局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

色々な人と 色々な夜

2013-09-13 23:18:16 | 友人
先週から今週にかけて 色々外出。
記録代わりのこちらを書くヒマもないバタバタっぷり。

まず先週火曜日。

自称板金職人さんwとタイルの先生宅で再会。なんと彼はタイルに使う枠の試作品を持ってきてくれたのであった。
それが良くできてること。同じようなスペイン製のより仕上がりが綺麗。さすがmade in Japanクオリティ!

先生と三人で行きつけの高☆寺イタリアンへ

おいしかった。ワイン二本空ける。



これが気に入ったな。シラー主体。コスパ良好。



二軒目で素敵なショットバーへ。とってもおいしいモヒートをいただく。マスターのこだわりインテリアもステキ。
楽しい夜だった。

そして先週木曜日

オットの小学生時代の友達とその母(去年恵比須で姑も一緒にランチした母息子) 高校時代の弁☆士夫妻 局夫婦という変則3カップルで自由が丘の串焼き屋。
友達母が提案した集まりであった。
弁☆士なんてお堅い職業だろうし、気を使うんだったらめんどうだな・・・なんてあまり気が進まなかったのだけど、とても気さくなダンナさんと美人だけどすごくカジュアルな奥様(70年代ヒッピーテイストというか、都会の元不良というか)で全然気を遣う人たちじゃなく



盛り上がってカラオケバーに行って深夜まで歌いまくってしまった。↑そうとう出来上がってる三匹のおっさんの図
酔っぱらったオットがワタシの家でのあんなことやこんなことをばらしまくり悶絶笑いする奥さんから「私と同じ匂いがする~」と言われる。

次の日友人母から電話があり
「楽しかった~! ○○ちゃん(弁☆士妻)もまたお会いしたいって言ってたわよ。今度は恵比須で女子会よ!」と次の日程を決められる。」このメンツもこれからリピートしそうな予感。

先週土曜日

親友Aと彼女の非常勤で教えている大学の教え子と。
彼女たちとは10年前に一緒に上海旅行へ行き、それ以来度々会っていた。この三年の間それぞれ結婚して何かと忙しかったため会う機会もなかったのだけど、一人が最近購入した新居に招いてくれたので三年ぶりくらいの再会。

まずここのフレンチで ☆ 

駅から多少離れているけどそのため騒々しくはなく



こぢんまりしてステキな店だった。ランチは満席。予約しないと入れなそう。



前菜サバのホニャララ



メインに和牛のビール煮込み

これにサラダとマッシュルームの冷製スープとコーヒーで2000円。
味も良いしサービスもほどほどで感じがよくボリュームもかなりのもの。ここはリピートリスト入り!

そこから新居へ訪問。
新築高層マンションの上層階である。



ザ・東京って感じの眺めを堪能。

新婚(お相手は8歳年下の難関資格持ちのイケメン)でこんな所に住めるなんてい~な~ なんて言ってたら、彼女は彼女で気になることで医者通いもしているらしい。

10年前はキャピキャピしている可愛いOLだったけどあれから10年、悩みもフクザツ化してきているであろう。
私たちくらいの年代になると、もうある程度はじたばたしても仕方ないねって開き直り的落ち着きも出てくるんだけど30代半ばって色々過渡期だったわね~と親友Aと思いを巡らせる。
頑張れ!


色んな年代(30代から80代)の色んな人と会って飲んで話した一週間であった。
好きな人、好きにになれる人と会うのは楽しい。

実りが多かったけど飛ばしすぎて風邪ひいた。来週は引きこもる予定。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LINEがつないだ再会

2013-05-13 11:05:37 | 友人
土曜日のこと、友人とランチをすることになっていた。
久しぶり、実に四半世紀ぶりに会う友人であった。
結婚した当時 オットは関西のある県に赴任していて私はその馴染のない所で新婚生活の一年を過ごしたのだけど、その時の友達である。

オット以外は知ってる人もいないし土地鑑もないし、そんな所に行くのもそんなに不安と思わなかったのは若さ故かもしれない(今は知らない土地で暮らそうなんて思わないもの)

そこで仲良くしてくれたのがこの友人であった。
元々オットが当時の同僚と贔屓にしていたレストランの常連さんでその中でマドンナ的な存在の女性だったらしい。
独身時代のオットがまず仲良くなり、今度結婚するから奥さんが来たら遊んでやってねとワタシを引き合わせてくれたのである。

ちょっと特殊な仕事をしていた彼女、外見は華やかで人目をひく子だったけどコテコテの関西弁でボケツッコミが面白く 気さくにその土地を案内してくれた。
ほどなくほぼ同時に妊娠がわかったので一緒に妊婦生活も送って色々初めての出産に備えた。

そしてドラが生まれ、彼女の長男が生まれて ほどなく家が東京に戻ることになり、なかなか会えなくなってしまった。
その後詳細は忘れたが東京の家に長男を連れて彼女が二度ほど遊びにきてくれたが、彼女のご主人は転勤族だったのでその後は国内の主要都市だけど何か所か引っ越し、その間に今度もやはり同じくらいの時期に彼女も私も女の子が授かった。しかし子育てなどの忙しさの中でなかなか会えずに年を重ねて年賀状だけのおつきあいになっていた。

そして何年か前にご主人が東京勤務になり、隣の区に引っ越してきたことは知っていたけど、なんとなくきっかけもなく毎年「今年こそは会いましょう」という年賀状の常套句だけは交わすものの実現はしなかったのである。案外私は人付き合いは自分からアクションを起こさない受け身型なんである。

しかし最近LINEでつながったのね。お互い携帯番号を登録していたから。

年賀状だと一年に一往復だけど さすがにLINEはやりとりが早い(当たり前だ)相変わらず関西弁で送ってくるメッセージとハゲおじさんのスタンプがおかしくて、彼女がパートしている所がワタシの馴染のある所でもあったので「今度そこに寄るね」なんて言っていたのだけど、彼女から
「どうせなら今度の土曜日会わへん 渋谷においしい小龍包の店あるねん」とお誘いがあった。
思い立ったが吉日とお会いすることにした。

オットも「へ~、Y子ちゃんか 懐かしいな。俺からもよろしくって言っといて」と懐かしがっていた。

モヤイ像というベタな待ち合わせ場所に現れた彼女は四半世紀という時を感じさないほど変わっていなかった。
顔が小さく足が長くスリムな体型は昔のまんま。ダメージジーンズにふわりとしたシフォンのブラウスの組み合わせもおしゃれだった。向こうも「局ちゃん 全然変わってないやんか すぐわかったねん」と駆けよってきて、手を取り合って喜びあう変なオバの図を展開してしまった。
小龍包を食べながら昔話に花を咲かせ 腰を据えて話そうと喫茶店に入った。
そこでお互いの家族のことが話になった時に、ふと私は彼女の長女さんの事を思い出した。ずいぶん前に年賀状に写真が載っていて、芸能界にデビューすると書いてあったのである。その後は何もふれていなかったので意識もしていなかったのだが、
「そう言えばお嬢さんてムスメの一つ下だったよね?芸能界デビューしたんだっけ?」と聞いたら

「うん 今もやってんねん」とのこと

「そうなんだ~ なにしてらっしゃるの?」と聞くと

「うん ホニャララって知ってる?」 

「えっ ホニャララ!?」

「うん ホニャララ。」

まっマジ?
超メジャーじゃん。こういう事に疎いワタシでも知ってるぞ。ここで他人事ながら自慢したいほどのメジャーである。

「えっ やだ 知らなかったよ~」

「言わんかったっけ? 局ちゃん知ってると思った」

「知らなかったよ~ 活躍してるんだねえ よかったねえ」今更言うのもマヌケなワタシであった。

あまりたまげたのでその場でムスメにメールをした。(その日の朝 ドラの妊娠中に仲良くしてた友達に会うんだ。妹もあなたと同じくらいの年でなんか芸能活動してるらしいんだよね くらいの事を言っておいたのである)

「今会ってる友達って ホニャララのママだったよ!」
何を隠そうムスメもホニャララのファンなのである。同年代の他の子やグループは認めてないくせにホニャララのパフォーマンスはカッコいいと常々言っていた。

すぐさま返ってきた返事は

「うっそ~~~! 新曲好きです!! 応援してます!!!って言っといて」と 普段クールなムスメの割には!!マークが連なった ジェジェジェもののメールであった。

それにしてもY子ちゃん、お嬢さんが成功してるのを鼻にもかけず、まるで自慢たらしくなく、依存もせず(ふつうにパートして)ステージママもせず(仕事が休めないからツアーもついて行けないねんとのこと)あの淡々とした態度はかっこいいと思った。ただ「あの子は何か持ってんねんな。めぐり合わせがいいねん」とだけ客観的に言っていた。

そのまま散々しゃべりまくってまた会おうねと約束して家に帰った。

娘は詳しく聞きたがったので彼女との経緯など話してあげたが、帰ってきたオットは「ふ~~ん ホニャララってどんなんだっけ?」と拍子抜けする反応 「それよりY子ちゃん 相変わらず綺麗だった? おばさんになってた?」だそうだ そっちかい?

