局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

大江戸りびんぐでっど

2010-10-29 20:40:03 | 見る(映画 劇場 美術館など)
シネマ歌舞伎作品

今日はオットが半日休み、午後から東方面に頼まれ仕事があるのでたまには平日の空いた映画館でも行こうじゃないかということになりこれを見る事にした。
シネマ歌舞伎は銀座で見てきたが 今日はこの人の街で

 
かぶき座さよなら公演 去年の12月に上演された 官籐官九郎の作・演出の作品。

 

私の周りの歌舞伎好きの間では賛否両論の舞台だった。

江戸時代の大江戸。くさや汁を浴びた死人が“ぞんび”として生き返る事態が発生し、人間にかみついては増え続ける“ぞんび”に江戸の町は大騒ぎ。そんな中、くさやの名産地・新島出身の半助(市川染五郎)は、くさや汁を体に塗ることで彼らを従わせることに成功し、“ぞんび”を働かせる人材派遣会社“はけんや半助”を起業する。
 yahoo映画より

七之助 勘太郎 獅童 染五郎などの若手 勘三郎 扇若 三津五郎などのベテラン名優たちが楽しそうにどたばたを演じる。
これだけの役者をそろえてこんな風に人を食った舞台を自分の好きなように作れるなんて官九郎さんも演出家冥利につきるであろう。

いえ 単純に面白かったけどね。
ただ、「くさや汁を浴びてゾンビになった人々が江戸の町を席捲する。舞台と花道をゾンビ姿の役者があふれる」
その設定だけで十分革新的なんだから 「まじで~」とかのせりふや「奇跡の人」初め他の作品のパロディは邪魔な気がする。
その設定でもっと大真面目に歌舞伎の形式にのっとって演出してもらった方が面白かったのになぁと思った。

あと舞台全体が汚い。どうせ歌舞伎を見るなら助六みたいに目に鮮やかな、ならではの華やかな美しさを楽しみたいと思う。

さよなら公演は助六を見たけど 同じ料金だったらやはりそっちを見てよかったなって感じである。

クドカンのドラマってのはとても好きなんだけど(この前までやってたうぬぼれ刑事なんて面白かったな。面白いというと原作がマンガってのが多い最近、オリジナル作品で楽しめるってのは久しぶり) 映画となるとどうもドラマほどの満足がないのよね。サイズ(長さ)の問題なのだろうか?

    * * *

ところで初めて入ったこの映画館のあるショッピングモール。

ここでもこの人が頑張っていた。





コメント (6)
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