京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『杉山寧 展』 悠久なる刻を求めて

2013-09-06 06:18:35 | 美術・博物館

高島屋京都で杉山寧の展示会(9月4日~16日)が開催されていましたので、見に行きました。




杉山寧は気に入っている日本画家の一人です。
杉山寧は、1909年(明治42)に東京で生まれ、東京美術学校日本画科に学び、在学中に第12回帝展 で初入選し、翌年の第13回展では最年少で特選を受賞するなど、早くから才能を開花させ将来を嘱望 されました。そして11970年(昭和45)に日本芸術院会員、1974年(昭和49)に文化功労者に選ば れ、文化勲章を受賞するなど数々の栄誉を受け、1993年(平成5)に84歳で没するまで精力的な制作 を続けました。
代表作品 [編集]
「野(の)(1933年)(東京藝術大学大学美術館)
「穹(きゅう)」(1964年)(東京国立近代美術館)
「洸(こう)」(1992年)(ポーラ美術館)

高島屋京都の展示会では、初期から晩年までの本画・素描をあわせ約70点が展示されています。
私は二十歳の作品「南天」1929年絹本彩色や、若い頃の「椿と乙女」、「海女」などが好きです。1978年から3度トルコを旅していますが、カッパドキアの奇岩の絵は、地球外の景色に見えます。エジプト連作の「悠」は圧巻です。
1978年、1984年、1985年の3回イタリア、ギリシャを旅した絵もいいですね。法隆寺夢殿の観世音菩薩も好きです。

杉山寧の展示作品のー部です。
光 1980


薫 1975


悠 1963


生 1971


椿と乙女 1931


海女 1934