ムスメがyoutubeでホニャララの映像を出してオットに見せたら

「ああ これなら知ってるよ。そうかあ この子がY子ちゃんの子かあ。そう言えばこの脚はY子ちゃんの脚で顔はダンナの顔だな」と初めて納得していた。













コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恒例同窓会

2013-02-25 22:52:34 | 友人
舞台友Nが主催する二月の同窓会

もう何回出席しているだろうか? このブログにも書いて6度目くらいだと思う。
東京某所に昼間から集まり(なぜかここ3年連続で東京マラソンの日とかぶる)フグコースを食べる。昼間っからビール、ひれ酒を飲み、その後はカラオケで時間をつぶし泥鰌屋かおでん屋での夕食突入と 食べて 飲んで しゃべって笑う 8時間~10時間一本勝負のような催しである。

出席メンバーも家族からは「またやるのか」と顰蹙も買っているようだが、同じ釜の飯(給食とも言う)を食べて多感な時期を過ごした♂♀ おっさんおばはんになった今となって一番居心地の良い空間である。そう思う人たちも多いのか、みんな忙しい身でありながら、色々都合をつけて今年も集まった。

 

 白子にひれ酒 日本人で良かったと思う瞬間である。

雑炊で〆。

今年もカラオケへ

このカラオケはなぜか舞台友Nが確立させたルール「オトコが唄う」というのが守られている。
Nなど声楽家なんだから歌わせれば当然うまいが、なぜかここに集うオトコ達 「あんたたち今までの人生何やってたんだ?」と思うくらい歌がうまいのである。
今年は30年ぶりに(今まで外国や地方にいたため不参加)出てきた某商社マンが出席したが
 このピンクシャツ
出だしのワンフレーズ聞いただけでみんながうなってしまったほど上手なのである。
そして卒業以来初めて会った彼は、みかけの面影はとどめながらも中学時代理系少年で寡黙だった印象と裏腹に「すごいコナレタおっさん」になっていた。


このカラオケで定番となったDrコンビによるチャンピオンも素晴らしいハーモニー

白髪(内☆医)が「お前太ったよ。去年はちゃんと腕が楽に回ったけど今年はきつい」
黒髪(整形☆科医)「夕飯が遅いしなあ 忙しいからストレスたまってつい食べ過ぎるしさ、お前もさっき寝てただろ、若い嫁さんもらうと大変だなあ タバコなんて吸ってる場合じゃないだろ」と返す。



ワタシたちは笑って見ている。

この黒髪が再来週研究会だか勉強会だかを主催、やはりこの場に出席していたキョージュがそこで講演することになっているという。
そうすると黙っていないのが舞台友Nである。

「なに それって私たちも聞けるの?」
「ああ 別に会費払えば入場できるよ」
「じゃ、ワタシ行くよ。局も行くよね」←強引

と なぜかその勉強会に出席することになってしまった。

「ついでにさ おたくの医院も見学に行くよ」と舞台友N

実は整形☆科医はこの近くに開業、私は一度近くに用事があってそこを訪ねたことがあった。色々な医療器具やリハビリ施設も備わり、清潔そうな医院で、何より素晴らしいのは全身マッサージをしてくれるウォーターベッドがあったことである。
ワタシが行った時、ちょうど土曜の診療が終わりそうな時間。人の好い彼は
「せっかく来たんだからマッサージしていきなよ」と当院自慢のそのベッドを使わせてくれたのであった。
水の中に包まれて優しく全身をもみほぐされる非常な快感であった。それをNに伝えたことがあり、彼女もぜひ味わいたかったのだと思う。

その勢いで
舞台友N 建築士Nちゃん、女性歯科医Wちゃんとワタシ それに講演前のキョージュも加えて K医院経由勉強会行ツアーが組まれることになったのである。

そして珍しく 飲むと寝る皮☆科医Gが 「このメンバーで一度温泉かなんかで夜通し飲みたい!」と提案をした。
飲んでるんだか寝てるのだかどちらの時間が長いかわからない彼がこんな建設的な提案をするのは初めてかもしれない。
じゃ 故郷の温泉宿のために梅雨時のオフシーズンに実行しようと その場で実行委員が決められた。

カラオケ終わって私も含め女子メンバーは帰ったが 「今日はウチ帰ってもメシがないよ」の♂メンバーと案内役の舞台友Nは三次会に。元気なおっさんたちである。

そんなこんなで またこのメンバーで集まる予定が夏までに2回。

家に帰ってオットに報告すると、彼の方も似たような状況でしょっちゅう集まっているので
「いいんじゃないの おまえらも好きだなあ・・・ まあ俺たちもだけど」だと

ホントにこの年になると なぜかこの手の友達と和むのが楽しい。
過去が良い 過去が懐かしいってだけじゃないんだけど どういった現象なんでしょうね?





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座でオフ会

2013-01-27 18:52:03 | 友人
昔、mixiのゲームで星空バーというアプリがあったのだ。
ワインやカクテルの種類も覚えられて、課金いざないもそんなにしつこくもなく、ゆるく参加者との交流もできて、初めてといっていいほど毎日アクセスしてせっせとカクテルの種類を増やしていたというのに・・・
なぜか突然終わってしまった。

しかし、その後もそこで交流を持って友達になった方は何人か残り、またまたゆるくおつきあいさせていただいている。

先週の土曜日(ってもう一週間たっちゃった ホント毎日過ぎるのが速すぎ)

YUMAMAさんとユウパパさんと三人でお会いすることになった。

目的はこちらの観世宗家展

 

観世宗家に伝わる能装束と能面が見られるとのこと。YUMAMAさんチケットありがとうございました♪

とその前に ランチ

モンゴル火鍋の銀座店で


なかなか落ち着くお店である。カレーのようなスパイシーな香が漂う店内で、ランチの翡翠麺コースをいただく。

限定○人前の限定という言葉にひかれてそれをオーダーした後で (あっ ワタシ中華麺苦手なんだっけ・・・)と思ったが



食べてみたらおいしいの!麺もさらっとしててスープは熱すぎないので食べやすく出汁もよく効いていたし

YUMAMAさんとユウパパさんは初対面だけど、三人でお話弾む。
YUMAMAさんは相変わらず癒し系美魔女、ユウパパさんは仕事で鍛えているのかスレンダーで若々しいイイオトコである。

で、宗家展

能は何度か見たし、着物の会で能楽師さんの講義があって装束の着付けの実演なども見た事もあったが、これだけの種類が一堂に会して見られたのは良かった。
能面もまじまじと見られたし、彫刻跡が残る裏側からも見られたのは初めて、興味深かった。

実は能って、母が仕舞・謡をやってる関係で一括で買うチケットが余るので見に行くんだけど(母がもったいないからあなた行きなさいよと押し付けてくる)一度も最後まで寝ないで見られたことがないのだw
舞台に囃し方が並び、音楽が始まり謡もそれに乗ってくると最初はいいな~、日本文化ってと思うのだが、いつのまにか寝てしまうのはどうして? あの音楽には絶対催眠作用があると思う。

今年もまた只チケットが回ってくると思うので 今度は能でも鑑賞しましょうか と みんなで予習のため?にこの本を購入



なかなか勉強になる本であった。

その後もなんとなく別れがたく ライオンで昼下がり飲みして



銀座駅でお別れ。楽しい土曜日だった。

ムスメに言わせると mixiはオワコンらしいけど、ワタシに言わせりゃムスメやオットがせっせと眺めているFBに比べてゆるゆると繋がれる匿名性が気楽でイイネ!なのだ。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行った年 来た年

2013-01-04 23:21:03 | 友人
バタバタ年末年始を過ごしていたら、もう年も明けて4日もたってしまった。


年末 さすがに一日ウチの事をしてお正月の用意をしてから実家に行こうと思っていた最終日曜日、もうおしまいと予定していた忘年会があった。

私の大学時代からの兄代わりトリオ+そのツマ昼行燈というメンバーである。 いつもこんなアホなことしてます ☆ 
実はトリオのうちの一人、一番しょーもないオトコAが食い詰めて去年の春から弱小広告代理店をやめて故郷に帰り、お父さんが経営していた同族会社に就職したのである。
家族は東京に残したままで単身で、しかもお母さんと田舎で二人暮らし。何かとハデな性格なAにとっては結構辛抱していると推測されるが詳しいことはさすがに聞けない。

それで、私や他の兄二人は年末年始故郷で過ごすのですれちがいになるが、ギリギリ集まれる時間で急きょ忘年会になったのである。

「ランチって柄じゃねえから 昼間っから飲めるところがいいよな。局どっかあるかな?」とこういう時の仕切り屋の部長Tと相談して 銀座のビアホールへ



久々の東京でみんなに会えてうれしそうなAとN。
「おふくろの年寄くせえ食事ばっかり毎日食ってるからよ、こういう飯食うとなんでもうめえ」
94歳のおかあさんに毎日ご飯を作らせて罰当たりなことを言っている。



