鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第609回】 業績が上がった時に取り組むべきこと

2012年08月31日 | 住宅コンサルタントとして
業績が良くない企業が抱えている悩みは、大抵受注・売上のことが圧倒的に多いです。
もしくは、それらのベースとなる、お客様のご来場数、反響数について、悩まれていることが多いです。

この部分の問題を解決するにあたり、
モノづくりに真剣に取り組み、かつお客様が潜在的に求めていることを理解できる会社であれば、
正直、業績向上は難しくありません。

期間として、1~2年程度あれば、業績向上は可能です。

自分達は良い家をつくっている、という勘違いをしている住宅会社は、
お客様の視点に立てば良い家を建てることが出来ていません。
こうした会社が小手先の手法で業績を上げようとした場合、
いつになっても結果は変わらない、ということはありますが・・・。

ただ業績が向上すると、今までと全く異なる問題点が多々発生します。

業績が伸びるということは、たくさんのお客様の家づくりをさせていただくということです。
当然、打ち合わせ回数も増えますし、打ち合わせさせていただくお客様の数も増えるのです。

すると、これまで起こらなかった打ち合わせミスや発注ミス、
お客様への対応の不備などが増えることが多いです。

こうした問題は、何よりも早く解決しなくてはなりません。

自社に家づくりという、ご家族にとってで最も重大な決断を自社に託して下さったお客様に対し、
ご迷惑をかけるということは、あってはなりません。

業績が向上した際に、住宅会社として取り組まなくてはならないことは多々あります。

例えば、社内のルールをつくる。
受注後の業務フローを確立する。
チェック体制を構築する。
協力業者さんにも参加していただき、品質向上についてPDCAサイクルを回し続ける。

これらを確立し、実際に回すことが出来れば、更なる飛躍が待っているのです。

業績が上がった際に取り組むべきこと。
皆さんの会社では、出来ていますか?
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