![ヒメハラナガツチバチ♀](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/de/943e949b4943232d2c9fc6955fa5e6db.jpg)
ツチバチ科 ヒメハラナガツチバチ雌 Campsomeriella annulata (Fabricius)
津市北部の海岸地帯。セイタカアワダチソウの花で吸蜜するヒメハラナガツチバチ雌と出会った。
雌の体長は15~22ミリ。本州から与那国島にかけて分布する。スジコガネ類やマメコガネ類などの幼虫に寄生産卵する。翅端は曇る。腹部の白い4筋は白色毛のみで白斑はない。成虫の出現期は5~10月。雌は触角が短い。雄は各所に黄色紋があるので別種のように見える。
オオモンツチバチでの観察例だが、彼女たちは飛び回りながらコガネムシ類の幼虫を探しているように見えるが、いざ土の中に潜り込んだ後を追いかけてみると、彼女らは目指す幼虫になかなか辿り着いていないことが分かる。土中であちこち探し回っている。彼女が潜った辺りの土を掘り返してみても、幼虫が居ないことがあった。
ツチバチ類の雌たちはどうやらコガネムシ類幼虫の糞の臭いや体表から出る何らかの物質の臭いを頼りに探し回っているようである。幼虫たちも動き回っているから、その臭いの後を追って土中を探し回っているらしい。そんなことを研究して調べた人がいると知人から聞いたことがある。
2008.10.30
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