千里海岸の一部にハマヒルガオが群生しているポイントがあり、そのすぐ近くにまで人々がゴミを投棄していく。8月30日、美しいカメムシに出会った。ナガカメムシ科のヒメマダラナガカメムシであった。見つけた何匹かの個体、どれも黒い斑紋が異なっていた。動きが早く、なかなか静止してくれないので写真撮影は手間取った。
海岸堤防の横に草地があり、初夏には松の枝でオオヨシキリが鳴いている。以前はタチスズシロソウの自生があった、去年はカワラナデシコの花も見られた一画がある。2005.8.4群生するヤマアワが種を実らせる頃、白い穂の中にいる小さな生き物の姿を見つけた。ナガカメムシ科のクロアシホソナガカメムシであった。
2005.9.19 河芸町西池近くの古い養殖池。池を緑一色に埋め尽くすのはミジンコウキクサです。その上を歩いているのはヒメマダラミズメイガの幼虫です。写真の幼虫は蛹化間近のようで色が少し黄土色をしています。トンボはアオモンイトトンボ♀の老熟個体です。
2005.5.5田中川干潟で、アイアシ群落の中に生えているシオクグの写真を撮影していたところ、アイアシに止まっている蛾を見つけました。このほどツトガ科ツトガ亜科のマエジロツトガであることが判明しました。日本から77年ぶりの発見になるとのことです。