局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

先月・今月宝塚

2011-04-20 21:48:21 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は花組を観てきた。



トップ真飛さまの退団公演。

劇場の踊り場に毎度掲げられるこのポスター、私の前に居たOL風の二人連れが 「かっこい~」とつくづく眺めていたが 本当にかっこいい & 美しい男役さんだった。



それに加えて 私は二番手の壮さまが好きだったのである。(興味のない方スルーしてくださいね w)
何度も書いているが、どんな表情 どんな動きをしても色っぽい 華のある人だと思う。



この二人がからんだ太王四神記 真飛さまが王 壮さまが悪役の時もよかったし 項羽と劉邦の競演もすんばらしかった。
もうこの二人が同じ舞台に立たないと思うと残念というかむなしいというか・・・ それになぜか知らないがこの時点で二番手の壮さまがトップになると思いきや トップは宙から蘭とむさんが舞い降りるんですとさ。蘭さんも嫌いじゃないけどなんでそんなに組替えしてかき回すんだかわけわからない。(またもや興味のない方スルーしてくださいね)

↑のような事を ヅカファン歴四十年以上の舞台友Nに嘆いたわけですよ。メールで・・・(昨日は一緒じゃなかったので)

「真飛 壮って良いコンビだったよね。これがおしまいってのは悲しいよ
 宝塚ファンってのもその繰り返しに耐えて継続してるんでしょ? ある意味マゾだよね」

Nから戻ってきたメール

「その時は悲しいけどね。 でもあの時はああだったこうだった あのスターはこうだったと語り続けてある意味満足。
次々生まれるスターに期待しつつね。だから新人公演もやめらんないわけよ。 相撲の序二段から衛星放送の二時ごろまで見る感覚さね」

だそうだ。 私もまだまだファン歴浅いな。まあここまでのめりこまないとは思うが・・・

しかし、Nともその後語り合ったのだが、昨日のミュージカルロマンはひどかった。
「愛のプレリュード」なんちゅーベタな題名でも見る前から危惧はしていたんだけど・・・ ちょっと筋立ても演出も作品としてひどすぎやしませんか? 荒唐無稽というか筋立ても無理がありすぎるし設定も破綻してるし へたくそな携帯小説並みである。
花組って身長も高いし男役も娘役も美しくて上手な人も多いのに それも生かしてなく4人くらいだけに人格があってあとはその他大勢扱いで無駄遣いしているように感じたし・・・
真飛と壮さまの美しさに頼って観客の目を引き付けているだけだし、娘役の蘭はなさんのせりふもやたら甲高い声で同じテンションで叫ばせるだけ。
もうこの演出家のは見たくないとまで思ってしまった。

たとえば家のオットなぞに宝塚を初めて見せるとする・・・ その初見が昨日みたいな作品だとすると 「宝塚ってくっだらねえな」と思ってしまうと思う。誰のファンとか誰を観たいということがなくて純粋にお芝居を楽しみたいとしたら 「なんじゃこりゃ? 二度と見ない」と思うであろう。

ショーが楽しかったのが救い。女になった壮さまと真飛さまとの絡みも色っぽかった。女性でも美しかった 壮さまは。ああどこかの組のトップで見てみたいよ。

ショーの終わった後にロビーで義捐金を集めたんですけどね。赤十字に寄付するんですと。
良いことだよね。私も協力しました。舞台化粧と衣装のままで募金箱を持って何人かが立っていたんだけど娘役にしても長身。顔が小さくて手足が長くてまぢかに見るとつくづく綺麗。


義捐金と言えばですね、実は先月震災の日の前日、雪組を観ていたのだ。
ロミオとジュリエットをロックオペラ風にアレンジしたものだった。 これはとっても良くて音月桂ちゃんのトップ就任公演だったんだけど満足して帰って 次の日にブログに書こうなぞと思っていた時にあの地震。舞台の感動も一日だけでふっとんでしまいブログに書く気にもならなくなってしまった。



原作はシェークスピアなんだから良くてアタリマエだろって言われるかもしれないが、それをロック風にアレンジして、上手に組員を生かして使ってまとめるのはやはり演出家の力量だと思う。小池先生の作品はいつも私のツボにはまる。



音月さんも 美しくてナイーブで夢見がちなロミオってのが実にはまり役だったっけ。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする