鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第590回】 目標設定をどこにするかで、チームづくりは変わる

2012年08月12日 | 住宅コンサルタントとして
オリンピックが始まった当初、生活のリズムが大きく狂いましたが、
今は自分のペースを守れている、鬼山です。

さて、今回のオリンピックで個人的に最も熱くなったのは、やはりサッカーでした。

オリンピック前、なでしこはメダルを獲得してくれるだろう、という大方の予想でしたが、
男子は当初の予想よりもかなり上振れしてくれました。

ホント、興奮させてくれました。

ただ、優勝したメキシコ、2位になったブラジルの決勝戦を見て、レベルの違いを感じました。
レベルは10年前と比較するとものすごく上がっていますが、
まだまだ世界のトップレベルとの差を感じた大会でもあったと思います。

これはあくまでも私の個人的な見解ですが、
日本のチームとしての戦略は、優勝するためのものではなかったと思うのです。

現在の日本のレベルで挑む、今回のオリンピックとしてはベストだったのでしょうが、
優勝を狙うチームとしての戦略を選択してはいなかった、ということです。

メキシコの準決勝、決勝の戦い方は、優勝するにふさわしかったと思います。

要は、2週間で6試合を見越した戦い方だったと思うのです。

一方の日本は、エジプト戦で力を使い果たしたのではないか、と感じました。
(あくまで私の個人的見解です)

前線からプレスをかけ、プレッシャーをかける。

これは、スケジュールに余裕があったり、ワンマッチであれば良いと思うのですが、
明らかにメキシコ戦以降は、動きが鈍かったような気がします。

更にパスサッカーは、グランドコンディションに大きく左右されます。

3位決定戦が行われた競技場は、ピッチコンディションがとても悪かったので、
韓国のロングボールからの一発のカウンター狙いの方が、理にかなっていると感じました。

もちろん、日本にもっと地力があり、当初からなでしこのように優勝を狙う立場であれば、
決勝戦を見据えて、全6試合でのパフォーマンスを考えた戦略もあるかと思います。

予選リーグもしくは決勝トーナメント1回戦の戦い方が変わってくるでしょうし、
メンバー選出の仕方も変わってくるでしょう。

でも、これは経営に関しても同じことが言えると思っています。

自社は市場、お客様からどう思っていただける会社を目指すのか?
最初から年間何棟、商圏エリア内のどのポジションを狙うのか?
それを達成するために、スタッフの採用時にこだわるべきポイントは何か?
どういう教育システムで、スタッフを育てていくか?
どういうマーケティングを市場内で展開していくべきか?
どういう商品開発をやらなくてはならないか?

ゴールイメージを明確にするからこそ、戦略も明確になってきます。
チームづくりも変わってくるわけです。

サッカーを見ていて、こんなことをずっと感じていました。

皆さんの会社では、どんなチームづくりを目指していますか?
ゴールイメージは明確ですか?
コメント
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