田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

カラスヘビ

2006-01-28 | 田中川
シマヘビの黒化型。
立派な大人のカラスヘビだ。川岸の公園で発見。
カラスヘビの配色は黒地と白の斑紋の比率に大小がある(漆黒の個体もいる)。

シマヘビ

メラニズム(黒色色素増)現象。
本来、シマヘビは虹彩(白目の部分)が赤いのが特徴だが、カラスヘビは写真の様に真っ黒な瞳となる。




シマヘビ










この鱗の目立った部位は、肛門板(肛板)。
腹板から肛門板、その下に総排泄孔、次に尾下板と続く、いわゆる胴と尾を分ける起点部位。
シマヘビ
触った感じは、ぬるぬるではなく、つるつるでもなく、厚手のビニール製品みたい。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蛇の雌雄 (J.J)
2006-02-04 00:47:49
蛇の雌雄は、どこでどのように見分けるのですか。このカラス蛇は、何歳ですか。

蛇には、まぶたがありますか。

返信する
雌雄 (田中川)
2006-02-07 22:06:51
単純に言えば尾が長く付け根が太いのがオス、尾が短く付け根から急に細くなるのがメスです。雌雄を100%判別するには専用器具を使用して生殖器を確認します。

シマヘビの成長の度合いは餌の密度や個体差にもよりますが、2年ほどで大人になります。この個体は2歳以上でしょう。

蛇の目には瞼がありません、代わりにアイキャップという透明の鱗が角膜の上に被さり、目を保護しています。まばたきは出来ません。
返信する
アイキャップ (J.J)
2006-02-07 22:24:36
鳥の瞬膜とは異なりますか。
返信する
アイキャップ (田中川)
2006-02-08 18:30:33
鳥との違いは知りません。

ヘビの眼には瞬膜と言う保護膜があるとされていますが、それは生物学での話し、マニアの間ではアイカップと呼んでいます。
返信する

コメントを投稿