局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

祝 救出

2010-10-14 07:10:25 | 様々な思い
チリの落盤事故 地下700mからの救出がいよいよ始まり半分ほどの人たちが救出されたらしい。
世界中のよほど根性の曲がった人でない限りは 「良かった」と思ったことであろう。

今日 仕事に行って倉庫のオジサンたちも 「良かったなぁ」と言っていた。
しかし・・・
「局さんよ~ 知ってるかい? この人たち これからずいぶんお金もらえるらしいよ。それにこの体験を講演してくれって世界中から頼まれてるんだってよ。ずいぶんそれでも金が入るだろうな~」←未確認情報ですが・・・

ウチの会社の倉庫のオジサンたちは 流れ流れてこの職場にきた人が多い。このオジサンも若い時は某美人女優のマネージャーをしていたらしいのだが なぜか首になりこの会社に入ってきたそうだ。
他には 自営していた会社が倒産してウチの会社に借金があり、返せないので働いて返してる(社長が給料の天引きしているらしい)オジサンもいる。倒産した時に奥さんに逃げられたというかわいそうなオマケつき・・・ 

その上このところ会社の業績は悪化の一途、定員削減で一人当たりの仕事は増えてサービス残業の時間は増える一方、ボーナスは減る一方・・・その上支店の不払いが発覚して本社が借金して穴埋めしたらしい。
要するにみんな崖っぷちなのである。

元祖 デスパレートの妻たち (こんなスタイリッシュなわけないけど 一癖あるのは共通項の会社のメンツである。幹部にしてもカタカナに弱い社長 ピンクの髪の専務 そしてチャマ・・・)
 ←何年か前にシリーズ1を大人買い 続きはtsutayaで細々見ている。
これってホントに全編ブラックなんだけどはまる。 どうして日本じゃここまでおもしろいのがなかなかできないのであろうか??

話を戻して・・・
そして元マネージャーオジサン

「OOO(会社名)で俺たちみんな生き埋めになって二月くらいたったら救出されねえかな。そうすりゃそれから講演料で稼げるし 家のかあちゃんも俺のありがたさもわかるだろうしな」

オジサンの気持ちもわからないではないが 私はこの会社のメンツとの生き埋めはごめんこうむる。
それに土地柄、この都会のまんなかの自社ビルで生き埋めになったら東京の周りも壊滅であろう。
私が無事だったら地上から励ますくらいはやらせていただきますが・・・

いずれにせよ、チリの事故は閉じ込められた人々が無事に救出されつつあってよかったと思う。
極限状態でも気をしっかりもって希望を捨てないことの大切さってのを身を以て教えてくれた人たちの存在は尊い。

コメント (8)
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