昼間っからよく飲んだこと。
「お前さ、今日どこに泊まるんだよ?」とN
「どこへってにょうぼのところだよ」
「へえ まだ受け入れてくれるんだ」と突っ込んだワタシに
「うるせえよ。 オレだって帰りづらいけどよ。おふくろが年末年始くらい一人でゆっくり過ごしたいって追い出されたんだよっ」
だそうだ。オトコ三界に家なし状態である。

「おまえら オレが別れると思ってんだろ。ところがよ アイツ○○(長女)が結婚したら××(故郷)に来るかもって言ってんだぜ」
「へええ じゃ おかあさんと○○さん同居するの?」
「バカいっちゃいけねえよ うちのおふくろと○○が同居なんつったら蛇とマングースを一緒の檻に飼うみてえなもんだろ それは無理だぜ」

などとお酒が入って毒舌がヒートアップするAの独演会を苦笑しながら聴いてお開きになった。


そしておおみそかに実家に帰り、新年はオットも合流。

元旦はムスメに着物を着せた。例の倉敷で買った着物である。

 

ドラが居ないお正月は初めてだったが、元日にみんながいる所をみはからってスカイプで連絡をとってきて話すことができた。
このメンバーがいつまで元気かわからないけど、今年も無事に過ごせますように。

二日はいつもの同窓会メンバーの新年会。故郷残留組と故郷でお正月を過ごす組半々くらいだった。


今度はワタシが着物を着た。

やはり実家に帰ると気になるのは両親のこと。みんなだいたい同じような年で色々悪いところが出てくるので介護話である。
結構みんな苦労しているようだった。
そしてこの日はなぜか自分たちの自虐的加齢話で盛り上がってしまった。

ワタシが 指先に水分と油分がなくなって時々ATMの画面が反応してくれない時があるなんて話たのがきっかけになり(ホント 暮に三菱のATMでお金をおろそうとしてエライ苦労してしまった)、スーパーの袋が開けないとか・・・
あと50肩でも盛り上がって、一番ひどかった時は眉を書くのも腕がうごかないから腕を固定して顔を動かして化粧したとか実況つき。

 

みんな気取っていればなかなか素敵なマダムたちなのに50肩だの冷えるから腹巻必須だの更☆期だの色気のないことこの上ないがこのメンバーだと自虐話も笑いの種となってまた大盛り上がりだった。

この先一月も気づいたら予定がパラパラ入るままに入れていたら満載になってしまった。

また色々行ったり見たりしたらアップします。
こんなブログも今年も続けますので、遅ればせながら今年もよろしくお願い申し上げます。

















コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつのまにかクリスマス

2012-12-24 01:54:07 | 友人
世の中三連休に突入の前の日

多分今年最後の忘年会は大学の卒論グループの集まりだった。

今度も東京駅近辺で

この日から新しい駅のライトアップイベントが始まったらしい。



わっラッキーと思ったものの人の多さにへきえきして遠くでちょこっとだけチラ観しただけ

ワインバー マ★ゴ



なかなか素敵な中庭に面したバーである

 

天井までのワインセラーの周りにカウンター テーブルが少々といったあまり大きくない規模の店。

食べるというより飲むためのおつまみ系の食事で量はお上品すぎるほど少なかった。
でも 牛肉のソテーの玉ねぎソースは秀逸。オリーブもおいしかった。

メンバーは♂♀二人ずつ みんな同じ資格もちで♂♀一人は開業 そこに私のバイト先の会社の品物をおろしている繋がりがあり、開業してる二人は在庫の融通をしているらしく、酔っぱらう前にとテーブル下での物々交換 ついでに情報も交換。
業界の大変さを自分のお店を持ってる二人の口から聞いて 「ひえ~ もう現場は無理」と秘かに思う。

♂のSくん、「どうも最近食べた後胸苦しいし、ちょっと歩いても心臓がどきどきするし寝てても急に胸苦しくなりし」などと言い出すので、みんなで早く病院行けと言ったのに、店を閉めるわけにもいかない なんて言っている。そう言われてみると夏に会った時より大分スリムになっていた。
「そんな事言ってるうちに死んじゃったらどうすんのよ!?」って言っても とにかく時間がないんだそうだ。
お店も大事だろうけど命と健康の方が大切と思うんですが・・・
自営業って大変なのね。

店を出て東京駅まで歩いたが 至るところがクリスマスだった。











「去年はSくんも元気だったね~ なんて来年またイルミネーションを見ながら思い出すようなことにならないでよ!」なんて釘をさしたけど。


なんか同い年の友人が心配であまりはじけきれずに終わった忘年会の一日。














コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

持ち寄り女子会

2012-06-12 22:41:27 | 友人
昨夜は小中高時代の同窓生オバたちと女子会だった。

建築士Nちゃんが今年引っ越した新事務所を提供してくれて、各自食べ物飲み物は持ち寄りである。



私はこのスペイン風オムレツと



手前のニンジンサラダと グリーンカレーを作っていった。この他大量の焼き鳥がMちゃんによりもたらされた。

某所でつぶやいたらレシピアップを頼まれたので簡単に説明すると・・・

☆ オムレツ

本格的なのはジャガイモを揚げ煮するけどそれだとカロリーが恐ろしいことになるので適当にワタシ風にアレンジしてます。

卵 (大きさにより)4,5個 溶いて塩コショーで薄目に味付け
ジャガイモ 中くらいのだったら2個ほど薄目にスライス
玉ねぎ 小さめ1個 スライス
ベーコン 適量スライスして適当に切る
ミニトマト 5,6個を縦二つ切

トマト以外の具をオリーブオイルで炒める。火の通りにくいものを先に。あっこだわる人はベーコンは先に炒めてのけておく。
オリーブオイルはニンニクを利かせてもおいしい。
粗熱が取れたら卵に混ぜる

焦げにくいフライパンに薄くオリーブオイルを敷いて卵液を流しいれて蓋をして焼く。表面が軽く固まったらえいやっとひっくり返してまた蓋をしてあとはごく弱火にして好みの硬さに焼き上げる。すぐ食べるなら半熟でもいいけど持ち寄りとかお弁当だったらしっかり焼いてもおいしい。
好みで粉チーズとかシュレッドチーズ入れると良いワインのつまみに。

☆ ニンジンサラダ

ニンジンを千切りにできるスライサーでおろす。(この日はがんばって4本)小さじ1ほど塩を振って混ぜて10分ほど放置。
軽く水洗いして手で絞る。
玉ねぎをみじん切りしてさらし玉ねぎを作る。(半個分ほど)
好みのナッツ(クルミ・アーモンド・松の実なんか)をフライパンで乾煎りしてみじん切り。
全部を混ぜてレモン一個分をしぼり 好みに塩で味付け(塩麹で味つけるとまろやかになる)最後にオリーブオイルを回し入れて完成。

☆ グリーンカレー

 ☆ こちらと同じ 
タイ米はNちゃんが事務所の炊飯器で炊いておいてくれた。
「タイ米って履いた靴下の匂いがしない?」とNちゃん。しねーよ!

5時半にNちゃん事務所の最寄駅に集合したのが 舞台友N Mちゃん ワタシ。仕事が終わって7時過ぎに現れたのは親友Aである。

ジジイ合コンメンバーである。
やっぱり女子だけの方が盛り上がるねえ・・・

話はやはり我々年代らしく 親の介護やK年期の話題から 仕事の話、社会の話、共通の友達の噂話、たまに家族の話・・・
AとMちゃんがボケて両Nちゃんが突っ込み役。



ボケAと突っ込み舞台友N

会社帰りのAはワインとスイーツ御用達係りなのだが、この日は「ワインに合うチョコレート持ってきたよ~」と言うので開けてみたら、コイン状のチョコレートのはずが、なぜか小袋に分かれたチョコレートの粉であった。

「あれ・・・」 と固まるA。

同じメーカーで違うものを買ってきたらしい。カフェマキアートの材料にしたりアイスにかけたりするシロモノらしい。

確か以前の女子会では 「フランスでおいしいチーズとオーガニックのワイン買ってきたよ~」とAが言い出して開いたことがあったが、Aの持ってきたのは間違って家にあった「どこにでもあるボジョレーヌーボー」であった。その時も「あれ・・・」とAは固まったのであった。

「Aは仕事じゃボケないんかい?」とすかさず突っ込むN。Aは超大企業グループの男社会で要職についている私たちの学年では働く女子の出世頭なのである。

「仕事でもボケるよ・・・」とAは苦笑。
実は家のドラの大学の同級生でAの会社に入った女子が居るのだが、その子によるとAは輝ける女子社員の星であり、ドラが「家のオカンの親友だよ」と言ったら 「すごーい お母さん!」とワタシまで尊敬されたのであった。このボケっぷりは秘密である。

