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手前の岩の間に見えている奥の島が長島大島である。
許可を得て,生きものに詳しい人たちが生物相の調査のため,大島に入島した。
上陸後,最初に見つかったのはアカウミガメの卵の殻。豪雨で砂が流されて,産卵巣が地表に出てきていたのだ。この島でアカウミガメの産卵が確認されたのは初めてのこと。孵化率は悪かったようで,生育途中の個体たちが多く見つかった。また,腐敗臭もしていた。
この島ではドブネズミが繁殖していて,その調査は一部の人によって一泊二日で行われた。ドブネズミの体長が尻尾を含めないで約350ミリほどの個体も見つかったと聞いた。120個のネズミ捕りを仕掛けて,7個体の生息が確認できたという。陸地により近い付近の島では発見されていないので,陸地から泳いで渡ってきたとは思えない。島内には歩道が整備されているので,その工事資材に紛れ込んでいたものではないかと推察される。乳腺が発達していた個体も見つかったと女性調査員から聞いた
2010.11.12
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右奥が大島
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船はこの浜に突っ込んで止まった。舳先が低い船なので,乗り降りは比較的たやすかった。
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豪雨があったとみえ,砂浜の中央部が川底のように掘れていた。
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アカウミガメの孵化率調査を行っているところ。
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「国指定天然記念物 大島暖地性植物群落」の立て看板。周りにハマユウの株がたくさん生えていた。
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長い長い階段を登っていくと,頂に灯台がある。翌日に筋肉痛となった。
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「長島大島燈台 初点 昭和29年3月 改築 昭和51年3月」のプレートがあった。