令された人間を人殺しと憎めない。殺させたのは戦争だ。人の命と価値に、国境はない。だけど、苦しんだ人間が、こう思うまでの道程は、どんなに遠いことだろう。そして、踏みつけた側は、それにきづくだろうか…。)

そこで彼はアメリカの建国の思いを語る。人は平等に作られ、生命、自由、幸福を求める侵されない権利を、与えられた、と。国内でも難しいこともあれど、世界中にひろげていき、全ての人、全ての命は価値ある大切な存在であり、ひとつの人間家族の一部であると、語り続けなくてはならない、と。

(これは少し違うと、私は感じる。一つの家族でなくても、違う家族が尊重しあう村であっていいのじゃないか…。)

これが、広島にくる理由。私達が愛する人と同じと考えるから。朝、子供たちから向けられる笑顔。台所のテーブルで交わされる優しい会話。両親の抱擁。71年前のここにも、同じ素晴らしい瞬間があったことを思い、考えることができる。

(抱擁はなくて、正座して挨拶だったかな。笑顔は無理かな、あの時代の日本に(笑)。でも、言いたいことは伝わる。表現の形は違っても、その時代なりの幸せ、子供がよかれと願ったはず。)

亡くなった人は、私達と同じ。普通の人なら、そう解ると、私は思う。戦争を望んでなんかいない。人を脅かすのではなくて、生活をよくするために、科学は使われて欲しいと思っている。国家やリーダーが選択するときには、このシンプルな希望を叶えてほしい。これが広島から学んだことだ。

(ああ、初めて一人称をつかう。願いを言葉にしようとしていて。アメリカ大統領よりも、バラク・オバマはこう願っている、普通の人なんだ。)

広島で、世界は永遠に変わってしまった。だけど今日、この街の子供たちは平和に毎日をおくっている。なんて素敵なことか! これを守り、全ての子供たちに広げよう。
これが私達の選ぶことができる未来。そして、核戦争の夜明けの場所としてではなく、私達の道義的な目覚め(moral awakening)の始まりの地として、広島と長崎がある未来である。

※※※※※

このあと、安倍総理が語る。71年前を乗り越えて、今日がある。日本とアメリカの友好と同盟が、子供たちの未来を守る。。。

※※※※※

最初に思ったのは、優しい気持ちがあるスピーチだと。「被爆者」という言葉を、彼は二度、敬意をこめて使っている。あの日から、「被爆者」として生きねばならなくなった人を、静かに慮り、労う気持ちがある。自国の総理大臣が振り返りもしない、差別を感じさせてきた日本語を、意味あるものにした。
人の名前を呼ぶことは、その存在を認めること。きっと広島のあの日を知る方たちは気づいたと思う。


次に思ったのは、平和を目指す道程の難しさだった。オバマ大統領は三度、「moral」をつかった。核兵器をもつ恐怖の論理をのり越え、平和を求めるための力は、戦争その物を憎み、お互いを同じ価値あるものとして尊重し、受けいれ、許しあうこと。そのmoral は、戦禍に倒れる人と時代を想像し体験し、過去を切り離すような革新的な変革をとげて、立ち上げなくてはならない。いまだ、夜明けより暗い、目覚めの時期でしか世界は居ないのだ、と気づかされる。

これが世界有数の武器、核兵器をもち、経済と人権を誇った国の大統領を二期つとめて、彼が至った答、伝えたい願だった…。
何万人殺しても、世界は平和にならないって、どうしたら、アメリカの普通の人は知るんだろう?
そして今、壁を作り、危険な奴を排除しろ、と声高に叫ぶ人間がまた現れている。ここから又、戻っていってしまうのか?

そして、日本でも。一発殴らせたら、握手してもいいよ、一歩ひいたら頭をふんづけて、友達になってやるよ…そういう振る舞いに恐怖を覚えさせて、戦争への道を開こうとする動きがみえる。
なぜ、今日であった、二つの国民が、平等に新しい始まりを迎えて、笑えないのだろうか。お互いが、自分と同じ価値を認める、という単純なことが、できない、教育の根底はなんだろうか。

さらに思う。moralとは、長く宗教によるものだった。信教を尋ねることは、その人間のモラル・ハザードを知ることだった。何が善悪であるかを教わっているかをしれば、社会のなかでお互いに生きていけるからだ。
オバマ大統領がいうモラルは、これではないのだ。新しい意味を持たせることを、彼は提案したのだ。生命を守るモラルのある未来を。


一人一人の心の中に、平和の砦を築かなくてはならない、と私は思う。自分と同じ人間で、私達は今日から未来へ共に歩くのだと覚悟して。
お互いが、そう思える日には、あと、何が要るんだろうか…。
相手より得したい、自分が正しい、相手を奴隷にしたい、どうしたら、その根をきれるのか。
難しい、とても難しい。

誰にも殺されたくない。権利や尊厳を侵されたくない。誰も殺したくない。幸せでいたい。今日あった笑顔は、明日もありますように。未来は、もっと良くなる、そう信じて、この世界を次の世代に引き継ぎたい。
そのために、ちょっとは我慢する。皆で同じように譲り合おう。

皆が願って欲しい。そう信じたい。


2016*528 過労死予備群 謹書。
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笑顔になるハイ食ナイト(笑)

2016-05-26 04:24:00 | 美味しい食


5月なかば、ハイ食材室・楽天市場でチーズ・バイキング(356円, 680円/個包装)があった折りに、様々な種類を少量づつ買い込みました。



朝、冷凍庫から冷蔵庫に。じっくり解凍して、帰宅をまってもらいました(笑)。うん!いい感じです。
マンゴー入りクリームチーズ、フルムダンベール、そして14ヶ月熟成パルマハム(笑)。