色々つまみ系で塩気のものを食べ続けていた私たち。やっぱりスイーツも食べたいよねと無理やりチョコレートの粉をスプーンですくって口にいれて、
「あれ、これチョコレートの質はいいよ、おいしいもの」とAの面目を尊重しつつも気管に入ったチョコの粉にむせて咳き込みまくったのであった。





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じじいの啓蒙 vol.2

2012-02-21 22:35:46 | 友人
親友A 舞台友N 建築士Nちゃんetcのいつもの私の小学生からの付き合いの友たvs舞台友Nの恩師を中心にした団塊シチーボーイ(自称)オヤジとの「ときめかない合コン」は今年で三年目を迎え 1月の歌舞伎見物のあとに飲み会 7or8月に納涼会というペースが固まってきて案外なごやかに回を重ねている。

先日はこちらで集まった。

☆ 歌舞伎とおでん 

ジジメンバーは文系が中心で 印税をもらっているオジも二人存在する。前回その一人のオジが私たちはねっかえりオバに苦言をたれつつ東京下町の文化的歴史を教え諭そうとした文章はこちら

 ☆ じじいの啓蒙

今回もまたその時の啓蒙オジがこの界隈についての文章を寄せてきた。それがまた味わい深いので今回も勝手に転載してみようと思う。

前回の田☆町雑感がきわめて好評?であったことから、今回もほにゃらら終身幹事のご了承を得て、☆草をテーマにしたレポートをお届けすることといたします。



まず、この写真をご覧ください。これはわれわれが浅☆公会堂での新春歌舞伎を鑑賞した後、お多福に向かうときに通った道。私が後ろを振り返って撮影した一枚です。

この道の奥に見える若干明るいところが、去年長々と時間をつぶしたほっぴー通りの店のところ、つまりわれわれはこの道をその明りの方から手前に歩いてきたことになります。ほっぴー通りの喧噪を過ぎ、閑散としたあまり人出のない道という記憶があるでしょうか。

して、この写真左手に移っている大きな建物は、場外馬券売り場のウ☆ンズ☆草 週末の昼間は馬券を買うおっさんたちでにぎわうものの、通常は比較的広い道にもかかわらず、あまり人が通っていません。いつもこんな感じです。

しかしこの閑散とした道は、かつてはまさに浅草を象徴する「浅☆六区」と呼ばれる東洋一の繁華街だったのです。

* 浅草新世界

このウインズ浅草ができる前、ここにはかつて浅☆新世界という建物がありました。それはまさに夢の世界で あの大阪通天閣もかなわない娯楽の殿堂というべき建物でした。右の図のように、キャバレーあり、ゲームセンターあり、演芸場あり、そして大浴場あり、もちろん食堂もあいりました。
今でいえば、ディズニーランドと銀座、六本木、渋谷センター街バスケ通り、新宿歌舞伎町を合わせたような夢の場所だったのです。

実は私自身、小学生の頃この新世界に行った記憶があります。どこで手に入れたのか、父親が新☆界で使える総額2000円くらいのチケットの束を持っており、そのれをもらってでかけたのですが、食堂でかつ丼とラーメンとあんみつと饅頭を頼んでも500円くらいにしかならず、真ん中にある外が見えるエレベーターに乗って、「すげーなー」と思った記憶があるばかりです。


あいかわらず 「じじいなげーよ」であるので 後半のひょ☆たん池と六区華やかなりしころの雑踏の写真の解説部分は割愛。

そして最後に

冒頭の写真と比べると、まさに隔世の感を禁じ得ません。 とまとめてある。

じじいなげーけど読ませる文章である。


そしてもう一人のオジ(終身幹事)の挨拶の一文は

春は名のみの風の寒さどころではない寒さが続いておりますが、その後いかがお過ごしでしょうか?

遅れましたが ☆☆氏撮影による1月7日の浅○の写真と、「田○町雑感」に続く○○しの渾身の銘文「浅○六区雑感」をお送りします。

両氏に感謝。

次の企画(おそらく下図のごとき夏の夕涼み)には全員総出でまた楽しい時を過ごしたいものです。

それまでごきげんよう。

 こんな写真が添えてある。


おもしろいオジたちである(ときめかないけどw)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病室にお雛様

2012-02-10 01:32:15 | 友人
母の入院しているところの近くに友人の画家の家がある。
かなり広い敷地にアトリエがあり、自宅があり、カフェも開いている。

 ☆ こんな所 

ちょっと気分転換に父とそのカフェでランチでも食べようと思った。

友人に電話したら 「わ~ 来て来て! ランチ食べてってよ。助かる~」とのこと。
あまり人が来ないのかな?(場所的にはあまり便利なところではないから)と思って訪ねたら、駐車場には車がいっぱい、カフェも人がいっぱい。笑い声であふれていた。



ランチも手作りミートローフと小さな豆カレー 新鮮な野菜を使ったサラダとスープ ご飯は何種類かの豆が炊き込んである。
ヘルシー おいしい ボリューミー 父も気に入って全部たいらげていた。

お客さんはみんな彼女の絵のファン。食べに来ながら何か食材を差し入れたりしている。この日も有名なファームの社長の奥様がいらした。
自分のファームのある町のかるたを友人の絵と字で作るための打ち合わせがてららしい。
このファームのハムやベーコンや肉類、あまりにおいしくて 舞台友Nと私が驚愕したことがあり、去年の年末画家がわざわざ実家にロース肉を届けてくれたのである。
そこの製造元の奥様、若々しくてエネルギッシュで美しい人だった。自分のファームとその製品にすごく自信を持っている感じ。(それほどおいしいのですよ)
その方と話が盛り上がり、今度家の庭も見に来てねということになった。友人のカレンダーの風景にも取り上げられているらしい。

友人はというと、中央のテーブルでコーヒーを飲みながら絵を描いている。

お客さんに頼まれると即興で描いて額に入れて渡してくれる。しゃべりながら、打ち合わせしながら、それが速いのなんのって。

お客さんのうちの一人が 雛祭りの絵を描いてもらっていた。お内裏様とお雛様の顔がその人の家の飼い猫になっていた。
可愛い~

うちのPちゃんとGちゃんのバージョンも描いてもらって額装もしてもらった。

これを母の病室に飾ろう。



殺風景な病室がちょっと明るくなった気がする。私も父も画家のエネルギーをもらった気もする。


母が退院したら、我が家の彼女の絵コレクションに加えよう。

 壊される前の歌舞伎座

 天使のクリスマス




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の肉食世代

2012-01-04 09:53:17 | 友人
東京に戻ってきた。

実家に居た日を振り返ると、

★ 元日は例年通り手作りおせちと通販おせちとお雑煮から幕開き



両親 弟家と局家四人の組み合わせ。
ドラ(ムスコ)夫婦はどうするのかと思っていたら、ドラは今年は自分だけが私の実家に来ると言う。M子ちゃんはM子ちゃんで実家で過ごしたらしい。M子は「私も行かなくてもいいんですか?」と言っていたが ドラが「お前、じいちゃんばあちゃんが楽しみにしてるんだから自分ちに帰ってやれよ。」と言ってバラバラ。まあ本人たちが納得してるなら別にいいや。
姑はと言うと 年始は10日過ぎに来てくれと言う人である。一人で年越しをして年明けは中村★子氏のニューイヤーコンサートに行くのが一番気楽と言う人。招いたり招かれたりはホントに迷惑そうなので、最近は私が選んだ一人用のおせちと年越しそばセットをオットが年末届けているが そのくらいが一番姑にとっていいらしい。

一方ワタシの両親は子供や孫がにぎやかに来るのを楽しみにしてくれる人種である。
ってことで、このパターンが定着してしまった。

元日には兄代わりのNが奥さんとKスケを連れて遊びに来た。



あのぶどう狩り以来のKスケ★   ★ ←(この辺に記録 楽しかったな)少し背が伸びて大人っぽくなっていた。実家の隣の公園で オット、弟、ドラと寄ってたかって遊んでやっていた。(靴べらとゴムボールで三角ベース)Kスケを楽しませるというより良いおとながKスケに遊んでもらってたような感もあり。

その後みんなで初もうでに行ったが、実家地方には珍しく、風もなく、穏やかな元日であった。
先日書いた通り、娘には着物を着せた。

 オットとのツーショット

この後オットは一人で職場に向かった。

★ 2日

この日は同級生たちと集まった。去年もずいぶんこの仲間たちと東京でも実家地方でも遊んだけど今年も同様になりそうである。ワガママの通る仲間内御用達の店で酒類、おつまみ持ち込み自由で新年会だった。
集まったのは♂4人 ♀4人





