tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

ホタルとメダカとボーフラのこと

2013年03月29日 18時13分33秒 | 環境
ホタルとメダカとボーフラのこと
 昨年、このブログで、3月に「メダカの春」、7月に「ホタル羽化」を書かせて頂きました。時折、我が家で起きる自然との関わりを書かせて頂きますが、多くの方からアクセスを頂き、何か、ささやかな楽しさを共有できたような気がしていつも喜んでいます。

 今週は、こんなこともありました。庭の隅のU字溝に雨水タンクから雨水を流す我が家の池では、今年も3月初めからメダカが10尾ほどが群れて元気な姿も見せてくれています。気を付けてよく見ると3~4ミリほどの小さなメダカもいることを先日発見しました。越冬した卵から孵ったのでしょうか。
 やっぱり自然繁殖もしているんだと、何となく楽しくなりました。

 ホタル(平家ボタル)の方は、昨年夏に卵を取り、発泡スチロール容器で孵化させ、モノアラガイやサカマキガイを餌にして育てていました。ゴミのような幼虫が、数えきれないほど生まれ、数はだんだん減りましたが、幾らか大きくなったころ、暑い日が続き、ベテランの方が「水温が30度を超えると危ないよ」と言われるので、慌てて、U字溝の池に放流しました。

 池には去年からタニシやモノアラ貝がいますから餌の心配はなく、水温も上がりませんから、これでひと安心、ただし発泡スチロールと違い、もうどこにいるのか育っているのかも見えませんから、「来年羽化するまで待つとするか」と思っていました。

 ところが、ごみのように小さい幼虫のいくつかは、発泡スチロールの壁にくっついていたようで、放流後、念のために水を張っておいた発泡スチロール水槽の中で元気に生きていました。そこでこれは部屋の隅で育てることにし、観察を続けました。

 幼虫は、昼間は赤玉土や小石や貝殻の間に隠れていて、夜になると出てきて、1つのタニシを集中攻撃し、2~3日するとまた別のタニシを集中攻撃するという形で、次第に脱皮を重ね大きくなり年末頃には数ミリから1センチ以上に成長していました。
 夜、出て来ているのを数えると40匹以上いそうです。

 先日、その発泡スチロールの水槽(25×30cmほど)の中に「何かいるわよ」と家内が言うのでよく見るとボーフラです。暖かくなって、越冬卵が孵ったのでしょうか急速に数を増し到る所でくねくねと暴れています。
 これが蚊になったらホタルの幼虫がいるので殺虫剤も撒けないし大変だということで、早速池からメダカを3尾ほど掬ってきて放しました。

 3日もしたら、ボーフラは影も形もなくなり、メダカは少し太ったように見えました。
 2尾は池に帰し、今は1尾だけボーフラの見張りをしています。