鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第603回】 インプットだけでは全然足りない

2012年08月25日 | 住宅コンサルタントとして
研修を受けたり、本を読んだりしただけで、勉強したと思っている方がいます。
もしくは、ノウハウを知っただけで、それが自分のモノになった気になっている方がいます。

でも、それは大いなる勘違いです。

インプットしただけで、それをアウトプットできる人は、1万人に1人の超天才のみです。
ほぼ全ての人は、実際に自分が学んだことを現場で形にするためには、
猛烈なアウトプットの練習(これを私は「素振り」と呼んでいます)が必要なのです。

「分かったこと」と「お客様の前で出来ること」は全く違います。
良いことを知っただけでは意味が無く、お客様の目の前でアウトプット出来るようになって、
はじめて意味があるのです。

資金計画。
土地紹介。
業者の見分け方。
迷っているお客様に対して方向性を決めていただく際のトーク。
プレゼン前のテストクロージング。

これら全てのトークを磨き続けることが大切です。
磨くためには、実戦でたくさんのお客様と接し、打席に立つことと試合前の素振りしか無いのです。

アウトプットの大切さを実感した人は、
自分が理解しただけではビジネス上、何の意味も無いことを分かっているので、
インプットする際にすでにアウトプットすることをイメージしながら聞いているのです。

インプットだけでなく、アウトプットの練習。
皆さんはどの程度、出来ていますか?
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