この時の♂4人のうち舞台友Nのオットを除く、それ以外の3人の話である。

こういう時は必ず参加していつも私を送り迎えしてくれたり、連絡をとったりの世話役Kちゃん。自営でかなりお金持ち。
かなり若い時の結婚でムスメ二人いるけど かなり若い時に離婚もしているので現在独身。
メ★★デスに乗り、金払いもよく、チョイ悪系でもスマートに遊ぶらしく、いつも若い彼女がいるようだったが、去年の年末、私は彼に
「局~ オレさぁ 最近告白したんだよ」と打ち明けられたのである。
「なに~ 告白? また新しいねーちゃんでもできたんかい?」と流した私に チョイ悪は中学の時の初恋の相手(しかも2歳上)と付き合い始めた事を打ち明けた。 相手は当時評判の美少女(今でも相当綺麗だが)であった。彼女も若い頃結婚していてもう成人しているムスメがいるバツイチである。
「オレ 色々あったけどさ~ 結局よく自分のこと考えると ずっと★★ちゃんのことが引っ掛かってたんだよな。やっぱりこれからの人生一緒にいて欲しいのは★★ちゃんだけだって思ってさ~~」

オヤジの純愛である。が、このオヤジ金持ちだからやることは派手である。クリスマスには東京まで彼女を連れてきて エ★メスだのプ★チだののプレゼントや 九★衛の寿司だの資★堂でお茶だのふるまったらしい。
ちなみにKちゃんのクリスマスの事をオットに話したら(たまにはこの半分くらいツマにやってみろと)「Kちゃん撒き餌しすぎじゃねえのか?一本釣りで行けって言っといて」と言っていた。

まあ撒き餌だろうとなんだろうと女性を喜ばせて日本経済を循環するのは悪いことではない(のか?)私も人の事とは言えバブル期のオヤジのふるまいみたいな話は最近新鮮なので聞いていて楽しい。Kの純愛?は応援している最中である。

次はS 彼は開業★。彼は昔から私たちの同級生の中で一番の文化人であった。勉強もそこそこできたがそれ以上に音楽と美術の才能が突出していた。
美術の先生に ゲーダイに行けと言われていたらしいが、親を継ぐべくそちらの道へ。多浪で国立には入ったもご丁寧に留年もして社会人になったのは30前後だったと思う。しかしその期間も(おねーちゃんとも)人生楽しみ余裕の生活を送っていた模様である。
彼も×1 前の結婚でも子供はいなかったらしいが、うんと年下の新ツマとの間に5歳と2歳の子供あり。今頃「小学校受験させたんだけど籤で落ちちゃってさ、あの制度どうにかならんかね」などと言っていた。この年で子供の受験(しかも小学校)にかかわるエネルギーがあるのはすごい。
未だに髪は黒々 ひげも黒々。仕事も順調そうだが生活も充実している様子。

そしてもう一人は勤務★のTであった。
彼とこういった集まりで会うのは久しぶりだったが、オットとも知り合いでもあるので会えば話は盛り上がる。
同じ★師でもSとは昔からタイプが異なり静かなる秀才であった。かつてうちの学年の理系でも一、二を争っていたと思う。現在も都内のブランド★院の要職についている。
確かふつーに結婚して子供も20歳くらいになるはずであった。
私は子供たちの都合もあってこの会は中座したのだったが、帰るまで結構彼と話していた。その時は相変わらず穏やかだけど、頭は切れるしユーモアもあり、話も弾んで楽しく過ごしていたのであった。

そしてちょうどよく酔いもまわったころ会場に迎えに来たドラの車に乗って車の多い高速に乗って東京に向かったのである。

で9時ごろ(2時からやってたから7時間も飲んでたのね、彼ら)舞台友Nからのメールをドラが運転する車内で受け取り、酔いが覚めるほどびっくらしたのである。

「ビッグニュース! T 離婚して再婚してたよ。 しかも子供できたって 現在2歳」

うっそ~~

「なんか局に言いそびれちゃったからNから伝えてって言ってたよ。しっかし驚かされたんよ」 だそうだ。

「あと20年は働かなきゃって言ってたよ、そりゃそうだよね~」 だそうだ。その後詳細メールが何通か往復したのだが略。

言っておきますが みんなover50のオヤジである。
そりゃー普通の会社に勤めているよりは長く働けるかもしれない職種ではあるが、年齢は年齢。子供が成人したころには70ですよ。
元妻から新ツマへとの経緯にどんなドラマがあったのかは知らないし聞く気もないが、不倫とかなどの中途半端な関係でなくきっぱり絶って新しい家族を創造したってのはある種潔い。(元妻の気持ちを想像すると何とも言えないけど)
しかしかなりのエネルギーを費やしただろうし、これからもその気力を維持するのもかなりのエネルギーを要するであろう。

リセットして再生する。オトコってこの年でできるんだね(私たちは結婚はできるがもう子供は無理だもんね)その可能性を持ち得るって部分だけはうらやましい? かな? もう私は「今更めんどくさ」 としか思えないけど。

実は私たちの学年は離婚率がかなり多い。女性も自立でき、キャリアウーマンと言う言葉が認識され始めた世代だから 我慢しなくてもよいデキる女たちが結構離婚している。
そしてなぜかオトコも離婚率は高い。

しかし両者の違いは ♀は再婚率は低いが♂はかなり再婚してしかもその後子供ができてるって点である。だからこの年にして2歳だの3歳だの5歳だのって子持ちがかなりいるのである。

「最後の肉食世代なのかね~? 彼らってさ 今時の草食オトコにはまねできない人生だよね」 と 舞台友Nとのメールはしめくくられたのであった。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花婿の母たちはロー★カフェで嘆くのさ

2011-08-21 01:56:46 | 友人
土曜の朝

珍しく予定のない土曜日であった。
と、携帯のメールが・・・

ドラの幼稚園時代の母友である。かれこれ20年余の付き合いになるのね。

ドラの幼稚園時代は一番の友達だったY君。 その後同じ地元の小学校に進み、ともに中学受験に挑戦し、運よく二人とも目指したところに合格した仲間。

と言ってもドラ友人Yくんは一人っ子で、穏やかなママが丁寧に天塩にかけて育てた男の子。キツイ母に粗雑に育てられたドラとはちょっと毛色が違う子である。
いつもきちんと勉強を怠らず 危ない橋は渡らすにずっと優等生を貫き、よもやのT大落ちで血迷ってKに入ったものの次の年にTを再受験して合格して就職も順調に行ってしっかりした企業に勤務している「心配のない子」である。
中高は二人とも男子校だったが、二人の性格を考えるとなるほどな~というほど毛色の違った学校を選択した。
ドラはYくんの所を「あのマザコン学校」と陰口をたたき、YくんはYくんでドラの学校は「オタク系変人学校」と思っていたのに違いない。

とは言うものの会えば打ち解けあってるようだし、共通の友人も多いし、仕事もどこかで関係しないでもなさそうなのでお互いの動向はなんとなくわかっているようである。mixiとかfacebookっていうのもそういったつながりを保つ役にはたっているようだし。

で、話は戻るが・・・

「聞いてくれる~ Yが今日彼女の実家に行っちゃったの。もらいに行ったわけじゃないけど、もうだいぶ付き合ってるから向こうも会いたがってるし挨拶に行くって急に行っちゃったんだ~ (汗マーク) 心配だし なんとなくブルー」と言うのが彼女から来たメールであった。

何故かウキウキする私w

「ひゃ~ いよいよYちゃんもですか(笑) こりゃーあちらが絡め捕る思惑だねー(と脅かしてみた) ドラの周りの男の子は結婚ブームだよ。 仕方ないよね。いつまでも一人よりいいと思おうね」

結婚が決まったドラ、M子と付き合いだしたのは大学一年の時だからもうかれこれ6年前。高校の時は文化祭の広報(別名ナンパ係)をやってた関係で都内の主な女子高生のアドレスコレクターと言われ、あっちこっちに手をだしてたころから考えれば落ち着いたのはいいものの、大学時代はM子の下宿に泊まりこんだり一緒に旅行に行っちゃったり 学生の本分はどーしたんだ?などと説教するのもむなしく、勝手にやれと見て見ぬふりを決め込んでいたこの幾年。
その間、きちんと真面目に学問して、特定の彼女は作らず、旅行と言えば家族旅行だったYファミリー 就職してから彼女ができたとは言っていたものの そうか、Y君もそういう時代が来ましたか~~

しかし天塩にかけた優秀な一人息子がまさにそういう時を迎えた母の心境ってのはやはりフクザツなものであろう。
傍で見てるとおもしろいが(ヲイ)

その後何度かメールをやりとりしていたが、彼女も土曜日はちょうどヒマだったらしくちょっと会おうかと言うことになった。

しかしドラから電話が・・・

「これからトランク返しに行くよ。土産もあるよ。荷物多いからOO(駅)まで迎えにきてよ」南の島から帰ってきたのである。ホントいつも唐突で振り回されてしまう。この日はヒマだな~と思ってたのに結局バタバタした一日になってしまった。

仕方がないからYママとの時間をずらしてもらってドラを迎えに行く。(当然M子も一緒)



