鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3456回】 土俵の中央で相撲を取る

2020年06月16日 | 住宅コンサルタントとして

経営者は追い込まれてはいけません。

 

常に精神的に余裕を持って、

経営をする必要が絶対にあります。

 

いろんな情報をインプットするために

彼方此方に視察に行ったり、

いろんな人と会ってお話を聴いたり、

新規事業・新商品・新サービスを開発したり、

社員さんのモチベーションを高めるような企画をしたりと、

やるべきことは多々、ありますが、

資金と時間に余裕を作っておかなければ、

こういった新しいことに取り組むことができないのです。

 

では、どうすれば未来志向の、余裕を持った経営ができるのか?

 

それはギリギリに追い込まれないよう、

商売が順調なうちに次の一手を打っておく、

ということに尽きます。

 

土俵に足がかかったら、「もう後は無い」と焦り、

冷静な判断もできず、身体に力が入ってしまい、

しなやかな動きをできない人もいるでしょう。

 

私自身はそういうタイプで、

数字に関しては、常に先を見て準備をして、

想定外のことがあっても達成できるよう、

組み立てる習慣が身に着きました。

 

住宅会社で言えば、1年分の受注残を残して新しい期を迎える。

 

今期の決算は、もう期首に黒字が決まっている、

という状況で経営したいと思います。

 

1月が期首の会社だとして、

6月くらいに、

 

「やばい!来期の数字がこのままだと不足するかも・・・」

 

と、焦るタイミングが早い経営者でありたいと思います。

 

当期に入ってしばらくしてから、

当期の決算のことを考えているようでは、

常に土俵際で相撲を取っていることと同じ。

 

余裕を持って経営したいですね。

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