☆心に留まった光景☆

ささやかな感動した景色、出来事を載せてゆきたいです。

リハビリ専門病院

2014年03月29日 | Weblog

今年95歳になる父が背中が痛くなりMRIで検査の結果
胸椎の圧迫骨折で入院となりました。
その場でコルセットの型どりをしました。
とても痛いので、型どりの間立っているのが大変で、かわいそうでした。
まずは下着の上からサランラップでぐるぐるに巻いて、
その後、濡れた型どり用の包帯をグルグル3本巻きました。
意外と短時間に包帯が渇いて、前側を切って外しました。
巻いた包帯は父の身体の形になって固まっていました。 
その後ベッドに横になり昼食も横向きのまま少し食べていました。 
痛さと、病院の検査等で疲れ果てていて横になった途端寝ていました。
コルセットが出来るまでの間はこの形で寝て食べるのかと思いました。

しかし次の日にお昼前に行くと、10時頃にギブスを当ててもらって、
ギブスの当たっていない手足を動かすリハビリ中でした。
背中辺りは按摩をしてもらって気持よさそうでした。
この病院はリハビリ専門の病院と聞きました。
今の父の状態でも少しづつリハビリをするようです。
そして退院の時は歩いて帰れるそうです。
廊下を歩いている人が結構います。付き添って歩いている人もいました。
ギブスをしたのでお昼御飯から、父はベッドをあげて、そこに背中をあてて、座った状態で食べれました。
1日で、座って食べるので驚きました。良かったです。
座って食べるので、食の細い父が珍しくおかずを沢山食べていました。
テレビで高校野球もちょっと見ていましたが、
まだまだ痛みや疲れや、94歳と言う年齢でよく寝ていました。
しばらくは安静にしているのが一番のようです。
すぐ入院出来てホットしました。 

トイレは自分で行けると訴えていましたが、
朝行くと、ベッドの横に大きな椅子がありました。
この椅子は本当はしっかりしたトイレでした。
でも一人で動くと危ないのでベッドの横は柵がしてあり、
トイレのたびに、看護の人に柵を外して横の椅子に座らせてもらってトイレです。
父にとっては良かったようです。  
次の日は金城学園OBのハンドベルのコンサートがあり、
妹が車いすで連れて行き聞きました。
疲れてはいけないので、帰ろうとしましたが、
こういう洒落た音楽は大好きなので、最後まで楽しんで聞いていたそうです。
昨年の心臓での入院は寝て過ごすだけの時間が長く続いたので
急に身体も小さく縮んで、気力無くなっていました。
リハビリのある病院への入院は、家で寝て過すより楽しいのでと嬉しく思いました。 

私は結婚する頃までは父と話す事がほとんどなくて、
あまり父の事を知らずに過ぎていました。
最近、自分も年を取り、父の若い頃の話を聞くようになりました。
父の世代の人はどういう生活を送ってきたとか。
学生時代や戦争の話とか。
話すと結構お喋りで、父に対してイメージが大分違ってきました。
68歳まで働いて、その後民生委員等をして社会参加をした事が、
元気に長生きできる元だったなと言っています。 

父が入院できてホッとして新幹線に乗って家に帰ると、
しっかり立っていた君子蘭の花が横向きになっていました。
あわてて水をやっても 横向きのまま。
庭ではチューリップが3個も咲いていて、ヒヤシンスも成長してピンク色と紫色になっていました。

コメント (2)
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