☆心に留まった光景☆

ささやかな感動した景色、出来事を載せてゆきたいです。

猿島 フランス式レンガの積立方

2014年03月20日 | Weblog

今日は晴れ、少し遠く猿島を歩くことにしました。
前に写真を見て、行ってみたいと思った所です。
横須賀三笠桟橋から船に乗って猿島まで15分(桟橋から1.7km)の近い場所にあります。
あっという間に小さく見えた島にちかづきました。
     

猿島は周囲1.6㎞の小さな島です。
            

幕末から昭和にかけて3度、砲台が築かれ、軍事施設として利用されたそうです。

戦後は、週末にはバーベキュー、夏は海水浴等で多くの人々が来るそうです。
島にあがって階段を登るとそこは石造りの草に覆われた切り通しの道が続いています。
        
所々がレンガ作りになっていて、中に入るドアがあります。
中は兵舎や弾薬庫だったそうです。
そして角を曲った奥にトンネルがありました。
   

このレンガは明治初期はフランス式で積立られています。
この頃のフランス式の組み方で現存するレンガ作りは4件だけだそうです。
明治20年ごろからはイギリス式が広がったそうです。
イギリス式はレンガ長手だけの段と、小口だけの段と、一段おきに積む方式で、
フランス式は、一段にレンガの長手小口を交互に積む方式だそうです。
横から見ると積立方に寄ってレンガの模様が違う事を始めて知りました。
トンネルの向こうにまたトンネルがありました。

                     

正面に見えたトンネルの他に、右側にも雰囲気の違うトンネルがありました。 
  右側 中に入ると

右側に行かず島の北の端を目指して正面のトンネルへ。
トンネルを出て島の北西の角にある日蓮洞窟へ行きました。
端まで行くと砲台の丸い台座が残っていました。半径は約2mだそうです。
この下には地下弾薬庫があり、下から砲弾を補給し、撃っていたそうです。
真っ黒い煙が海の向こうで上がり、何かなと見ていたらすぐ消えました。

    猿島地図拝借 

隅に階段があり下は海です。
下に降りると日蓮洞窟がありました。海の傍に降りて波の打ち寄せるのを見てゆったりしました。  
       

また登って、歩くと古い丸い見晴らし台もありましたが、崩れるからか登れないようになっていました。
その後北東の角に行くと同じような砲台の跡があるました。
また階段があって下に降りると砲台が、その隣に江戸末期の古い砲台の跡らしきものがいくつかありました。

      横に古い砲台が  

2時間15分後の乗船時間に合わせて南側の船着き場に戻りました。
傍に木のウェーブの天井の素敵な建物でありましたが、

今の時期は土日だけ営業で、今日はお休みでした。
             

コメント (2)
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