レイバンのサングラス(オット用)シャネルの化粧品(私)とトムヤムクンの素などのお土産をもらい写真をみせてもらって旅話を聞いた。
お盆の時期だから高かったと思ったが 直接現地のホテルやオプショナルツアーを予約したので安くすんだらしい。私は旅費を聞いて一人分だと思っていたのだが、それが二人分だと聞いてびっくりした。ホテルもこちらじゃビジネスホテルの安いの並みの値段だが綺麗だったしおいしい朝食もついてて超快適だったそうだ。日本人はドラたちだけだったらしいが。
考えてみたら「お盆休み」なんて日本の行事だものね。あの辺の時期が異常に高くなるのは日本の旅行会社のぼったくりなんですね。

息子に「Yちゃんが かくかくしかじかで」と話すと、「へえ Yもオトナになったもんだな」と上から目線。

結局そうめんをゆでてドラカップルとムスメに食べさせてから出かけることになった。


Yママ 思った通りなんとなく浮かない顔。
聞けば、まだ彼女にはY夫妻は会ってないんだそうだ。
「電話で話したことはあるし写真は見たんだけどね。まだ会ったことないのよ。それなのにわざわざOO(北方面遠くです)までYがわざわざ行くってちょっと順序が違わない~~?」
私もそれはちょっと気になった。向こうのお嬢さんは進学して東京に出てきているらしい。どうして会わせないのだろうか?
「こっちだといつでも会えるから って言うのよ~~~」だったら一度くらい自分の親に彼女を紹介してからあちらの実家に行けばいいものの。

Yママ 息子の口から「彼女ができた」と言うのは聞いてはいたのもの会ったことなければまだなんとなく現実感が乏しかったと思われる。
それをいきなり 「相手の家に行ってくる」じゃあねえ・・・

ちなみにこの日Yママとお茶したのは 7月にオープンして話題になっていた店である。パリの人気ベーカリーカフェの日本版。



駅ビルの中にベーカリーを併設したカフェとしてかなり大きな面積でオープンした。どうせならそこへ行きたかったのである。

花屋さんの隣にあるので店内はグリーンでいっぱい。天井にも植木鉢が・・(水やりはどうしているのであろうか?)

明るくてシンプルな店内

 



Yママはここでおすすめ品らしいキャロットケーキとコーヒーを頼む。コーヒーはお湯がついてきて濃かったら薄めるんだってさ(パリ流なのか?)

私はみんなとちょっとだけそうめんを食べただけで中途半端に空腹だったのでお菓子より軽食が食べようとレンズマメのスープにした。

 

かなり大きなスープカップにレンズマメがしっかりペースト状になってる(粒感なし)のポタージュが来た。それに薄く切ったパンが添えてある、(バターが発酵バターっぽくて美味。パンもしっかりしたかみごたえのある素材のよさそうなパンだった)
ポタージュも優しい味で、上にオリーブオイルが浮かび、それを混ぜ合わせて食べるとコクが出てボリュームもあってちょうどお腹のすきぐあいにマッチした。

オーガニックをうたって材料も吟味しているらしいから仕方ないかもしれないがかなり強気の値段設定である。あとでお持ち帰りのベーカリーの方ものぞいてみたけど、小さなスコーンやマフィンなど200円以上、素朴な焼き菓子類は500円以上。ちょっとお土産にパンでも買おうかと思っても軽く何千円かかかってしまいそうなので自粛した。(それにこの手の焼き菓子とかスコーンって自分でもできそうな気がするし)
しかしお客は多かった。みんなお金持ちなのね。

で、また話はYママとの会話に戻るが、会ってはいないもののYちゃんは結構彼女の様子や付き合いの中身も報告しているようで、それによると本人もしっかり家庭もしっかりしているらしい。やっぱりYちゃんは優等生路線を踏み外さず、築く家庭も真面目で堅実路線を行くのが予想できそうだった。

「ま いつかこういう日が来るんだから仕方ないわよ、っていうかおめでたいことになるかもしれないんだから喜ぼうね」と結論づけた私。(自分もドラの結婚が決まった時落ち込んでたくせにね)

幼稚園時代、ドラとよくアンパンマンになるか食パンマンになるかとか なんとかレンジャーで赤を争っていた二人。とにかく無事に大きくなってそれぞれ家庭を持とうって時期になったのね~と 私も感慨深いもんですわ。

やっぱり男の子の母親ってどっかでこういう時ってさびしいな~。ムスメが決まったって時が来たら、(まあ相手にもよるが)こういう寂しさよりはうれしさが先に立つような予感がする。あっちは当分我が家で寄生しそうな予感だけど・・・




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浮上なるか?

2011-04-24 00:44:28 | 友人
さて、落ち込み気分のままだったが、 落ちた ☆ 家にAちゃんNちゃんという親友たちが来ることになったので、それなりに用意をすることになった。
二人とも料理のセンスはいいんだけどやはり普段忙しいから時間のかかるものはなかなか作れないだろうと野菜たっぷりめで用意。



春キャベツでたっぷり巻いたロールキャベツ スモークサーモンを散らしたグリーンサラダ 筍とよもぎ麩とワカメの炊き合わせ ホウレンソウのキッシュ などなど。料理って嫌いじゃないし、自分の料理を食べてくれて「おいしいっ」って言ってくれる人のために作るのは気分転換になった。

Aちゃんは千疋屋のイチゴのムースを Nちゃんは国産オリーブのペーストとサワークリームなどを持ってきてくれた。オリーブとサワークリームを混ぜ合わせてちょっと焼いたフランスパンの薄切りに伸ばして食べるとなかなかおいしい。
アルコールはヒューガルテンホワイトとスーパードライ 赤ワインに赤霧島。

メーカーで研究職をしているAと自分の事務所を持っているNはともに一級建築士。アタリマエだけどこのたびの震災が彼女たちの仕事にかなり影響を落としているようである。とにかくモノがない・・・ のが大変らしい。
私たちも新聞やTVなどで部品がないから車が作れない なんぞの記事を見て「大変なんだな」と上っ面で思うけど、実際その場で普段足りているものが圧倒的に足らなくてそれを融通することから始める現場の具体的な話を聞くとそれがどんだけ大変なのかも思ったし、これから本当に日本が復興するんだろうかしばし不安になってしまった。
それに加えて、Aちゃんダンナの仕事相手がこの震災で真っ先に居なくなっちゃった人たちなので、決まりかけた仕事がフイになり、これから新規にも契約が取り難く、先が見えないことなども。
オットの仕事ももちろん影響は受けたが(計画停電などで) またちょっと影響を受けた形が違い、モノつくりや流通の現場の一線で働いている彼女たちの社会を見渡す目で見たことを聞くと、また違った感慨を持ってしまう。

Aちゃんは仕事、家庭でなかなか大変さを抱え、Nちゃんは親しい仕事仲間の内の何人かの家族が被災して実家が流されたり家族が亡くなったりして そのお見舞いやら相談やらでやはり忙しかったらしい。
「なんかここ一か月 自分の仕事は激減してるのにそういった話であっちこっちしててさ、あたしゃ民生委員かいって思ったよ」なんて言ってたけど、頭の回転が速くて仕事も仕切りも迅速、彼女に相談した人たちはずいぶん助かったと思う。

それぞれが自分たちの事を話し、それを聞いてくれてアドバイスしあったり笑ったり・・・
私もこの一週間の落ち込みを彼女たちにぶっちゃけた。ちなみに彼女たちには子供はいない。
でもNちゃんが私の話を聞いた後に

 「わたしもね、自分が設計した家を建ててる時ってそれは自分の作品じゃん? 建ててる間はしょっちゅう現場に行って自分のものとして見回るわけよ。工務店のおっさんたちに ちわ~っすなんて言って自由に出入りして ここはこうやったらいいかもって時はその場で変更したりもしてさ。まっ天塩にかけるわけね。 それで、その家が出来上がるとアタリマエだけど今度は施主さんのものになるわけさ。毎日のように自由に出入りしてた所に 今度はピンポン押して入っていかなきゃなんない。出来上がったってことはうれしいけど、それが自分のもとから離れるってのは毎回さびしいんだよね。局ちゃんのさびしさってのは私のこういう気持ちのもっと強力にしたもんなんじゃないの?」 と言ってくれた。
Aも「わかる わかる~」ってうなずいている。

友達の良いところって言うのは 人の痛みが想像できることじゃないだろうか? 同じ立場や同じ経験をしたわけじゃないけど、こうやって想いを受け止めてくれてある意味共有してくれる友の存在のありがたさ。 家族とはまた違うところで 絶対裏切られないだろうなって信頼できる友人がいるのは嬉しいもんだと思った。

こうして友人に吐き出して聞いてもらって思いを理解してもらってずいぶん楽になったってわけです。

食事が終わっても乾きものをつまみながらチビチビだらだら飲んで、デザートのムースも食べながら 帰ってきた娘もしばし一緒に話したりして、いつの間にか2時をすぎ(7時から始めたから7時間も話していたわけね w)彼女たちが帰ったあとも色々考えて寝た時刻は4時を過ぎていた。