美味しいパンも買ってきました。最初に切るのは、フルーツ・ライ(ドライフルーツを焼き込んだライ麦パン、写真右手)、オニオンと胡桃のリュスティック。(後からブールも切りました、笑)



帰宅して。
グリンピースとオニオンのクリーム・ポタージュを作り、冷やします。
パプリカと胡瓜で、野菜スティックを準備、冷やします。
パルマハムを冷蔵庫から室温に出します。魅力的な朱を取り戻します。

パンを切り、二種のチーズをカット。盛り付けていきます。
ディップ・ソースを三種、用意しました。
写真左から、アプリコットとパッションフルーツのコンフィチュール、ジェノベーゼ、スイートチリです。
ブルーチーズに合わせようとあけたコンフィチュールは、ジャック(福岡)の。ほ助さんからの、春先のバレンタイン素敵箱に入っていたのを取っときにしてありました(笑)。
暖めた白ワインで、ちょい延ばしたジェノベーゼは、登志子さんのお手製です。



14ヶ月熟成パルマハムを!ハイ食材室さんの丁寧な切り出しで、Barcelonaで供されるのと同じに、一枚づつ、わけられます。一枚おくだけで華やかに!



むふふ、間にシートが挟まれていますから重ねて問題なし。うん!塩漬け肉のもつ重い赤が香りと共に。
( ̄O ̄)~ん、大きなお口をあけて、ひらひらっと口のなかに落としていく。Barcelonaの街タパス流儀です(笑)。

ハイ食材室と美味しいパン屋さんと、到来物と時間(笑)の助けで、今宵はさくさくっといきました。
○パン三種
○マンゴー入りクリームチーズ(甘く)、フルムダンベール(まろやかなブルー)
○14ヶ月熟成パルマハム
○三種のディップ
○野菜スティック(パプリカ、胡瓜)
○グリンピースとオニオンのクリーム・ポタージュ
○ロゼの泡 (爽やか、シルキーで甘くないシャンパーニュ)、ペリエ&ライム

オールド・コレールに、白蝶貝のカトラリーはすっきり似合う! こんな器遊びが出来る、気持ちのゆとりができました(笑)。



ロゼと熟成ハムをワン・ショットに。
いい色のコンビネーションにニッコリです。やるな、ハイ食!(笑)



ブルーにコンフィチュールの香りが豊かに華やか。この爽やかな緑が、熟成ハムをさらに艶やかにしてくれました。うまうま♪



さくっと仕上げたから、ゆっくり楽しむ時間が平日にとれました(ニッコリ)。好評でした。くせになりそう…(笑)


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街のアジアごはん弁当

2016-05-25 12:21:00 | 美味しい食
こんにちは。数日つづいた真夏日が一段落。雨が近づいている関東です。
冷めても美味しく食べられる工夫をして、アジアの炒め物ランチ、いってみましょう。



○炊き込みピラフ (海老、玉葱、人参、ピーマン)
○豚ロース肉とニンニクの芽の花椒醤油蒸し炒め →作る★
○ミディトマトのレモン塩糀漬け
○セロリ、パセリ、じゃが芋のミルクスープ
○ジャスミン茶


■豚ロース肉とニンニクの芽の花椒醤油蒸し炒め

お弁当用なので、炒めものが冷めても美味しく食せるように、豚肉に軽く片栗粉をまぶしてから焼きます。
その一手間で、味も馴染みよくなります。

[材料]二人分として
豚ロース肉 60g →日本酒をくぐらせてから、一塩し、薄く片栗粉をまぶす。余分な粉ははたきおとす。
ニンニクの芽 一把(親指と人差し指で輪を作ったくらい)
鷹の爪 1本 →半分にし、種を除く
GABAN花椒塩(ホアジャオイェン、パウダー) 2~3ふり
△醤油 大さじ1+蜂蜜 小さじ1 →あわせておく

[作る]
1)ニンニクの芽は熱湯で茹で、5cm長にきりわける。
2)フライパンにココナッツオイル、鷹の爪を温め、香りをのせる。
3)豚ロース肉を炒めはじめる。ひっくり3返してから、ついで、ニンニクの芽(1)を加える。蓋をして蒸し焼きにする。
4)蓋をとり、花椒塩をふって煽り、△を絡めて、仕上げる。

甘さの中に、ぴしっとしびれる味に仕上げます。ご飯のすすむおかずです。

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山菜と筍の炊き込みご飯弁当

2016-05-24 23:35:00 | 美味しい食
お弁当を日課に加えてから、実は炊き込みご飯が好きだったと気づいた、我が家のシェフ(=私、笑)でした。



○山菜と筍の炊き込みご飯 →作る★
○チキンカツの黒酢餡からめ
○小松菜、牛蒡と人参の笹掻きのクルミ和え
○胡麻スープ(若布、枝豆)
○麦茶

[作る]
春に我が家で掘った筍を、刻んで冷凍しておいたものと、山菜たち、人参をあわせて、昆布出汁、日本酒、醤油で、炊き込みご飯にしました。


時間がたっても美味しいご飯に!
おこわや、炊き込みご飯、煮込んだ野菜具材を混ぜた寿司、お稲荷さん、巻き寿司、等は、工夫されてきたのではないかしら…。(ニッコリ)
豊葦原瑞穂の国。お米を食べたいと願った長い時間が、歴史には記録されてきたのに…。いつの間にか遠ざけられる時代になって。
何を食べるか、選択肢がある時代を、お米は上手に乗りきって欲しいものです。主食にするものは、食料自給率が十分にみこめるものであってほしいから。


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コメント (2)
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