tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

立春が1日ずれたことからの連想など

2021年02月04日 12時09分10秒 | 文化社会
立春が1日ずれたことからの連想など
 昨日が立春でした。立春は2月の4日のことが多いのですが、今年は1分違いで2がう3日になったことが結構ニュースになって、コロナ騒ぎの中でも、年中行事は、やっぱり多くの国民の重要な関心事項だと見直しました。
 昔から日本人は季節の変化の敏感で、中国から暦を入れてから二十四節季など(春節は別として)すべて太陽暦になった今日でも、中国よりも日本の方が、国民の間で、一般的な面もあるのではないでしょうか。

 そんなことで、中学生のころ、結構天文少年だったこともを思いだして、頭の中で復習してみましたら、思い出したり、発見したり、いろいろありました。

 地球の自転軸が、太陽の周りを回る公転面と23度半ほど傾いているから、緯度が高いほど日が長い夏と日が短い冬があって、中国は北半球ですから一番日が長いのが夏至、逆に一番日が短いのが冬至、その間の昼夜の長さが同じなのが春分と秋分とされています。
 ところが、日が長くなっても、気温が温まるのには時間がかかって、丁度冬至と春分の真ん中ぐらいから寒さが和らぐという事で、真ん中の日を立春としたという事なのでしょう。

 同じ理屈で、春分と夏至の真ん中の日が立夏、同様に、立秋、立冬を決めて、都合8つの節季が決まり、その中を3等分して、冬至から小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分…と続く、都合二十四節季という事に決めたのでしょう。

 日本には、俳句がありますから、これは、五・七・五の中に季節を読み込まなければなりません。そんなこともあって、立春、立夏、立秋、立冬などの節季は、特に馴染み深い言葉になっているのでしょう。

 立春の日にずれが出るのは、地球の公転周期が365日より少し長い(+5時間48分46秒)ので、24で割っていくと年々生じる誤差のせいだという事だそうです。

 ところで、昨日の天気予報によれば、明日は、気圧配置の関係で、春一番が吹くのではないかとのことでした。
 昨晩それを聞いて、立春の翌日、早速に春一番とは、今年のお天気は随分律儀なものだと思っていましたが、今日は午後になって多少風は出てきました。
 
 家の中からは、春一番というほどの風でもないかなと思っていましたが、たまたま、自転車で我が家を訪れた人が「今日は風が強いですよ」というので、やっぱり天気予報どおりかなと思っています。

 「律儀」などという古臭い言葉を使いましたが、日本には「律義者の子沢山」という諺があります。
 考えてみますと、このところ日本は少子化で困っていますが、もしかしたらこれは、日本人に、律義者が少なくなったせいではないかなどと、余計な連想をしたところです(これは冗談)。