もう遠い日になっちゃったけど、私の結婚が決まり 新婚生活は当時オットが赴任していた関西だったんだけど、父が私の新居の電話番号を自分の手帳に書き込むことになった時 0☆か・・・ 遠いところに行っちゃうんだなあ とポツリと漏らしたこと。普段は飄々としていてあんまりセンチなところを見せない父だったけど、その一言は妙に心に残っている。
自分が両親と過ごした日々、ドラや娘を育てた日々、その日々が交錯して色々蘇える中で 「さっ 元気だすべ」とも思った。
まだ、自分を必要としてくれている人も居るし、これからドラも新しい生活を始めたあとでも色々しでかすだろうし、それが新たな喜びももたらしてくれるかもしれないなって 前向きに考えなきゃなって気持ちにしようと思う。





コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子会 vol.2~犬友会

2010-12-19 15:15:16 | 友人
私の家の最寄の駅に行く途中に川が存在する。 川沿いには木々が植えられ公園も点在して車の通らない遊歩道になっているので、付近住民の良い散歩道になっているのである。

ちなみに川から向こうの駅から近いほうのエリアは一区画が大きないわゆる高級住宅街、川を渡ると区画も狭く品下る庶民的な住宅街が広がっていて 我が家はこちらに位置しているのであります ハハハ。

とはいえ、この川の遊歩道は金持ち住民 庶民的住民問わずに憩の場であり 朝夕の時間帯には犬銀座と言われるほど犬の散歩の人たちが色々な犬を連れて歩いているのである。

そんなエリアなので 犬の飼い主は 案外有名人が混在しており、日本にいない某美人女優のママが可愛い小型犬をつれていたりとか 某球団の監督の奥さんが野球中継の終わるころになるとおでぶのゴールデンを連れて歩いていたりとか、すっぴんで頭ボサボサでウォーキングしているおばちゃんが有名な女性評論家だってのでびっくりしたり なんてこともよくあるのだ。

犬の散歩っていうのは不思議なもんで、普段だったら知らない人とは言葉を交わしたりしない都会の人々だろうに、犬つれでこの道を歩いていると不思議に会釈したり 挨拶の言葉を交わしたりするもんである。まして犬同士が相性があって、匂いを嗅ぎあったりじゃれあったりすると飼い主同士も自然に仲良くなる。
毎日同じ時間に散歩する習慣があると 仲良し犬友のグループも存在することになる。

私は案外人と打ち解けるのに時間がかかるタイプだし、の~んびり時間をかけて散歩するのには忙しいし、決まった時間にする習慣もない。(私の都合で朝だったり 夕方だったり 夜だったり)我が家の愛犬も好き嫌いが多く(大型犬・日本犬・スピッツ系・シュナウザー系が嫌い)気難しいわりには気にいった♀犬にはしつこく絡み付く奴で(誰に似たんだ?)徒党を組んでゆったりお散歩ということは 犬連れ生活13年の間ほとんどなかったのである。

 ← わがまま犬

しかし、家の前の女流画家、元々非常に社交的な方である。三年前からトイプーを飼いはじめて 毎日楽しそうにせっせとお散歩をしている。それもほぼ決まった時間なので その時間に一緒になる人たちと親しくなって連絡先なども教えあっている模様である。
そして彼女は私が散歩の時間家に居ると 「お散歩いかない?」と誘ってくれるので、私も愛犬もその犬友なかまの飼い主とも犬たちと馴染んできてしまった。そして今回その犬友仲間で近所のイタリアンで忘年会をするというのでお招きされた。

これでもオットが居る時の夜の外出はなるべく避けているワタシ。しかしこの日はフェイントで案外早く帰ってきたオット。
夕食用意して 「じゃ、出掛けてくるね」って言ったら 「今度は犬友会かい・・・ お前 ホントに付き合いいいね」と皮肉を言われたが そんなことはない13年間犬の散歩をしていて初めてのことではないか(ここで言い訳いても仕方ないけどさ)

総勢七人 小型~中型犬の飼い主たちである。新しくできたイタリアンはなかなかおいしくてリーズナブルだった。









40代から70代の女子(笑)

この手前の姫と書いた女性。しつけの良いトイプードルの飼い主なんだけどご主人を亡くした未亡人である。70ちょっと過ぎのお年らしいけど、背筋がしゃんとのびたスリムな体型でいつもさりげないけど大変なおしゃれな方である(ちなみに金持ち地域の住民)
女流画家と気が合うようで 私も少しは人となりをうかがっていたが、実は超有名作家さん(教科書に載っていて誰もが読んだことのあるはずの)の姪御さんで亡くなったご主人も高名なOO文学者だったらしい。
亡くなったご主人はおじさんの作家さんがお世話してくれたお相手で新婚時は研究者として留学先のヨーロッパ某国で過ごしたとか。さらに誰かが突っ込んだら、ご実家はまたとんでもない大企業の創始者のお宅であった。
別にそれを自慢たらしくいうわけじゃなくて 聞かれたら淡々と話してくれただけで 聞いた私たちが ひょえ~~とびっくらこいただけなんだけど どうりで持って生まれた品を備えてセンスの良い方。
成金さんとは知的さと気品ってのが違うもんである。

別にそれを聞いたからといって これから接し方を変えるつもりはないが 家のバカ犬が彼女の愛犬のトイプーちゃんにのしかかりそうになるのはもっと真剣に阻止しようと思ったw
「私の母は三姉妹でございましたけど、古き良き時代のモダンガールでございましてね、屋敷が広うございましたので社交ダンス好きな叔母のためにダンスホールも祖父が作ったそうです。その頃の話、わたくしも実際に見たものや母からの聞いた話もありますが、記録しておけたらねえ。私に文才がありましたら面白い小説にもなると思いますのよ」ですと。

おもしろそ~ 文才はともかく 私としたらその手の話はぜひ聞きたい。記録させていただきたいものだと思う。

ホント 本物のセレブってのはこういう人なんですね。

わが身を振り返って偽レブって的確な名称があって良かったw

この元お姫様以外でも、一人で世界各国を回っているオバさんや飼い主に捨てられて殺されてしまう犬たちを助けるNPO法人にかかわっている40代とか、普段の立ち話だと詳しいところまで話せない部分もゆっくり聞かせてもらえて楽しかった。
またそのうち集まりましょうと約束をして解散。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子会 vol.1

2010-12-14 09:26:36 | 友人
言いだしっぺは 親友Aであった。
Aは先月某大学教授夫妻と南仏へ旅行。専門である分野を見学しつつ、彼の地に行きなれた夫妻とおいしいものもたっぷり楽しんできたらしい。

「飛行機乗る時に抱えてきたオーガニックワインとチーズがあるんだ。女子だけで飲みたいんだけどウチは夜はダンナがいるからさ~ 局ちゃんかNちゃん、場所提供してくれない?」というメールが来たのである。

ホントに美人で優秀 性格も(ちょっと抜けてるがそこがまた)良いA、最近ダンナが海外駐在から帰ってきて(つーか仕事を放棄したらしく)なかなか思うところあり(とーぜんだよね)ストレスがたまっているらしい。

「ウチでもいいけど Aちゃんが来るって言ったら ダンナ(Aファン)が絶対帰ってくるよ」とワタシ
「ウチも土日はもれなくジジイ(ダンナ)がいるんだよね・・・。どうしよっか? そうだ ウチの事務所でやろうよ」とNちゃん。
Nちゃんの設計事務所はとても便利な街中 駅近 Aとワタシの家のちょうど真ん中だし、ちゃんと料理のできるキッチンも備えている。
「それ いい!」 「なんか持ち寄りでやろう!」
即座にAとワタシも賛成して 三人の間に日にち調整メールが飛び交い、久々オットたち抜きのこのメンバーでの女子会が実現したのであった。

  
 

建築雑誌と資料の中に何百という象がいるNちゃん事務所は面白い空間。

打ち合わせのできるテーブルの奥は本棚がパーテーション替わりになって独立している。
作業している事務所をのぞこうとしたら

「あっ ダメ ここ一ヶ月掃除してないんだから! 鶴が機織ってると思って見ないように!」とNちゃん 

Aがおいしそうなチーズを何種類か持ってきて Nちゃんがこの辺で有名なパン屋でバケットを買ってきてサラダなども作ってくれていた。
ワタシはレンコン炒めとローストチキンと竹屋まんじゅう、吟醸酒などをお土産に。

そしてAはワインの持ち運びできるケースから 「これがオーガニックの赤ワイン~~ ♪」と言いながら出したはいいが・・・
どこにでもありそうなボジョレーヌーボーであった。

「あっ・・・・」と言って固まるA。「ウチから持ってくる時、まちがっちゃった。」

「まっ いいよ ワインはワインだよ」と私たちは気を取り直して開演となった。(内心 オーガニックワインを飲む会じゃなかったんかい?と思いつつ)

