伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

御蔵島が見える日

2010年02月07日 | 日記
2月7日

我が家の二階の窓からは「八丈島」を除きいわゆる「伊豆七島」をすべて見渡すことができる。

遠い「八丈島」を見ることはできないが、相模灘に浮かぶ大きな島でありながら「伊豆七島」から外されている「式根島」を加えるなら、「伊豆七島」(伊豆大島・三宅島・御蔵島・新島・式根島・神津島)を一望するといってもいいだろう。

(「式根島」は「新島」と陸続きだったが、地震で切り離され島となったので、以来「新島」の属島扱いにされたという。)

一望できるとはいうものの、この七島のうち「御蔵島」をみることができるのは年に何回もあるわけではない。また、見えるといてもそのほんの一部分、しかも微かに微かにしか見ることはできない。


その「御蔵島」の姿を、今日はとうとう写真に捕らえることができた。

この写真、一見すればなんの変哲もないものだが、私個人にとっては長年の念願を果たした貴重な写真なのである。




真ん中に見える鮮やかな島影が「利島」、右端に少し見えてるのが「新島」、左側にあるのが「三宅島」だが、この「三宅島」がはっきり見える日もあまり多くはない。今日は島の上にかすかに白い噴煙らしきものも見て取れる。

この「三宅島」と「利島」が重なる部分はいつも島裾が落ち込んでみえるのだが、今日は落ち込み部分を埋めるようにもう一つの島が重なってみえる。

写真ではおぼろげだが望遠鏡でみるとこれがはっきりする。「三宅島」と「利島」が重なっているその向こうに「御蔵島」が盛り上がって見えるのである。

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こんなに海と島とが鮮明に見える日は滅多にない。

今から21年前、温泉あり冬暖かく夏は涼しい「伊豆高原」に住みたいというだけで、定年退職後にこの地を選んだ。

敷地を選定した日は曇天だったから海は見えなかったが、東側に「伊豆大島」が見えるとは聞いていた。決して「海一望」の土地を望んだわけではなかったのだが、よほどついていたのであろう。

ちょうど今頃の季節だったか、新築工事の真っ最中、ごった返す骨組みだけの二階に上がり新しい木組みの香りの中で、これと全く同じような相模の海の景色を最初に見た日の感動を思い起こした。


      伊豆大島                                      三宅島 御蔵島 利島  新島   式根島     神津島   

(こんな景色を写そうと努力するからか、カメラの腕もだんだん上がってきている‥‥‥。)

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