伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

雨の箱根路

2015年04月15日 | ウオーク

4月13・14日    (月・火)     

3年前に「三金会雑記」106号の刊行を最後に大学在学以来の長い交流を続けてきた「三金会」は解散になったが、それでも東京・横浜・湘南・伊豆に住む旧会員は年に一度は東京に集まって旧交を温めている。

今年は、せっかくの機会なのだから、少し遠出をしてゆっくり一泊しようということになった。

小田原駅で全員集合、登山電車で強羅まで行き「箱根強羅ホテル」に泊まることになったが、寄る年波には勝てずに男性3名は動けず欠席、男性はわずか2名と女性4名、80歳を超えた男女の7名の集まりになってしまった。

残念ながら、当日は朝から雨、翌日も雨が続くという悪天候で、時期的には全山桜と新緑の映える箱根の最もいい季節だが、登山列車の途中は雨雲に隠されほとんどなにも見えない。

だが、もともと観光は二の次、集まって食事して話をするのが目的だからそれも良しとするか。

2:00頃にはホテルに到着、それぞれゆっくり温泉に入ってから、いよいよ食事という段になって一騒動が勃発。

ゆっくり食事をしようということで「部屋食」にして貰っていたのだが、80歳を超える男女の集まりだけに、いずれも脚や腰などの具合がよろしくなく、畳の座敷にじかに座るのが苦手ときた。そのための手頃な座椅子をホテルが人数ほど揃えることができない。

改めて食堂へ場所替えをしようにも、今となっては食堂にしかるべき空きスペースはない。

そこでホテルが考え出したのが、昔の宴会で大活躍していたが現在はほとんど使われなくなっている膳部を七つ積み上げてテーブルの高さにするという方法。空いている別室にこれを設えたら、黒の漆器に金模様を浮かび上がらせたなかなか豪華な食卓が七つ出来上がった。

この工夫に皆大満足、おかげで他に煩わされることなく食事と会話を長い時間楽しませて貰った。

食事が終わった後も、部屋の掘り炬燵に全員潜り込んで爺婆のとりとめない雑談が続き、12:00近くなっても誰も立とうとしない。いつまでもというわけにもいかないので12:00に解散。

翌日も雨、全員箱根には何回も来ているので、そのままガラアキの登山電車(時間が早いので乗客少なし。しかしすれ違う上り電車には人が一杯)で一路、雨に煙る新緑をくぐり抜けて小田原駅まで。

昼食には早いので、駅前の喫茶店でコーヒーを飲んでから一応解散となる。

  

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1 コメント

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Unknown (エイジング)
2015-04-18 23:06:29
雨に濡れた木々の緑もいいものですね。

お膳の工夫は素晴らしいこと。
楽しそうな様子がうかがえました。
また来年も、ぜひ!
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