鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第583回】 経営力とは?

2012年08月05日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ経営者がプレーヤーとして優秀であったとしても、
企業の業績を高めるためには、スタッフの力が必要です。

所詮、社長がどれだけ優秀でも、一人工な訳です。
住宅建築にしても、リフォームにしても、建築資材の販売にしても、
結局のところ、稼いでくれる社員、仕事を任せられる社員がどれだけいるかで業績は決まります。

私が今、素晴らしい会社だと感じるのは、目先の業績が良い、悪いでは無く、
スタッフがどれだけ目をキラキラさせて、働く目的を理解して働いている会社、
更にスタッフや会社から感じられるオーラが一般的な会社とは異なる会社です。

スタッフのモチベーションを高めるために、各社さんがいろんな取組をされています。

例えば、朝礼を変える取組をされている会社。
とても厳しい研修で知られる研修系の外部機関に、強制的に研修に行かせる会社。
マニュアルでガチガチに固め、更に見える化を徹底している会社。

最近思うのは、これらの取り組みは必要かもしれませんが、
これらだけでは社員さんのモチベーションが大きく変わらないのでは?ということです。

スタッフの根底にある、考え方や価値観が経営者のそれと一致することが、
最も大切ではないかと思うのです。

そもそも人は何のために働くのでしょう?
働くことの目的は何なのでしょう?
我が社が存在するのは、何の為なのでしょう?
我が社の存在目的は?
その目的を達成するために、今期は誰がどんなことに取り組み、どれくらいの成果を出すのでしょう?

こうしたことの共有が出来ていて、更にこれらを踏まえて実際に行動できている会社が、
本当に素晴らしい会社だと思います。

そして、そうしたことを実現する力が、経営者の経営力だと思います。
コメント
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