Nちゃんの事務所にはまだ社員のH美ちゃんと時々計理のために来る税理士のUちゃんがいた。
若い独身のH美ちゃんは残業を続けてもらい(ちゃんとおすそわけは持っていった) 仕事が終わったUちゃんも宴会に加わった。

A Nの建築士二人と税理士 そういやワタシも資格持ちアラフィフ。ワタシ以外は子無しというメンバー。



アララとなったワインだが それはそれでおいしく、ビール好きなNちゃんのところに集まるビールは色々な種類があるし、ミニチュアの樽の日本酒もおいしくて・・・



食欲も増して次々お皿を空にする女四人。Aの持ってきたフランス産チョコ 生姜の周りにチョコがついてるのも美味だった。生姜ってワールドワイドで流行ってるのね。

飲むほどに舌は回りシンラツになる。
この夜は 親友Aの行く先をどないするか であった。
そりゃ~ね。何十年も一緒にいて子供でも育ててればお互い情も沸くのが夫婦ってもんですよね、そしてお互いに困った時こそ助け合っていくのが夫婦道であるとは思う。
しかし四十過ぎてお互い再婚して(♂側がさんざんうまいこと言って口説きながら)、再婚してから ん?ってことが次々出てきて その上仕事もやめちゃうオットっていうのはどうなんだろう。
できもしないマニフェストをかかげて日本国民をだまして投票させたOO党のようなものではないだろうか。

NちゃんもワタシもAオットに対しての親近感は沸かず友人のひいきめではなくてAとは不釣合いだと最初から思っていたのである。AもNも仕事の上では同年代の男性の平均以上にこなしているし、収入も上回っているであろう。
そして今回の青天の霹靂。Aがずっと努力して築いてきた暮らしやそれに基づいて描いたこれからの人生設計が崩されるなら、もう一度×が重なってもいいのではないだろうか?(とはっきりとはすすめませんが)
Aも愚痴を言うわけじゃなく 現状を話してこれからどうするべきかを私たちと話したかったのだと思う。

まあ話はそこだけじゃなくて そりゃー同年代。更年期対策だのアンチエイジングだの オットたちが居ると色々話せない分野も突っ込んで話せて時間の経つのも忘れてしまった。

Uちゃんは加賀まりこに似た顔立ちのキュート美人でキャリアウーマンらしいのだが 雇い主のNちゃんに遠慮もなくキツイ事を言ってホントに面白い。

Aが今月韓国に行ってコスメを買ってくるというのでシートパックが何がいいかなどワタシと話しているところに Nちゃんが口を出すと 「Nちゃんはオヤジなんだから口ださないの!」とか社長を完全にコケにしている。

あっと言うまに夜が更けて日付が変わりそうになる前にお開き。

ワタシは電車で Aはタクシーで帰ることになった。

あいにく電車を乗り継ぎしているうちにパラパラ雨が降ってきて、最寄の駅についたころにはちょっとした土砂降りになっていた。
駅前の駐輪場に置いておいたチャリでうちまで爆走。(主婦は強い)

次の日にNちゃんから 
「局ちゃんにタッパ返すのも傘貸すのも忘れたけど大丈夫だった? うちのUも楽しくっておいしかったからまた混ぜてっていっとるからまた女子新年会やろうで~」とメールが来たから

「ワタシも楽しかった~。傘は大丈夫だよ。チャリで爆走したから」って返したら

「あの雨の中、酔っ払って髪の毛ふりみだし、チャリで爆走するコケシって 想像すると怖くて可愛いね、コワカワイイ 」と返って来た。

爆走するコケシって ワタシの事ですかいな??

二人に送信したのにAからその後メールがないのでどうしたんだろ?と思っていたが その日タクシーに携帯を忘れて後で騒ぎになったらしい。

ワインといい携帯といいどないなもんだろうか?
Aは昔からまんべんなく(主教科も副教科も)きちんとこなし、先生誰からも信頼されて一学期の学級委員というキャラであった。しかしなぜかどっかで抜けていてヤンチャな男子からは「ボケ」と呼ばれて親しまれていた。三つ子の魂・・・である。

その後、今回の例をあげて「多少抜けててもキャリアウーマンには成れるんだ! がんばれ!」と 娘に励ましておいた。




コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たかが楊枝 されど楊枝

2010-09-29 23:05:08 | 友人
前の記事☆ クリックから続きます。

さて 秋の景色の中、邦楽の会の前哨戦としてのお茶会。お客様にゆったりなごやかな雰囲気でお茶を召し上がっていただきたい、私たち 水屋 お運び連もテキパキかつなごやかに事をすすめていたのである。





ところが・・・
今回は昼の部と夕方の部と二回にわけての展開 それぞれお客様は40~45人くらいずつという予定だった。
お菓子は余裕をみて5種類で計100個くらい用意してあった。

水屋連はそれを 懐紙の上に並べ楊枝を添えてお盆にいくつか彩りを考えて置いて、ワタシはそれをお運びしてお客様にお取り回ししていただいていた。お運びが一段落するとワタシもお菓子の用意なども手伝っていた。



お菓子準備中

ところが 昼の部のお茶会がそろそろ終わるという時間
お菓子準備係だった Aさん Eさんが
「あら~~ どうしてかしら? 黒文字(楊枝)が足りないわよっ!」

私たちがお菓子一つ一つに添えていた楊枝(矢印の小袋)が あとお菓子が50個ほど残っている状態で残り10数個くらいになっていたのである。

「あら ホントだ これじゃ夕方の分が足りないわ!」

私たちはどこかに隠れているのではないかとお菓子が入っていた紙袋の中や 空いた紙箱の中 下に落としたかと思って机の下などもはいずって探しまくった。
しかし何所捜してもそれ以上の楊枝の袋はない。水屋の様子を見に来たFさんに

「楊枝が足りないのよ~ 夕方の部始まるまでにどうにかしなきゃ」と訴えた

「もう一度よく捜して! なかったら たねやさんに持ってきていただかなきゃ」とあせりつつも指示を出してまた広間に戻っていった。

「困ったわね~」そりゃ~お茶会の席で手づかみで生菓子を食べていただくわけにはいかないではないか。

「いざとなったらコンビニに行く? でも爪楊枝くらいしか売ってないわよね」

「爪楊枝じゃ体裁悪いわよね~」 

「まったく たねやさんもどうしてこんなことになるのかしら?」

とたねやさんを疑っていた。

ところが 一番冷静沈着なEさん・・・

「ね、もしかしたら・・・ この楊枝の袋の中 まとめて入っているんじゃないかしら?」

はっとして顔を見合わせる水屋連

早速袋を破ってみたら ちゃんと黒文字が3本ずつ入っていた。

そりゃ~ それを一人一人に出せば足りなくなるはずである。
前回書いた でたらめ銘といい 再度たねやさんごめんなさい である。

「しまったわね~~」 と あせりつつ 紙袋から出して黒文字を数えてみたら 36本 これでは午後の部は足りない。最低でも50本は用意しておかないと心元ないではないか・・・

お茶会でお菓子を食べたあとは 懐紙に黒文字を包み持ち帰るのが普通である。
それならば 帰るお客様は余分の黒文字も持っているはず・・・・

「こうなったら仲間内つかまえて回収するしかないわね」

トホホであるが それしかないではないか・・・
師匠の舞いの高弟子さんたちやお茶関係のエライ方などにはそんなこと頼めないが、着物の会などの仲間なら快く応じてくれるであろう。

お運び業務が終わったワタシはさりげなく玄関付近で気の置けない人を呼び止めて

「ねえ 申し訳ないんだけど 黒文字の袋返してくれる? 」と頼み フトコロや袂やバッグの中から黒文字を回収するという業務にあたったのである。
校門でマジメな生徒を待ち構えてカツ揚げする着物姿のスケバンのような図であろう。迫力ないけど・・・

舞台友Nにも当然頼んだが

「まったく局は 何かやらかすね~」とあきれられてしまった。 ワタシのせいだけじゃないんだよ~~~

そして回収した黒文字は 使用済みのものと一緒になっているのもあったので 裏方で洗って乾かしてという過程をへて夕方の部に備えられた。

真剣に 45、46、47・・・ と黒文字を数えるAさん。 その数が50本を越えたとき

「これなら大丈夫よ~~~!!」と手を取り合って喜んだ私たちであった。

楊枝でこんなに気をもんだり安心したことは初めてである・・・




余ったお菓子をお持たせにしていただいたのでウチでゆっくりいただく。

これは 菊ちとせ 秋らしい華やかなお菓子だった。



“菊の香もほのかにやどる綿帽子”
秋におこなう着世綿は、菊の夜露をふくんだ綿で体を拭き、長生きを願うもの。いつまでも健やかにと、願いを込め菊に綿をかぶせます。

たねやのHPを見たら ちゃんと句まで添えられていた。お運びするにもちゃんと勉強しておいてこれくらい答えられないといけないってことね。そして楊枝の数の確認は必須。

しかし こういう失敗はあとで笑いのネタになって結構思い出になるのよね。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする