司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

法人登記

2007-01-07 17:56:07 | 会社法(改正商法等)
 近畿ブロック新人研修「その他法人登記」を聴講。新人の方々向けの講義であるが、3月16日(金)に、東北ブロック新人研修(盛岡市)で7時間、会社法、商業・法人登記について講師を務めることとなっているため出向いた次第。「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」等が既に成立しており、施行の運びになると、法人登記も大きく様変わりする。非常に参考になりました。
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「会社法の基本を問う」

2007-01-07 00:26:23 | 会社法(改正商法等)
稲葉威雄著「会社法の基本を問う」(中央経済社)
http://www.chuokeizai.co.jp/cgi-bin/asearch2.cgi?&NUM=4-502-94550-1

 昨日(6日)、群馬司法書士会の会員研修会「会社法の基本を問う」を拝聴。講師は、稲葉威雄早稲田大学大学院法務研究科教授。会社法のあるべき姿という視点からの含蓄のある解説。冒頭、プロフェッショナルの役割論として、「立場に徹するが、公正の観点を忘れてはならない。」「自由の中でいかに自律的に規律を持つか。」「無能は罪悪(プロフェッショナルの役割に反する。)」というご指摘は正鵠を射ていた。平成18年度司法書士試験の合格者ガイダンスとセットの講演会であり、合格者の方にも貴重なご教示であったと思われる。

 高崎駅から前橋駅までの車中で、稲葉教授と偶然隣合わせとなり、会場までの道中をご一緒させていただき、貴重なご示唆を頂戴する幸運に恵まれた。ありがとうございました。

 また、群馬司法書士会の皆様には、たいへんお世話になりました。厚く御礼申し上げます。

 なお、これまでご紹介した論稿のほかに次のものがあるようである。

①「法律の分かりやすさ-これを支えるものと阻害するもの-会社法を例にとって」民事法情報(民事法情報センター)232号(2006年1月号)3頁
②稲葉威雄・上村達男両教授に聞く「会社法の問題点を斬る」早稲田ビジネススクール・レビュー(日経BPムック)4号82頁
③「会社法のどこが問題なのか」世界(岩波書店)2006年11月号128頁


cf. 平成18年5月3日付「会社法の主要論点をめぐって」
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