京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

美の壺 『九谷焼』

2013-09-23 06:43:56 | 美術・博物館

美の壺 『九谷焼』file186が9月8日再放映されました。
私は焼き物は全くの無知ですが、見るのは結構好きなほうです。
有名な九谷焼ということで、拝見した次第です。
番組は私のような素人にもわかりやすく、九谷焼の特徴と魅力を伝えてくれました。

美の壺 九谷焼の鑑賞ポイント
九谷焼とは、江戸時代より今の石川県で作られてきた磁器のことです。
一点一点丁寧に書かれた華やかな色絵が特徴です。

【壱のツボ 緑と黄はあこがれの色】

江戸時代前期に作られた磁器「古九谷」。九谷焼の原点です。ゴッ ホの油絵を思わせる、古九谷の力強い色彩。かの魯山人も「恐ろし く芸術的」と絶賛しました。 中でも「青手」と呼ばれる緑と黄を大胆に使った器は古九谷を代表 する様式でした。 しかし古九谷は50年ほどで突然作られなくなりました。

それから120年後、江戸時代後期に加賀の地で「青手」がよみがえ ります。試行錯誤を繰り返し、古九谷の鮮やかな色を再現しまし た。そこには加賀の人々の、緑と黄への深い想いが込められていま した。 一つ目のツボは、 「緑と黄はあこがれの色」
















































【弐のツボ ミクロの技がつくる華やぎ】

江戸末期から明治時代にかけて、細密なデザインが登場します。白 地に赤で絵付けされた「赤絵」です。 九谷焼の絵付け師たちはどれだけ細かく描けるか、腕を競い合いま した。目に飛び込んでくる赤絵の華やかさ。それは幾千もの点と線 が織りなす、職人の技の結晶なのです。 九谷焼鑑賞、二つ目のツボは、 「ミクロの技がつくる華やぎ」




















【参のツボ 色絵が盛り上げる加賀のハレ】

色鮮やかな九谷焼。 それは、長い冬を豊かに彩ろうとした、加賀の人々の、想いの結晶 なのです。




















こういうすばらしいものを見るとゾクゾクしてきます。