法務大臣閣議後記者会見の概要(平成31年3月5日(火))
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_01105.html
○ 児童虐待防止に向けた取組に関する質疑について
【記者】
昨日,自民党の「虐待等に関する特命委員会」が大臣に提言書を提出したところですが,改めて検討状況をお聞かせください。
【大臣】
特命委員会でも網羅的に検討されて,省庁の垣根を越えて検討すべき課題についてしっかりと提言を頂いたものと考えています。もとより昨年7月に取りまとめられた「児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策」を踏まえつつ,しっかりと取り組むことを2月の閣僚会議でも確認したところですが,頂いた提言をしっかりと受け止めて,検討すべきは検討していきたいと思いますし,関係省庁との連携もしっかりと行っていくべき課題だと思います。いずれにしても,しつけや懲戒権の名の下に虐待が許されるということはあってはならないということをしっかりと国会の質疑でも発信していきたいと思っています。
【記者】
児童虐待防止法の改正法の施行後,懲戒権について一定の期間を設けて検討するとの報道がありますが,スケジュール感についてお聞かせください。
【大臣】
児童虐待防止法がどのような改正内容になるのかということについては,今後の与党,あるいは国会の御議論を待ちたいと思っています。懲戒権に関しては,平成23年の民法改正の経緯で「子どものために行う」という趣旨を明確にする改正があったということで,懲戒権を理由に児童虐待を行っていいということは絶対にあり得ないということは規定上も明らかであると考えていますが,それを児童虐待の口実にするという現在の状況があることに対してどういうことが可能なのかということは,しっかりと検討していかなければならないと考えています。民法の改正ということになると法制審議会にお諮りする必要があると考えており,どのような手続で進めるのかや,あるいは民法の規定を変えるべきなのかということも含めて,しっかりと検討していきたいと思っています。
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_01105.html
○ 児童虐待防止に向けた取組に関する質疑について
【記者】
昨日,自民党の「虐待等に関する特命委員会」が大臣に提言書を提出したところですが,改めて検討状況をお聞かせください。
【大臣】
特命委員会でも網羅的に検討されて,省庁の垣根を越えて検討すべき課題についてしっかりと提言を頂いたものと考えています。もとより昨年7月に取りまとめられた「児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策」を踏まえつつ,しっかりと取り組むことを2月の閣僚会議でも確認したところですが,頂いた提言をしっかりと受け止めて,検討すべきは検討していきたいと思いますし,関係省庁との連携もしっかりと行っていくべき課題だと思います。いずれにしても,しつけや懲戒権の名の下に虐待が許されるということはあってはならないということをしっかりと国会の質疑でも発信していきたいと思っています。
【記者】
児童虐待防止法の改正法の施行後,懲戒権について一定の期間を設けて検討するとの報道がありますが,スケジュール感についてお聞かせください。
【大臣】
児童虐待防止法がどのような改正内容になるのかということについては,今後の与党,あるいは国会の御議論を待ちたいと思っています。懲戒権に関しては,平成23年の民法改正の経緯で「子どものために行う」という趣旨を明確にする改正があったということで,懲戒権を理由に児童虐待を行っていいということは絶対にあり得ないということは規定上も明らかであると考えていますが,それを児童虐待の口実にするという現在の状況があることに対してどういうことが可能なのかということは,しっかりと検討していかなければならないと考えています。民法の改正ということになると法制審議会にお諮りする必要があると考えており,どのような手続で進めるのかや,あるいは民法の規定を変えるべきなのかということも含めて,しっかりと検討していきたいと思っています。