鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第585回】 業績を上げる前に、やっておきたいこと

2012年08月07日 | 住宅コンサルタントとして
最近、ニューヨークに無償に行きたい(というか、住みたい)と思っている、
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

ニューヨーク在住のあるライターさんが書かれた本をクライアントの社長からおススメいただいて、
それを一気に読んだのですが、もう心はニューヨークって感じです。

先日、ちょっと良いご縁をいただいた、イケメンの方とコラボして、
ニューヨークでお仕事をつくろう、ともう面白い発想が実はあるのですが・・・。

さて、受注棟数も利益率も上がっているのにも関わらず、いざ決算で締めてみると
大して利益が出ていない会社があったりします。

社員一人あたりの生産性も悪くない。
スタッフ皆、一生懸命仕事に取り組んでくれている。
でも、利益が残っていない・・・。

企業を経営していく上で大切なのは、安定経営をして、
お客様と従業員の方を守っていくことです。

ですから、ちゃんと利益を出せる体質になり、
利益を出して納税し、かつ内部留保を確保しつつ非常事態に備えたり、
いつでも投資出来る体制をとっておくことです。

そのために、儲かる体制、儲かる体質になることが大切です。

具体的には、利益に対する考え方、経営に対する考え方を確立すること。
そして、実行予算作成時に出る予定利益が、完工までどのような推移をしているかを
チェックできるしくみを構築することです。

追加工事ややり直し工事が絡んで大きく利益を改悪するケースがあります。
利益が当初の予定より悪くなることに対し、経営者が問題意識を持って、
徹底的に原因を究明し、解決することが大切です。

2012年、2013年。
マーケティングセンスがあり、真剣に取り組んでいる会社は
どこも業績が良いです。

ただ、ここで利益がキッチリと残せる会社にならなくてはなりません。

利益率推移がチェックできる体制。
問題が発生した場合、その原因を究明し、解決できる体制。

こうしたしくみがまだない会社さんは、早急に社内につくりたいですね。
コメント
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