今回の徳力富吉郎「版画京都百景」は「祇園会宵山」です。
祇園祭の宵山は14日から16日ですが、一足早く戦前の宵山の版画をお届けします。
時代でしょうか、現在よりも浴衣がけが多く、日本髪も見られます。
ちなみに、14日は宵々々山、15日は 宵々山、16日を宵山と区別もします。
作品 「祇園会宵山」 昭和8年(1933)

作品解説文
祇園祭の前夜二,三日を宵山という。
日暮から鉾の両側に提灯を吊るし、祇園囃を鳴らして技を競う。
浴衣がけの男女、老いも若きも皆々見物にでかけ、そのために四条通りは大混雑で車の通行止めも行われる。
祭の前日の夜遅く、囃方一同は青竹に鉦を釣り、笛を吹き囃ながら歩いて八坂神社に詣で、明日の祭の無事を祈る。
宗達の屏風ありやと見てありく
鉾町めぐりおもしろきかも 勇
私が撮影した昨年の祇園祭宵山です。
19時過ぎ四条通りもかなり混雑しています。


今年は宵山が土曜日です。かなり混雑しそうです。
作品