司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

日経の全面広告が増えている

2007-01-05 00:15:05 | 会社法(改正商法等)
 最近、日経の全面広告がやたら増えていることにお気付きの方も多いことであろう。

 株式会社が決算公告等の法定公告を行う場合、特に上場企業の大多数は、定款で定める公告方法として「日本経済新聞に掲載する」と定め、同紙に掲載していた。よって、日本経済新聞社が公告掲載収入に依存するところは大きかったと思われる。

 しかし、電子公告を採用する上場企業が増加、それと反比例して、同社の公告掲載収入は激減する。日経の全面広告が激増しているのは、そのためであろう。

 とはいえ、全面広告が紙面の4分の1を占め、他面においても下3分の1、あるいは下2分の1が広告だったりする。ページ数が同じで、広告スペースが増えているとすると、いわゆる記事は減少していることになる。窮境にあるのかもしれないが、ちょっとやり過ぎでは。それとも、従来の「公告」スペースを「広告」で埋めているだけであろうか。
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